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カテゴリ:グットな人
きのう、帰りに本屋さんで立ち読みしていたら、 ぐうぜん、後藤新平の言葉に出会った。 後藤新平を、私がはじめて知るきっかけとなったのは、 日清戦争後、当時、日本の占領地だった台湾へ 総督として赴任する児玉源太郎が、 ”なんとしてもいっしょに来てくれ”と頼み込んで、連れて行った男だった。 当時の日本と台湾の関係は、 現在のイラクとアメリカの関係によく似ている。 台湾は日本に対し、爆発寸前だった。 台湾へ向かう、後藤新平に日本国政府は言う。。。 ”逆らうものは、容赦せず、徹底し弾圧、早期に安定させるように” 後藤は笑ってこたえる ”ヒラメの目をタイの目にすることは出来ませんよ。” ”社会の習慣や制度は生物と同様、相応の理由と必要性から発生したものであり、 ”無理に、それを変更すれば当然大きな反発を招く。” ”現地をよく見て、状況にあわせて施政をおこなっていくべきであります。” といって、国の指導を無視してしまう。 後藤が台湾へ渡り、しばらくすると、 日本の占領統治への抵抗運動は、ほぼ完全に沈静化してしまう。 こういう男でした。 後藤新平とは。 話を戻して、 立ち読みした本の中に出てきた後藤新平の言葉とは、 生き方についてのコトバでした。 ”金を残して死ぬものは下の生き方。” ”仕事を残して死ぬものは中の生き方。” ”人を残して死ぬものは、上の行き方。” さすが、 首都、東京の骨格をデザインした男のことばは重厚。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.08 09:35:53
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