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2010.01.12
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カテゴリ:グットな人



いまから100年とすこし前、




”機械が空を飛ぶことは科学的に不可能”といわれていた時代があった。





そんななか、アメリカの片田舎で小さな自転車屋さんを経営している二人の若者がいた。




その二人の若者は、ライト兄弟といった。




彼らは、大学で航空物理学を学んだわけではなかったが、



大空を鳥のように飛びたい!という強い気持ちを持っていた。




彼らは、空を飛ぶために1000回を超える飛行実験をした。


しかし1000回失敗した。



それでも二人の若者は。。。あきらめなかった。




そして、


とうとう二人は地球の重力から解放され、鳥となって大空を舞った。



もっとも、鳥になれた時間は、わずか12秒だったのだが。





このライト兄弟の成功に対して”常識”と”重力”に、しばられている人々は言った。



”風に乗っただけだ。”


”空気より重いものが空を飛ぶはずがない。なにかカラクリがあるはずだ。”




ライト兄弟は、周囲の反論、こう答えている。



”いま、間違っていることも、数年後、正しいこともある。



 いま、正しいことも、数年後、間違っていることもある。”





やがて、ライト兄弟の予想通り、すぐに飛行機の時代になってゆく。


ライト兄弟は自転車屋をやめて、飛行機製造会社へと進化していった。




自転車屋さんから飛行機製造会社へ変化することは難しいと思いますか?



たしかに簡単ではないと思います。


しかし、


おそらく、飛行機製造会社をつくること以上に、



いま、現在も自転車屋を続けてゆくことの方が、わたしは、はるかに難しいと思います。





ライト兄弟の晩年の話をひとつ紹介したい。




時は、第二次世界大戦 真っただ中、



アメリカのB-29戦略爆撃機スーパーフォートレスが、



日本のヒロシマ市に、人類史上初となる原子爆弾を投下した。



10万人のいのちが地上から消えた。



犠牲者の大半は、軍人ではなかった。




アメリカでは、新型爆弾の大成功に沸き立っていた。



そんな中、ひとり青ざめた表情の男がいた。



オーヴィル・ライトだった。



彼は、知り合いの知人にこう語っている。



”わたしの発明した飛行機が、人を殺すための道具となってしまって。。。いる。”




。。。。。。。。。。。。。。。。。。





新型爆弾の成功に沸き立つアメリカの中で、


ライトが、こうつぶやいたかどうかは。。。記録には残ってない。




 ”いま、間違っていることも、数年後、正しいこともある。




   いま、正しいことも、数年後、間違っていることもある。”





 













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Last updated  2010.01.12 09:53:19
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