親に出来ること、子供の目に映っていること

ミートホープによるひき肉偽装事件が新聞を
にぎわせています。

豚や鶏をまぜて牛と偽って売った。
返品を再販売した。
賞味期限をごまかした。
産地をごまかした。
･･･

どんどん悪いことが出てくる。

そんな中でいくつか気になったことが･･･

普段使わない部位の肉をひき肉にした。
　⇒地球環境を考えると良いことかも。

豚や鶏を混ぜて作ったコロッケを牛と表示して販売。
　⇒味のクレームがないということは豚や鶏をまぜて
　　牛に負けないおいしいコロッケを作った。
　　　⇒すごい技術かも。

雨水で肉を解凍した。
　⇒省資源。環境に優しい方法かも。

確かに悪い事をたくさんやってる。
だけど、それにひきづられてすべてを否定すると、
何かを見失ってしまう。

肉の加工ではすごい技術と知識を持っていたんだと思う。
適正な表示をして販売していればむしろその技術力を
高く評価されたのかもしれない。

自分の技術、知識、成果を人に認めてもらうことが
きちんと出来るかどうかは、技術や知識を高めたり、
成果を出したりすることと同じくらい重要だと思う。

どれだけ頑張ったか、
どんなことを覚えたのか、
どんな工夫をしたのか、
覚えたことをどんな場面で役立てたのか、
自分がどう感じたのか･･･
いろいろなことを人に伝えなければならない。

自分の努力や成果を人が全部見ていて、評価してくれる
のが当たり前と思っている人が多い。
だから、評価されないと、こんなに頑張ったのに評価
してくれないと不満に思う。

だけど、本当は、頑張るところまでで終わりではなくて、
頑張ったことをきちんと人に伝えて、分かってもらう
ところまでが自分の責任。

日本人はアピール下手。
アピールは悪だと思っている人も多い。
だけど、これからは、きちんと自分のことを人に伝えられる
能力がなくてはならない時代になってきている思う。

ウソをつくのではなく、
正しく、真っ当に自分を評価してもらえる自己アピール力を
子供に身につけさせてあげたい。