音読がコミュニケーション能力の源
最近、自分のことをうまく表現出来ない子が増えてる。その原因の一つが本読みだと思う。親が子供に本を読んであげる時間が減ってる。そして、子供が自分で声に出して本を読むことが減ってる。親がたくさん本を読んであげると、子供はそれをまねして本を読むようになっていく。親は子供に読み聞かせるために声に出して読む。子供がそれをまねして読めば、自然に音読になっていく。うれしいときはうれしそうに、怒ったときは不機嫌そうに、悲しいときは悲しそうに、楽しいときには楽しそうに、つまらないときはつまらなそうに。読むのがうまくなくても良い、状況に応じて子供に分かる程度の変化をつけて読めば、子供も少しずつ、変化をつけて読むようになっていく。これが子供にとって大切な感情表現の練習になる。状況に応じた言葉の抑揚のつけ方の練習にもなる。人は経験のないことはうまく出来ない。テレビやゲームなどによるインプットの機会ばかりが増えて、声に出して何かを表現する機会、アウトプットの場は確実に減っている気がする。やったことがないから表現がうまく出来ない。うまく出来ないとやりたくなくなる。声を出さないことが当たり前になると、声を出すことすら出来なくなる。言いたい事がどんどん内にこもっていく。ただ声を出して本を読むだけで、子供のコミュニケーション能力が高まって、未来が開けるとしたら、やってみない手はないと思いませんか。