【不作なんだよ】 オリーブオイルが急騰 【10年周期】
つい先日、イタリアで色出しのため硫酸銅を塗ったオリーブや産地が偽装されたエキストラバージン・オリーブオイルが押収されたなんてニュースがありましたが、国際オリーブ協会(IOC)よりオリーブオイルの世界全体の生産量が昨年、約3分の1激減したことが公表されました。CNNによると欧州の主要生産地での干ばつや伝染病が原因で、価格は昨年20%増の急上昇を示した。今年も同様の値上がりが予想されているそうです。世界の生産量の約4割を占めるスペインでは2014年、異常な暑さと乾燥気候を伴う夏季に襲われ、過去20年間では最悪の収穫量に終わり、15~16年シーズンも同様の夏季に見舞われ、収穫量は停滞している。昨年7月には高温の日が3週間続き、オリーブの早過ぎる成熟をもたらす結果となっていた。IOCによると、同国の今年の生産量は約120万トンと予想。昨年の大きな不振からは改善したが、同国の通常の生産量180万トンには到底届いていないとのこと。(2015年10月16日付『Agroinformacion』によれば、〈2014-2015年度の生産量が84万トンしかなく、2015-2014年度の160万トンに比べ半分の生産量でしかない〉〈「2015-2016年度は124万トンが見込まれている〉とのこと。)また世界の生産量の約2割を占めるイタリアでは数百万のオリーブの木が細菌の伝染病に襲われる被害が出たそうです。ということで、しばらくオリーブオイルの価格上昇は避けられない模様ですが、過去のオリーブオイルの価格推移を見てみると今回の価格上昇は予見可能だったともいえます(爆)世界経済のネタ帳より引用このグラフを見ていただければ一発でわかる通り、1996年以降なぜか末尾が6の年を中心にオリーブオイルの価格が急騰しているのです。ということで、今年、来年としのげばまたオリーブオイルの価格は落ち着くかも?????