親に出来ること、子供の目に映っていること

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• 怒りん坊はクセになる

  いつも怒っていると、怒ることがクセになります。ちょっとしたことで腹が立ちます。でもあまり深刻に考える必要はありません。クセは直せます。いつも怒っていると、無意識に怒るネタを探してしまいます。一生懸命怒るネタを探すと、必ず見つかります。何でも良いんですから、簡単です。そして、ネタを見つけると反射的に怒ります。怒る人も怒られる人もつまんないですね。クセは少しずつ直しましょう。怒るネタを見つけたら、ちょっと考えましょう。今ここで怒る方が子供の成長につながるのかなあ？成長のためなら、心置きなく怒りましょう。そうでなければ、深呼吸。今、目の前にある光景をテレビの中の場面として見てみましょう。さて、ドラマの主人公はここでどうするでしょう。たくさん選択肢を考えましょう。こうやって考えているうちに怒りが収まってきます。選択肢の中から一番良いと思う方法で対応しましょう。いつもこれくらいのんびり考えられたら、きっと怒ることなんてないんでしょうね。人は感情を持っています。どうしても腹が立って許せないこともあります。のんびり選択肢を考えることなんて出来ないこともたくさんあります。それはそれで良いと思う。どうしても腹が立ったら怒ればよい。ただ、いつもいつも「怒りグセ」を直そうという意思を持っていて、そのために一生懸命努力していれば、いつかは必ず「怒りグセ」は直ります。のんびりかまえてゆっくり行きましょう。

  2006年07月05日

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• 酢と子育て

  酢は健康に良いと言われています。何千円もするものから１００円くらいのものまでいろいろあります。値段の差と健康への効き目は全く関係がありません。高いものを短期間飲んだり食べたりするより、少しでも長い期間ずっと続ける方がはるかに効果があります。子育てと似てると思いませんか？どんなに正しいことでも、一度話しただけでは子供は理解しません。どんなに厳しい言葉でも、一度言っただけでは子供は行動を変えません。本気で子供の心に刻みたい言葉は、長い期間ずっと言い続けることが大切です。子供にずっと言い続けている言葉はありますか？子供の心に刻みたい言葉はありますか？何度言っても子供が変わらないと思ってませんか？大丈夫。言葉は少しずつ子供の心に溜まっています。１回１回の効果は実感出来ないかもしれませんが、ずっと続けることで必ず良い方向に向かいます。子育てには体力も必要。酢を飲んで健康になって、しっかり子育てしましょう。酢は１日大さじ１杯を毎日飲むと良いそうですよ。

  2006年07月04日

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• 枠をはめた教育が子供の成長を阻害する

  今日、娘の学校でプールの検定がありました。娘は、この検定のために、土曜日4時間、日曜日1時間半の練習をしていました。娘の学校では、クラスが３つに分けられています。クロールが出来る子はAクラス、バタ足が出来る子はBクラス、まだバタ足がうまく出来ない子はCクラスです。娘はBクラスで、Aクラスになりたいということで、一生懸命練習をして今日を迎えました。ところが、今日の検定では、Bクラスのひとはクロールはやれなくて、Bクラスの種目のバタ足か蹴伸びしかだめだと言われたそうです。せっかく努力してクロールが形になってきたところなのに、Bクラスだからクロールはだめだなんて。いっしょに練習した娘の友だちは、クラス分けのときうまくバタ足が出来なくて、Cクラスになったそうです。その友だちも娘と一緒に一生懸命クロールの練習をして、かなりうまくなっていました。この子はCクラスなのでバタ足もさせてもらえなかったということになります。一生懸命練習した娘はかなり失望していました。クロールがうまくなった喜びを忘れかけていました。クロールが出来る子がバタ足も許されないなんて。何でそんな枠をはめるんでしょう。子供はどんどん成長しています。昨日出来なかったことが今日は出来てしまいます。一旦決めた枠組みで子供の成長を止めてしまうなんて。枠をはめた方が教える効率は良いのかもしれない。伸びる子を抑えて、遅れた子を引き上げる。そうすることで全体が均一な水準になっていく。これは水泳に限ったことではないと思う。平等の認識違い。機会の平等ではなくて、結果の平等。それによって、やる気のある子、努力をする子が報われなくなる。伸びる子はどこまでも伸ばしてやって欲しい。でも、そう簡単に学校は変わらない。だったら、どれだけ押さえつけられても負けないで伸びていく、そんな力を子供に身につけさせたい。どんな困難にも負けない強い心を持って欲しい。

  2006年07月03日

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• 好きな本ならどんどん読書が進む

  今日、図書館に行ってきました。最近の娘の読書量は半端じゃない。2週間に1回図書館に行っていますが、今日は、先回借りた本10冊を返して、新たに12冊借りました。今日借りたのは、読み物　　　5冊なぞなぞ　　5冊おまじない　1冊クイズ　　　　1冊最近はなぞなぞ、クイズがお気に入り。なぞなぞが読書かと言いたいところですが、本を読む習慣をしっかりと身につけるため、この際、読むものは何でも有り。本を読んでいるのが楽しくてしょうがない。それが少しでも長く続けば良い。心の底に読書は楽しいということが刷り込まれればもっと良い。大人が読んで欲しい本を1冊無理に読ませることで、このあと自分から読む何十冊、何百冊が読まれなくなることも考えられます。いつまでこの読書量が続くのか。これからどんなジャンルに興味を持っていくのか。しばらくは見守って行こう。全部なぞなぞになることがないように祈りながら。

  2006年07月02日

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• 

  子供はみんな天才です

  校の成績で子供を評価してしまいがちですが、学校の成績が子供の才能のすべてとは限りません。例えば「金持ち父さんの子供はみんな天才」この本の作者のロバート・T．キヨサキは学校の成績はあまり良くなかったようですが、大金持ちになりました。そして、この本の中で、学校ですべてのことを教えてくれるわけではないこと、学校の成績だけが子供の才能ではないこと、子供は必ず何かの才能・可能性を持っていること、などを教えてくれています。私がいつも思っていた「子供はみんな天才」がそのままタイトルになっていたので読んでみたのですが、子供に対する考え方の本質は同じだと感じました。エジソンも学校では評価されませんでしたが、発明王になりました。学校の成績が子供のすべての才能を表すわけではない。学校以外で身につけるもの。遊びの中で覚えるもの。家庭の中で育まれるもの。その子がもともと持っている感性。そういったものが一体となって子供の才能を形作ります。見逃している能力はないか？伸ばしてやれる可能性はないか？自分で伸びようとしている才能はないか？親だからこそ気付くこと、親だからこそ伸ばしてやれると、親だからこそ見守れることがあると思います。うちの子にもきっとまだまだ見つけられていない才能がたくさんあるはず。子供はみんな天才なのだから。

  2006年07月02日

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• 子供を早く寝かせる方法

  今日のニュースで中高生の４人に一人は不眠だとか。（厚生労働省が10万人の中高生を対象に調査）不眠が多いのは・男子・精神的健康度が低い・朝食を食べない・飲酒習慣あり・喫煙習慣あり・部活動に不参加・大学進学希望なしなどと答えた生徒だったそうだ。以前、寝ることの大切さをブログでご紹介しました。　寝る子は育つ 　　http://plaza.rakuten.co.jp/riipapa/diary/200605090000/　寝ることの大切さ　　http://plaza.rakuten.co.jp/riipapa/diary/200606030000/寝かせた方が良いのは分かっているけど、どうしても寝てくれない。そんな悩みを抱えた方もたくさんいると思います。人はいつかは寝ます。寝ないというのは、寝る時間がずれているということ。ねむたくないのに寝かせるのは難しい。そこで、寝る時間ではなくて、起きている時間をコントロールすれば寝てくれるようになる場合があります。まず朝は少しずつ早く起こして、朝の光に当てる。少しずつ早く起きることで少しずつ早く寝るようになります。お昼寝をしている場合は、お昼寝の時間を短くします。たっぷりお昼寝をすると、夜は絶対に眠れません。運動量との兼ね合いですので、子供がクタクタになるまで運動したときは少し長めのお昼寝をしても大丈夫ですが。夜は少しずつ早く寝かせる。寝るときは必ず電気を消す。これだけのことで早く寝る習慣を付けることが出来ます。もちろん個人差があります。子供の性格にもよるかもしれません。何かの病気で寝られないということもあるかもしれません。やるだけのことをやって、それでも子供が寝ない場合は、しかたがないと思います。それがその子にあった睡眠時間なのかもしれません。ただ、手は尽くすべきだと思います。中高生になれば、体の疲れだけでなく、いろいろな悩みで寝られないこともでてくると思います。だからこそ、せめて小さいうちは、親がしっかり起きている時間をコントロールして、寝るべきときに寝るように仕向けてやらないといけないんだと思います。

  2006年06月30日

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• 心配するのが親の仕事

  うちの子は気が強い。叱られてもシュンとすることはない。どんどん口答えする。すぐ怒る。いつか誰かに叩かれて凹む日が来るのではと心配でした。でも、考えてみると、うちとは逆に、自分の子が叱られるとすぐにシュンとするといって心配してる親もいるはず。しっかりした子の親で、自分の子が大人びて子供らしくないといって心配している人もきっといるはず。たとえどんな子でも、親は何かを心配しているんだ。心配されない子供はいないのかも。そう、親は心配するのが仕事なんです。それは、愛情の一つの形なのかもしれません。愛情が深いほど、心配が多い。だけど、心配なところが欠点とは限らない。気が強い子は、困難に立ち向かう強い人になれる。おとなしい子は、皆に愛されるやさしい人になれる。大人びた子は、皆に頼られるリーダーになれる。人と違うところ、特徴的なところが心配の元になりやすい。あまりに強い個性を持っていると、心配になりやすい。だけど、それこそがその子の長所なのかもしれません。せっかくの個性。せっかくの特徴。その子らしさ。人と違うことは誇らしいこと。心配し過ぎて可能性をつぶしてしまわないように。心配するのをちょっと我慢してみるのも良いかもしれませんね。

  2006年06月29日

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• 子供の将来を決める暗示の力

  この人はこんな人というレッテルを貼られると、本当にその通りの人になっていく。これが心理学で言う「レッテル効果」。レッテルを貼られることで暗示にかけられてしまう。それがずっと継続的に行われるとさらに強力です。このレッテルを貼ったのが自分の親だったら、そしていつもいつも繰り返し暗示にかけられたら、それを跳ね返して反対の人間になることは、並大抵のことでは出来ません。無意識に言ってることが、暗示になっていませんか。それがマイナスの言葉、心を傷つける言葉であれば、より強い暗示となりやすい。「性格が悪い」「頭が悪い」「容姿が悪い」「出来ない」「面白くない」　 ･･･そんな暗示をいつもかけたりしていませんか。もしかしたら期待の裏返しなのかもしれません。だけど、それが子供の伸びる力を押さえ込んでいることが多い。まずは、今すぐマイナス暗示はやめましょう。そして、どうせならプラスの暗示にかけましょう。豚もおだてりゃ木に登る。最初は調子に乗ってやってるだけかもしれません。だけど、いつかそれが本当の実力になって、才能を開花させる。期待しているなら、裏返さないで、そのま「期待してる」と言ってあげましょう。素直な子供の心には、真っ直ぐな言葉が届きやすい。それが子供を伸ばす一番の近道だと思います。

  2006年06月28日

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• 

  才能は、花開くのを待っている

  誰でも何かの才能を持ってる。その才能に気が付いた人だけが、才能を開花させる。いつ自分の才能に気が付くか、それが人生を大きく左右する。10年程前、旅先で何気なく入った美術館で私は、ある絵に出会いました。その絵を描いたのは、「グランマ・モーゼス」。モーゼスおばあちゃんです。そして、彼女の経歴を見て、さらに驚きました。「グランマ・モーゼス」は、７０歳を過ぎてから絵を描き始めました。初めて個展を開いたのは８０歳を過ぎてから。その後、１０１歳でなくなるまでに１６００点もの作品を残しています。彼女の絵は、素朴で暖かくて、それでいて力強い。そんな印象を持ちました。ずっと見ていたいと感じさせる絵でした。そんなすばらしい才能が７０歳になるまで眠っていた。花開くのをずっと待っていた。「うちの子は何も取り得がない」という人がいます。でも本当にそうでしょうか。必ず何か気が付いていない才能があるはずです。花開くのを待っているはずです。どんな才能があるのか、どうすれば気が付くのか、どうすれば花開くのか、それは自分で見つけなければならないものですが、少しでもその手助けをしたい。花開いた才能を褒めてあげたい。そのために、娘の才能を信じ続けたい。そして才能を伸ばすため、いろいろなチャンスをあげたい。せっかくの才能が誰にも知られずに埋もれてしまわないように。

  2006年06月27日

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• 良い子ってどんな子？

  皆さんがイメージする良い子ってどんな子ですか？大人の言うことをよく聞く子。お行儀の良い子。きちんと敬語が使える子。礼儀正しい子。ご飯の食べ方がきれいな子。面倒見の良い子。お手伝いをよくする子。イメージが合うものがありましたか？もう一度、よく見ると大人みたいだと思いませんか？全部裏返すと、子供らしい姿になりませんか？大人がイメージする良い子というのは、もしかしたら少しだけ早く大人の振る舞いが出来るようになった子なのでは、と私は思ってます。良い子になることが本当に子供にとって良いことなんでしょうか？私は、そんなことより、子供が子供らしくすることの方がずっと大切なことだと思います。子供らしくするってことは、経験するべきことをきちんと経験するということ。考えるべきことをきちんと考えるということ。失敗するべきことをきちんと経験するということ。叱られるべきことをきちんと叱られるということ。楽しむべきことをきちんと楽しむということ。同じことをしても、大人だと感じられないこと、大人だと見えないこと、大人だと楽しめないこと、それが、その年齢だからこそ経験出来る。だから、良い子じゃなくても良い。大切な子供の時間を思う存分楽しんで欲しい。やり残すことがないように。今しか出来ないことは全部今やっておいて欲しい。

  2006年06月26日

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• 子供同士の遊びの重要性

  子供はわがままです。そのわがままが子供同士では通用しません。大人は最後にはわがままに付き合ってしまいますが、子供同士では、どちらかが折れなければねりません。相手も子供だから。だから子供同士で何人か集まって遊ぶことは大切です。そういう集団の中でもまれることで、我慢すること、相手の意見をよく聞くこと、自分の意見を主張すること、落としどころを探ることなどを学びます。どうすれば自分の意見が通りやすいかを考えます。自然にリーダーが生まれます。子供の中で一つの社会が生まれます。うちの近所には子供がたくさんいます。外遊びの中で自然に子供たちの世界が出来ています。今は、この世界の中に出来るだけ娘を送り出したい。その中できちんと主張して、自分の居場所を作って欲しい。小さな社会で自分の存在を認めてもらうことで、これから見る大きな世界でも自信を持って自分の意見を主張出来る。自信を持ちすぎて心配なこともありますが、これからは、少しくらい自信過剰でちょうど良い。どんどん伸びて大きくなあれ。

  2006年06月25日

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• 食べ物を通じても発見・経験がある

  うちの娘は食べることが大好きです。食べ物に対する好奇心も旺盛です。だから、食べ物を通じて、いろいろなことを教える機会を作ることが出来ます。娘はアメリカンドックが好きで、何度かコンビニで買って食べたことがありました。今日の昼、「今日はアメリカンドックを食べる気分」という娘に、「じゃあ、家で作ってみようか」私は、冷蔵庫にあったウィンナーを皿に出す。ホットケーキミックスを適当にボールに入れる。娘がウィンナーを電子レンジでチン。ホットケーキミックスに水を入れてかき混ぜる。あとは、私がウィンナーにホットケーキミックをからめて油であげるだけ。娘は油で揚げる様子を見ていました。油に入れるとみるみるホットケーキミックスが膨らんできます。「アメリカンドックの皮ってこうやって出来てるんだ」娘にとっては新鮮な感動。科学の実験をしているようでした。いつも食べているものがどうやって出来ているのか、何から出来ているのか、何かを組み合わせると、思いがけないものが出来る。そんな体験から、子供に新たな発想の元、何かを創造する力を与えることが出来る。小さなことの積み重ねが大きな力になると信じて、自分なりに、どんどん働きかけていきたいと思っています。

  2006年06月24日

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• 失敗したときがチャンス

  子供は必ず失敗します。子供が何か失敗したとき、どうしてますか？子供が失敗したことに気付いていないときは、軽く叱って失敗に気付かせます。失敗したと気が付けば、もう叱る必要はありません。落ち着いて、どこがいけなかったかを考えさせます。そして、どうすれば失敗しないかを考えさせます。失敗したときが、考えさせるチャンス。今、失敗したばかりだから、もう失敗したくないから、真剣に考えます。そして、子供なりに結論を出します。じゃあ、今度からこうして失敗しないようにしようね。そう約束して、おしまい。でも、また同じ失敗をします。そうしたら、また、考えさせます。こうして何度も何度も考えさせることで、少しずつ同じ失敗をしなくなるはずです。根気がいる作業ですが、こうやって少しずつ良くしていくことで、欠点を直すという後ろ向きなイメージが、自分で考えて良くしていくという前向きなイメージに変わります。少し時間がかかるかもしれませんが、子供の目の輝きを失わせずにしつけが出来る。このやり方もそれなりに良いものだと私は思っています。

  2006年06月23日

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• 父の日の贈り物

  今年の父の日の贈り物は、「犬」でした。箱を使って作った力作です。父の日の２週間くらい前から娘の材料集めが始まりました。箱や発泡スチロール、トイレットペーパーの芯など、何かに使えそうなものがどんどん集められていきました。最初はどうやら塔のようなものを作ろうとしていたようでした。材料から何かを連想すると、とにかく作ってみる。そして、作るものがどんどん変化していく。最後は、作り初めとは全く違って、「犬」になりました。完成品にはハンカチがかけられ、父の日の朝に公開されました。何度も作り直してして、見せてくれるまでの２週間、ずっと父の日のことを考えて、パパのことを思ってくれていた。それだけで本当に嬉しかった。作品からやさしい気持ちがしっかりと伝わってきました。更に、箱を使って立体的なものを作ることは、想像力を育み、指先も器用にする。父の日の贈り物を通じて、また少し成長した娘が頼もしく思えました。

  2006年06月22日

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• 夢

  子供には「大きな夢」を持って欲しい。子供に「夢」を託すという人がよくいますが、親の「夢」は親の「夢」。子供は自分自身で「夢」を見つけて欲しいと私は思います。そして親は子供のために何もかも諦めるのではなく自分の「夢」を追い求めるべき。親自身が「夢」に向かって懸命に努力する姿が、子供に「大きな夢」を持たせる力になります。でも、今更「夢」なんて･･･いえ、そんなことはありません。私は昔、趣味でマラソンをやっていました。そして、山梨県であったマラソン大会に参加したとき、ある老夫婦に出会いました。ふたりは、６０歳を過ぎてから、夫婦ふたりで何かいっしょに出来ることがないかと考えて、マラソンを始めました。少しずつ練習を重ねて、７０歳を過ぎてから、はじめて、ホノルルでフルマラソンに挑戦しました。４０キロを過ぎてから、本当に長く感じたそうです。そして、ゴールした瞬間、涙が溢れてきて止まらなかったと話してくれました。その次の年はゴールドコーストでフルマラソン完走。「次はどこに行こうか」と楽しそうに話していました。そのころすでに７０歳台半ばでしたが、とても若々しく、輝いていました。「夢」は人を輝かせる。そして、「夢」を見ること、実現することに「もう遅い」ということはないと感じました。子供のためにすべてを諦めるのではなく、何でも良いから「夢」を追い求める。そんな姿がきっと子供の人生も輝かせる。やれることはきっとあるはず。さあ、これから何を始めようかな。

  2006年06月21日

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• 子供の嘘

  うちの娘はよく嘘をつきます。子供はみんな多かれ少なかれ、うそをつくと思います。嘘は何かのサインということもありますが、そんなに深く考えて嘘をついてないことが多いようです（うちの娘だけ？）。怒られそうだからとか、かまって欲しいからとか、何となくとか。そんなことを漠然と考えながら嘘をついているようです。嘘をついたことを叱るより、いっぱい話をしてあげれば良い。嘘か本当か分からないときは、とにかく信じてあげることにしています。嘘だと分かったときには、「あなたのことが信じたい。　大人には本当は嘘は分かるんだよ。」と伝えて、もう嘘をつかないことを約束させます。嘘をつくのはコミュニケーション不足。そんなに気にすることはない。これからも、「いつも信じているぞ！」というメッセージを送り続けます。そしてときどき、嘘を指摘して、考えさせます。そうやって少しずつ、嘘をつく必要がない方向に導いてあげたいと考えています。

  2006年06月19日

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• 可愛く怒りなさい

  娘が怒って悪い言葉を使ったとき、私が必ず言う言葉。「可愛く怒りなさい。」言葉を話し始めた頃から、一貫してずっと同じことを言い続けています。怒ったときほど、その人の品格が問われる。怒ったとき、どんな言葉を使ったか。怒ったとき、どんな態度をとったか。そのときの印象がその人の印象を決定付けることもある。可愛く怒るなんて大人にだって難しい。もちろん娘には、まだ出来ません。ただ、小さい頃から言われ続けて、意識し続けて、どうすれば良いかを考え続けて、娘なりに試行錯誤を繰り返していけば、いつかは、少しは可愛い怒り方が出来るかも。どうすれば良いか、私にも分かりません。答えは自分で見つけてもらうしかありません。人一倍、おこりんぼうで、気が強い娘。可愛く怒るのは、まだ遠い道のりですが、いつの日にか、きっと、誰もが怒る場面で、可愛く、格好良く、あざやかに切り返す姿を見せてくれると信じています。

  2006年06月18日

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• 子供の未来の姿を見つめてみると

  子供は日々、成長しています。昨日出来なかったことが今日は出来るようになったり、苦手だったことが、ちょっとしたきっかけで得意になったり。そして、ひとりひとり成長の過程が違います。出来るようになることの順番が違います。今の時点で他の子と出来ること、出来ないことを比較してもあまり意味がありません。でも、分かっていながら比較してしまう。出来ないことを心配してしまう。子供を心から愛しているから、幸せになって欲しいと願っているから、誰もが子供の成長に一喜一憂してしまう。出来ないことがあると心配してしまう。そんなとき、もう一つの視点を持てば、少しだけ気持ちが軽くなります。それが、「子供の未来の姿を見つめる」こと。子供の未来の姿を見つめてみると、今、出来ないことがあっても気にならない。３年後の子供の姿、中学生になった子供の姿、高校生、大学生、社会人。大人になった子供の姿。今の子供の姿をとおして、成長した子供の姿を見つめてみましょう。まだまだ時間はたくさんある。きっと立派な大人に育っていくでしょう。どんな大人になるか楽しみです。言葉使いが悪いのは、元気で強い子に育てることを優先しているから。ご飯の食べ方が下品なのは、食べることの楽しさを教えることを優先しているから。出来ないことは、教える順番をあとにしてるだけ。もっと大切なことがあるから。先に身につけさせたいことがあるから。子供にすばらしい未来があることを信じて。

  2006年06月17日

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• 毎日が楽しいですか

  娘に「今日は何か良いことあった？」と、聞くと必ず「給食のおかわりのじゃんけんに勝った。」という答えが返ってくる。話の内容はともかく、必ず即答で今日あった良いことが返ってくるのがすばらしい。毎日必ず良いことがある。これが明日への原動力。明日は必ず今日よりもっと良いことがある。明日も良い日でありますように。

  2006年06月16日

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• そのままで良いんじゃないかな

  子育てに悩みは尽きない。もっとやさしく出来たら。もっと厳しく叱れたら。もっとしっかり勉強を教えてあげられたら。もっといっしょに遊んであげられたら。それは親としての向上心。もっともっと良い親になりたいから。もっともっと子供のためになりたいから。でも、これ以上頑張らなくても、子供はちゃんと育ってる。パパやママを慕ってる。パパやママを信じてる。そのままで良いんじゃないかな。子供とちゃんと向き合って、一生懸命子供のことを考えてる。もっと良くしてあげたいと願ってる。そんな気持ちは必ず子供に伝わってる。「自分って案外良い親なのかも」って考えてみると、周りの時間の流れが少しだけゆっくりなったような気がします。

  2006年06月15日

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• 人をゆるすやさしさは強さのバロメーター

  人をゆるすには、心の強さが必要です。失敗を笑ってゆるすことが出来るのは、心が本当に強い人だと思う。先日、娘が楽しみにしていたテレビ番組を録画し忘れました。当然、最初は、怒りましたが、すぐにゆるしてくれました。娘が一番見たいと思っているテレビ番組。以前は、一日、口を聞いてくれませんでした。簡単にゆるす心の余裕が出来たらしい。こんな些細なことでも、子供の心が確実に成長しているのが分かる。心が弱いと、人をゆるすことが出来ません。以前、娘にこんなことを言ったことがあります。「やさしい人は強い人。　強くないと人にやさしく出来ないんだよ。　強い人になってね。　そして人にやさしく出来るようになってね。」この言葉のとおりの子に育ってくれてるようで、頼もしく、うれしい気持ちになりました。

  2006年06月14日

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• 子供が自分で気づく「やることリスト」

  最近、娘が外遊びから変える時間がだんだん遅くなってきた。遅く帰ってきて、あわててやるせいか、やらないといけないことを忘れてしまう。そこで考えたのが「やることリスト」。Ｂ５の紙を四つ折りにして、左上のところに「べんきょう」と書く。左下は「ピアノ」。右上は「せいかつ」。右下は「あそび」。あとは、娘に自分で書き込ませる。「べんきょう」の欄はしゅくだい、えいごなど。「ピアノ」の欄はひく、書くしゅくだい。「せいかつ」の欄は歯みがき、お手つだいなど。「あそび」外あそび、テレビ、本よみなど。本よみというのが勉強ではなくて遊びに入ってる。まず、書かせるだけで子供の意識が分かる。そして、遊びにいく前に、左上、左下、右上、右下の順にこのリストを見て、ちゃんと終わってるか確認するという約束をしました。やることがたくさんあって、つい忘れてしまう。こんな簡単なリストで確認するだけで、忘れることはなくなります。娘にとっては、どれも楽しいこと。だけど、今はちょっとだけ外遊びの面白さが他の事に勝ってる。外遊びの前にちょっとリストで確認して、先にやるべきことをやっておけば、何かを忘れて怒られることはない。たったこれだけのことでも、しっかり意識させられれば、それなりに効果がありそうです。

  2006年06月13日

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• 笑いは元気の素

  いつも笑っていると病気をしにくくなります。人は笑うことで免疫力が高められるそうです。ということは、いつも笑っている子は病気になりにくいということ。うちの娘はほとんど病気になったことがありません。からだが丈夫な家系ということもあるかもしれませんが、いつも笑っているというのも大きな要因だと思います。うちの娘はいつもニコニコしています。ちょっとしたことで大きな声を出して笑います。ちょっと下品。もう少しおしとやかに、お姫様みたいに笑えないかと、いつも思っていますが、それが健康の素と考えると、それも良いかと思えてきます。病気をしないのは本当に助かります。いつまでも笑顔が絶えない元気な子でいて欲しいと願ってやみません。

  2006年06月12日

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• 勉強は楽しい

  「勉強」と聞いてどんなことをイメージしますか？子供に「勉強」をどんなものと感じさせていますか？子供はもともと好奇心でいっぱいです。知らないことを知るのは楽しいことです。勉強も楽しいはずです。勉強がはじめからきらいな子って、いないんじゃないかな。なぜ、勉強がきらいな子が出来るんだろう。楽しいことがきらいになるには理由があるはず。勉強を何かの罰のように、我慢すること、辛いことと刷り込んでしまうことで勉強嫌いを作り上げてしまうのかな。勉強を遊びと反対のものとして親が扱うことで「遊び　対　勉強」という絵が出来てしまう。もともとは、遊びと同じ方向にあるもの。遊びも楽しいし、勉強も楽しい。まず、親の頭の中を変えましょう。どうしたら、うまく好奇心を刺激出来るか。どうしたら、楽しく勉強出来るか。はじめに工夫して、「勉強は楽しい」というイメージを植えつけられれば、「勉強しなさい」という言葉も、違ったイメージで受け止められると思う。勉強が好きな子は自分で伸びていきます。子供に勉強の楽しさを教えてあげましょう。

  2006年06月11日

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• 約束の重さ

  子供との約束はきちんと守ってますか？「どうせ覚えていないから良いか」って思うことはありませんか？私は、どんな小さな約束でも、たとえ子供が覚えていなくても、約束をしたら守らないといけないと思っています。親が子供との約束をきちんと守ることで、約束を守ることの大切さを伝えることが出来ます。子供に「自分は大切にされている」と感じさせることが出来ます。親が約束を守っていなかったら、子供に「約束を守りなさい」とは言えません。子供は意外と約束を覚えてます。あとから思い出すこともあります。子供と何かの約束するときは、何が何でも守るという覚悟が必要です。その場しのぎの約束は絶対だめです。親自身が、約束の重さを感じていなければ、子供が感じることは出来ません。子供が約束を守らないときは、親自身が行動を振り返ってみると、思い当たる原因に行き着くかもしれません。子供は親の鏡です。

  2006年06月10日

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• 黙読の薦め

  「本は声を出して読みなさい」とよく言われますが、私は反対です。「速読」が出来る人は本がたくさん読めます。誰でも訓練すれば、ある程度、「速読」が出来るようになります。「速読」を身に付けるときに最初にぶつかる壁が「頭の中での音読」です。みんな昔から声を出して読むことを繰り返し訓練してきたために、「黙読」をするときも「頭の中で音読」してしまいます。たくさん本を読もうとすると、この「頭の中の音読」がじゃまになります。どうしてもスピードが出ません。同じ時間を読書に使って１冊だけ読める人と、１０冊読める人では、得られる情報の量がぜんぜん違います。これが何年も積み重なると大きな差になってきます。「音読」させることと「黙読」させることはどちらも必要です。学校の教科書のような限られた範囲をしっかりと読み込むときや、詩のように言葉を味わうときは「音読」が良いと思います。新聞や読み物のような、どんどん読み進めるものは「黙読」が良いと思います。ただ、頻度としては、ほとんどが「黙読」となることが望ましい。しっかりと目で追って読み進めることが出来るように訓練した方が良い。そのために、私が意識しているのは２つです。１.親が必要以上に「音読」を求めないこと２.急いで「黙読」する訓練をする急いで「黙読」する訓練については、図書館で本を読んでいるときや、家で寝る前に本を読んでいるときに、「あと何分だよ」と言って急がせることをわざとやっています。急いで「黙読」することで、「頭の中の音読」が出来にくくなります。どれだけ効果があるのかは分かりませんが、娘は暗くなるまで外遊びをしながらも２日に１冊くらいのペースで本を読んでいます。少しは「黙読」の訓練の成果が出たのではないかと思っています。たくさん本を読んで成長して欲しい。楽しく本を読みながら、いろいろなことをどんどん吸収して欲しい。親はどこまでも欲張りです。

  2006年06月09日

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• 命を守る教育

  最近、いやな事件が多い。子供が事件に巻き込まれることが増えてきてる。そんな中で、気になるのは、犠牲になった子供が意外と簡単に犯人の誘いに乗っていること。車に乗ったり、家の中に招き入れられたり。子供が行方不明になったときに、親の言葉でよく見るのが、「うちの子はしっかりしてるから、簡単に知らな　い人について行ったりしない。」でも、子供はついて行ってる。知ってる人が犯人ということも多い。うちの娘は知らない人にでもついて行きそう。好奇心旺盛でひとなつっこい。子供らしさが危険を招くこともある。とりあえず、今は、何か事件があったときに、「この子はこうやって誘われて、ついていったら　殺されちゃったんだよ。」と、言ってあぶないパターンを教えています。ついて行くか行かないか。一瞬の判断で命を失うことがある。どうすれば危険を避けることが出来るのか。どんな誘い方があるのか。事件が起こるたびに、どうやって誘ったのかを調べて、子供に話すことを地道にやっています。

  2006年06月08日

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• スポーツは形から

  スポーツは才能。だけど、それはプロスポーツの世界。小学校低学年の体育の世界は、「形」です。今日、娘は学校でドッチボール大会がありました。以前から娘のボールの投げ方が気になっていて、昨日アドバイスしました。右投げなのに投げ終わった後、右足に体重がかかってる。投げる方向に踏み出していない。だから手だけで投げていました。だから力いっぱい投げてもすぐに取られてしまう。そこで娘に作戦を３つ。１、当てたい人に左足のつま先を向ける。２、投げるとき体を前に倒しながら投げる。３、ボールの真後ろを力いっぱい押す。そして、昨日の夜と今日の朝、たまたま家にあった発砲スチロールで投げる練習。そして、今日、結果を聞くと、早くも成果が。球が速くなって３人当てたらしい。「左足に体重を乗せろ」なんていっても無理ですが、こういう言い方をするとちゃんと出来ました。娘は以前からこうやって形から入っていろいろなことが出来るようになりました。逆上がり、なわとび、自転車、長距離走。スポーツはしょうがないと思わないで、まず、形から入ってみると、意外とうまく出来てしまうもんです。うまい人の形をまねてみる。そこから意外な才能が芽生えることもあるかもしれません。

  2006年06月07日

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• 楽しく覚えるといつまでも忘れない

  楽しいという思いといっしょに覚えたことは、なぜかずっと記憶に残ります。昨日、娘がもらってきた百人一首の「認定証」。クラスで一番になってもらったらしい。昨日ご紹介したように、上の句と下の句のはじめの言葉だけを覚えていった娘。だけど、今朝聞いてみると、全部覚えてる句が意外とたくさんあるらしい。はじめは上の句と下の句のはじめの言葉だけを覚えていたけど、たくさんカルタが取れることで楽しくなったようだ。楽しい楽しいと思って覚えているから、頭の中に残っていく。そして気が付くと、いつのまにかはじめの言葉だけではなくて、全部覚えていた。人は、いやな記憶は無意識に忘れようとするらしい。いやいや覚えたことも、いやな記憶として、無意識に忘れるようになっているようだ。好きなことは誰でもすぐに覚えてしまう。きらいなことはなかなか覚えられない。頭が悪いと思っている人は、覚えることを楽しむことがうまくないだけかも。歌が好きで、一生懸命英語の歌を覚えたら、英語が得意になったという人がいました。どんなことでも楽しいのが一番ですね。

  2006年06月06日

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• 覚えるのは何のため

  娘が百人一首の「認定証」というものを学校でもらってきました。娘は百人一首が得意で、いつもクラスで２番目という話を最近よくしていました。と、いっても、きちんと覚えている訳ではなく上の句と下の句のはじめの言葉だけを覚えているようでした。だれに聞いたわけでもなく、自分で考えてそのような覚え方をしていました。百人一首でたくさん取れるということ以上に、自分でこういう覚え方をしたことを、私は褒めてあげたいと思いました。ものを覚えるには限界があります。何もかも完璧に覚えようとしても無理があります。しっかり覚えるもの。工夫して覚えるもの。覚えなくて良いもの。など、自分なりに分類して、それに合わせた覚え方えをするというのは、大切なことです。どんな覚え方をするか。そこで大事なのが、「何のために覚えるのか」ということです。カルタを取ることだけが目的なら、上の句と下の句だけを覚えていれば十分です。どうせ全部覚えられないなら、必要なところだけをより多く覚えておく。そうすることで、たくさん取るという目的は達成されます。大人は子供に何でも全部覚えることを期待してしまいます。だけど、何もかも覚えることは出来ません。目的に応じて工夫する。それは知識ではなくて知恵です。知識を習得させるのと同じくらい、あるいは、それ以上に、知恵を習得させることは大切です。目的に応じて覚えるもの、範囲、覚え方を変える。もし子供が自分でそういう工夫をしたときは、その知恵をいっぱい褒めてあげてください。そういう考え方が出来ることのすばらしさを感じてあげてください。褒められることでまた工夫する。そうやって次第に本物の知恵が育っていくと思います。

  2006年06月05日

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• パパとママの育て方の違い

  子供の教育方針の違いで悩むことはありませんか。父親と母親が違う考え方を持っていることは、子供にとってマイナスでしょうか？私は、むしろプラスになると考えています。パパとママの考え方の違いによって子供の選択肢を増やすことが出来る。違う考え方があることを教えることが出来る。答えが一つではないことを教えることが出来る。考え方が違うことは、けしてマイナスではない。但し、そのためには一つだけ条件があります。パパとママがお互いの考え方を否定しないことです。お互いに否定し合えば、どちらかが正しくて、どちらかが間違いという印象を与えます。そしてどちらが正しいか分からず、迷います。もともと子育てに明確な答えはないはずです。パパとママの育て方が違う。パパとママの考え方が違う。パパとママの子供への接し方が違う。それは、お互いを認めることで、２つとも正しくなります。考え方や答えが一つしかないと教えられた子供は、違う考え方、違う答えに接したときに戸惑います。いろいろな考え方や答えがあることを早くから知った子は、自分で考えることが出来ます。新しい選択肢を探すことが出来ます。いろいろな考え方や答えがあることを子供に教えてあげましょう。そのために、まず、パパとママがお互いを認め合いましょう。「そういう考え方もある。」とお互いに言ってみましょう。

  2006年06月04日

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• 寝ることの大切さ

  子供が寝ないのは親の責任です。寝ることは子供にとって非常に大切です。以前に「寝る子は育つ」というテーマでご紹介したように記憶が整理されるという他にも、ホルモンの分泌という子供の成長にとって大切なことが寝ている間に起こっています。夜１０時から２時までの間が成長ホルモンの分泌が一番多い時間だそうです。但し、成長ホルモンは寝ていないと分泌されません。だから子供は何としても夜１０時から２時までの間は寝かしておかないといけません。さらに生活のリズムを作るセラトニンというホルモンが暗くなると分泌されます。これは明るい中ではあまり分泌されないので、暗くして寝かせなければなりません。そして朝はカーテンを開けてしっかりと朝の光を浴びさせる。こうして体内時計に時間を刻みこみます。そして、昼間はしっかりと太陽の光を浴びながら外遊びをさせる。こうしてきちんと生活のリズムを作りながら規則正しく子供の睡眠時間を確保することで、頭も良くなるし、体も作られるし、からだのリズムも正常になるし、体内時計も正しく時を刻みます。子供の夜更かしは親の生活のリズムの乱れが原因ということが多いそうです。また、親が人に合いたくないから子供を外に連れていかないということも増えているとか。今、子供のからだと人生を作っている。睡眠時間は子供の一生を左右する大切な時間。それをしっかりと認識して、少し無理をしてでも、子供が寝るように仕向けていくことが、今考えているよりずっとずっと大切なことなんです。あなたのお子さんは、１０時から２時まできちんと寝ていますか。寝るときに部屋を暗くしていますか。朝日を浴びさせていますか。昼間の太陽を浴びて外遊びをしていますか。「寝る」ということをもう一度見直して、それに向けて生活のリズムを作っていきましょう。

  2006年06月03日

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• 先を読む力を育てましょう

  子供が子供を傷つけたり、殺してしまったり、いやな事件が多い今日この頃ですが、なぜこんな事件が起こるのでしょう。私は、先を読む力が無い子供が増えているからだと思います。先を読めれば、人を傷つけたり、殺してしまったりすれば、そのあとどうなるか分かるはず。それが分かっていれば、そんなことはしないと思います。なぜ先が読めないか。それは、先を読む習慣がない子が増えているから。親が子供の先回りをして、何でもやってしまうことが増えているのではないでしょうか。子供が失敗することが少なくなっている。失敗しないように親がやってしまう。そうすることで、子供が先を考える力を奪っているのではないでしょうか。失敗すれば、次は失敗しないようにと先を考える。失敗する前に親が手を出すことで、何をすると失敗するかを考える必要がなくなる。先を考える力は失敗することで育てられると思います。失敗することで、こうすると失敗するということを学習する。そして失敗しないために先を考えるようになる。子供が失敗しないようにすることは、親の愛情かもしれません。だけど、そこを我慢して、あえて失敗させることも、もっと深い親の愛情だと思います。先が読めれば失敗しない。そして、人を傷つけたり殺してしまったりしない。子供が自分で先を考える習慣をつけてあげることは親の重要な役割ではないでしょうか。

  2006年06月02日

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• 

  本と想像力

  本を読んでいるとき、子供の頭の中にはどんな世界が広がっているんだろう。子供の頭の中をカラフルにハッピーに。そして、せっかくなら、登場人物がポツンと出てくる世界じゃなくて、広くて大きくて立体的な世界にしてあげたい。本の中で主人公がどこにいるのか、ともだちの家はどこにあるのか。そんなことを考えながら読める本があると楽しい。そう思っていたら、こんな本がありました。「もりの○○やさん」動物が主人公のシリーズものです。この本の良いところは、表紙の裏に地図が付いているところです。登場する動物たちの家がどこにあるのか、地図を見ながら、読み進められます。本の中の絵と地図と文章と、子供の頭の中の世界。きっと普通の絵本の絵と文章だけのお話より、地図で今いる場所を確認しながら読み進める話の方が子供にとっては頭の中に立体的な絵が描きやすいと思います。このシリーズは全部読んだと思います。子供が始めて自分で全部読んだ本もこのシリーズでした。子供の頭の中に楽しくて大きな世界を描いてあげる。それがきっと子供の想像力を大きく育ててくれると思います。

  2006年06月01日

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• 子育てには勢いが大切

  勢いがあれば一気に成長する。どんな困難も勢いで乗り越えられることがある。人には「伸びるとき」というものがあります。同じことをやっても「伸びるとき」とそうでないときで、成長の度合いが全く違う。子供の「伸びるとき」をきちんと見極めることが親の大切な役割だと思います。私はよく、大きな玉が転がっているところをイメージします。勢いよく転がっている大玉を受け止めて、違う方向に転がそうとすると、ものすごいエネルギーが必要です。転がっている方向にそのまま押してやると、さらに勢いよく転がって行きます。当たり前のようですが、子育ての場面では、違う方向に転がそうとしてしまうことがよくある気がします。身近な場面では、「そんなことは後にして勉強しなさい」っていってしまう場面。もう少し大きな場面では、例えば、英語に興味を持って短期留学したいという子供に、「今、行かなくても良い。他の勉強をしてから　○年後にしなさい。」と言う場合。この場合は、もちろんお金の問題等もありますが。子供が何かをやりたいというときは、その方向に大玉が転がり始めているとき。それを別の方向に転がすのではなくて、勢いを生かしながら微修正してあげる。出来る限り勢いを殺さない。そんな心がけが大きな成長を生むのだと、私は信じています。子供の「伸びるとき」を見逃さず、伸びるだけ伸ばしてやりたい。それが私の願いです。

  2006年05月31日

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• テレビは子供に良くない？

  テレビを見せることは子供に良いか悪いか？そんな話をよく聞きますが、見せ方によって良くも悪くもなると思います。見せるものにもよりますね。NHKで毎週日曜日にやている「わくわく授業・わたしの教え方」という番組は、私がぜひ子供に見せたいと思っている番組です。いつも録画して、時間があるときに子供といっしょに見ています。子供にひとりで見せようと思っても見ません。たぶんひとりで見ると面白くないんだと思います。何かをテーマにして先生の授業のねらいを説明しながら授業の様子を見せてくれます。先生が子供達に問いかけると、私も娘に同じことを問いかけます。意味が分からなければ説明します。そうやって娘と話をしながら見ると、その授業に参加しているような気分になります。そして、番組が終わる頃には、先生のねらい、子供に考えさせたかったことを娘もそれなりに考えてくれています。小学３年生の娘には難しい内容もありますが、良い授業を疑似体験出来て、親子ともども成長した気分になれます。テレビの内容や見せ方によって、親子で考える場を作ったり、子供に自分で考えさせたり、リラックスして楽しんだり、いろいろな場面が作り出せます。本来、テレビは視覚、聴覚によって効率良く情報を伝えることが出来るものです。テレビを見せることがすべて悪ではないと思います。どんなものでも使い方次第で毒にも薬にもなります。特徴をうまくとらえて、有効に利用して、子供を大きく成長させましょう。

  2006年05月30日

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• 秘密基地は夢の世界

  子供にとって秘密基地ってどんなものなんでしょう。昨日、子供達が家の裏の草むらに入って遊んでいるのを見かけました。あとから、「さっき草の中で何してたの？」と聞くと、「秘密基地を作ってた。」という返事が返ってきました。「○○ちゃんの秘密基地も、　○○くんの秘密基地もあるよ。」と娘が言ってました。子供達はそれぞれ思い思いの秘密基地を作っているようです。秘密基地は男の子の遊びだと思ってました。ここに引っ越してくる前にも、娘は前の学校の中に何箇所か秘密基地を作っていました。木の棒を立てかけたり、石ころを置いたり、大人が見ると、「これ何？」って感じですが、子供達の目には何か大人には見えないものが見えているような気がします。子供達の想像力が、草むらを夢の世界に変える。子供達が見ている世界を見てみたくなりました。

  2006年05月29日

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• 

  種まきをしてゆっくり育てましょう

  子供は興味を持ったことは、自分からどんどん吸収して成長していきます。子供が何かに興味を持つきっかけは、親からの影響によるものが一番多いと思います。今、娘は「ことわざ」に興味を持ってます。幼稚園のころから少しずつ興味をもつように種まきをしたことが芽を出し始めています。先週、図書館で本を返しに行ったとき、ついでに一冊本を借りてきました。娘が「ことわざ」好きなのは、分かっていたので、面白かったら読んでごらんといって渡したところ、２日で読み終えました。漫画で分かりやすく「ことわざ」を説明しているので、難しい言葉もイメージしやすくなています。こうやって少しずつ、刺激しながら、伸ばしていけたら良いなあと思います。他にもいろいろ種まきをしています。花が咲いたもの、芽が出たもの、まだこれからのもの、いろいろあって面白いです。

  2006年05月28日

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• 自分の考えを伝える力の育て方

  自分の考えをきちんとひとに伝えること。国語の力であると同時にあらゆる勉強の基礎になる力です。誰でもはじめはうまく出来ません。そして、訓練によって誰でもある程度の力はつくものです。自分の考えを伝える力をつける一番簡単な方法は親子の会話だと思います。今日あったこと。今週あったこと。昨日うれしかったこと。何でも良いので聞いてみる。子供は聞かれたことを伝えようとして一生懸命考えます。どんな言い方をすると分かりやすいのか。どんな言い方をすると伝わらないのか。なんとなく分かることでも、わざと聞き返すことで、より考えて話すようになります。たったこれだけのことをずっと続けるかどうかで子供の力が明らかに変わってくると思います。子供の生活も良く分かるし、親子のコミュニケーションにもなるし、良いことばかりですよ。

  2006年05月27日

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• 子供の成長は突然やって来ます

  今日は、子供が幼稚園のころの、「お風呂場の奇跡」についてのお話です。娘が行っていた幼稚園は、スイミングがありました。顔が水につけられない子、何とか顔だけは水につけられる子、手足を伸ばして水に浮くことが出来る子の３つのグループに分けられていました。娘は、顔が水につけられない子のグループでした。それを聞いて、ある日、お風呂場で練習しようということになりました。やらせてみると、鼻の先を少しだけお湯につけるだけで、本人は顔をつけているつもりのようでした。娘のまねをして、「今、こんな状態だよ」と教えてあげました。そして、「ほっぺまでつけてみよう」といってやらせてみました。何度もやっているうちにほっぺがお湯につけられたら、「今ここまで出来た」と褒めて、「今度は、耳までつけてみよう」といってやらせました。一進一退で約１時間が過ぎたころ、耳までつけることが出来ました。「今、耳までつけられたよ」そして、耳がつけられると、頭が全部つけられるようになり、最後にはお湯に浮かぶことが出来ました。１年間スイミングをやって出来なかったことが、１時間ちょっとで一気に出来るようになりました。今の自分の状態をはっきり認識したこと、せまいお風呂だから恐怖感がなかったこと、少しずつ、自分が進歩していくのを感じられたこと、他に誰も見ていない安心感があったことなどで、急激に進歩したようでした。１年間やってもだめだからと諦めるのではなく、少しずつ進歩を感じさせながら根気よくやることで、出来ないことが突然出来るようになるものなんだと驚きました。やっぱり、子供には無限の可能性があるんだ。親が諦めたとき、可能性が途切れてしまうんだ。とこのとき強く感じました。可能性を信じましょう。

  2006年05月26日

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• 遠足のおかしと計算力

  今日は娘の遠足。本当にうれしそうに出かけていきました。日曜日に遠足用のお菓子を買いに行きました。２５０円までだそうです。お菓子屋さんに連れて行ったら、必死に計算しながら選んでいました。そして、最終的には２４６円分のお菓子を買いました。こんなときは本当にしっかりと計算します。１円も無駄にしたくない。だけどオーバーしたら遠足に持っていけない。子供なりにプレッシャーを感じながら、一生懸命計算していました。もしかして、それが本当の遠足のねらい？一生懸命選んで、一生懸命計算して、お菓子と格闘していました。「算数勉強しなさい」という言葉は不要。こんな感じで遊びの中から自然に身につくことが子供にとっては大切なんですね。

  2006年05月25日

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• ま、良いか

  辛いことがあったり、悩みがあったり、何かに行き詰ったり、いやなことがあったり･･･いろんなことがありますね。そんなとき、気持ちを軽くする魔法の言葉、それが、「ま、良いか」ふっと、力を抜いて、ちょっと立ち止まって、少しだけ先の方を見る。悩んでいるときは、どうしても目の前のことに気を取られる。今のことにしか気が回らない。「ま、良いか」夜の後には朝が来る。雨の後には晴れが来る。冬の後には春が来る。ずっと同じわけがない。悪いことの次には良いことが来る。良いことを待ってると思えばワクワクして来る。だから、「ま、良いか」

  2006年05月24日

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• 生きていることのありがたさ

  うちの娘はママのおなかの中にいるときに一度「胎児死亡」の診断をされました。その夜、絶望感につつまれた中で、私はママにお酒を飲もうと言いましたが、「赤ちゃんが本当に死んでると思えない」と拒否。そして、死亡した胎児を取り出すために病院に行ったママは、もう一度調べて欲しいと病院にお願いして再検査。その結果、生きていることが判明しました。そのまま手術を受けていたら、娘は本当に死んでいました。それに、私が勧めた時にお酒を飲んでいたらどうなっていたか。ちょうど脳が出来る時期でした。こんなことがあるなんて。とにかくすぐに病院を変えました。それだけでなく、脳が出来る時期に死亡診断が出た子ということで、生まない方が良いという人もいてそれからも悩みました。そして、例え障害を持って生まれてきても育てるんだと覚悟を決た結果、娘は生まれて来ました。生まれてくるまでに、こんなにも試練を乗り越えて来た娘。守りきったママ。だからこそ、心から、生きていてくれることに感謝しています。いつも元気な娘を見ていて忘れかけていたけれど、ふと、そのころの気持ちを思い出しました。

  2006年05月23日

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• ここまで出来た

  何か障害にぶつかった時、どうせまたダメだ！と思うか、きっとまたうまく行くと思うか。こんなとき、思ったとおりの結果になることが多いのではないでしょうか？だったら、「きっとうまく行く」って思えば良いのに。そのためには、「うまく行った」って思える体験を数多くさせてあげること。それは、本当は難しいことではありません。例えうまく行かなかったときでも、完全に何も出来なかったということは少なくて、最後の結果だけ、うまく行っていない場合が多い。結果にばかり目がいくと、「またダメだった。」「また失敗した。」って思ってしまう。だけど、途中までうまく出来ていたら、出来たところまで褒めてあげれば良い。「出来なかった。」じゃなくて、「ここまで出来た。」そして、前より良くなったところは必ず褒める。これを繰り返すと、「今度はあそこまでがんばろう。」「もう一歩先までやってみよう。」と考えることが出来る。いきなり何かを出来るようになることは難しいけど、前より少しだけ良くなることなら、きっと出来る。その繰り返しによって、「次もきっと出来る」って思えるようになる。最後まで出来ないと褒めてもらえないのと、少しだけ前より良くなったら褒めてもらえるのは、子供にとって大きな違い。大きく前進させるために、小さな一歩を見逃さずしっかり褒めてあげる。それが障害に強い子を育てる一番の方法だと思います。

  2006年05月22日

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  本の中の料理を作ってみました

  本の中の料理を実際に作るのは、子供にとってはドキドキ、ワクワクする体験のようです。「まじょのカレーパーティー」うちの子が前から借りたくて、何度も図書館でさがしてましたが、いつも貸し出し中。しかたなく、予約を入れて２週間くらい待ってようやく借りた本でした。この中に載っている「まじょまじょカレー」を今日、娘とふたりで作りました。買い物はふたりで、包丁を使ったり火を使うところはパパ、まぜたり、洗ったりするところは娘、ママは今日はお休みです。足りない材料はちょっとごまかしながら、何とか似たようなものが出来ました。かわったカレーでしたが、思ったよりおいしく出来ました。本を読むだけでなく、ときには本の中に出て来たことを実際にやってみるというのは、楽しくて大人でもワクワクします。子供の目もいちだんと輝いていた一日でした。

  2006年05月21日

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  子供は同じ本を何度も読みたがります

  小さい子供は本を一度読んだだけでは十分に理解が出来ないそうです。何度も読んで、大人が読み飽きたころ、ようやく子供は本の内容が分かり始めるそうです。うちの娘が幼稚園のころ、毎週週末に幼稚園から本を１冊借りることが出来ました。娘は必ず週末に１冊何かを借りてきました。１週間に１冊しか借りられないのに、何度も同じ本を借りてきました。中でも一番何回も借りてきた本が、「にんじんばたけのパピプペポ」　でした。にんじんを食べた２０ぴきのこぶたが良い子になってお父さん、お母さんのお手伝いをして、にんじんを育てたり、保育園や図書館や劇場や家を作ったりする話です。夢があって微笑ましいお話でした。うちの娘はこの本を２０回くらい読んだと思います。読むたびに絵やお話の中で新しいことを発見して、楽しんでいました。本読みにもいろいろな楽しみ方があると思いますが、何か１冊は、何度も繰り返し読むお気に入りの本があっても良いのではないでしょうか。

  2006年05月20日

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• 「あたりまえ」と思っているところが良いところ

  「あなたの子供の良いところは？」それは、今「あたりまえ」と思ってるところ。うちの子は元気が「あたりまえ」。元気過ぎて困るなんて考えてた。だけど、そうじゃない子もたくさんいる。外出先で知らない人の子供を見て、「あの子はお行儀が良くていいなあ。」と思うことがある。だけど、その子の親は、こっちを見て、「あの子は元気があっていいなあ。」って思ってるかも。ないものは良く見える。あるものは「あたりまえ」。出来ないことは気になるけれど、出来ることは「あたりまえ」。きっと「あたりまえ」が良いところ。本当は「あたりまえ」なんてないんです。「あたりまえ」が「あたりまえ」でなくなったとき、「あたりまえ」の有難さに気がつくのかな。あなたのまわりの「あたりまえ」をもう一度見直してみてください。ほら、何だか輝いて見えませんか？

  2006年05月19日

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• 寝ぞうが悪い子は健康な子

  うちの娘は寝ぞうが悪い。悪いを通り越してとんでもない。だけど、寝ぞうが悪いのは健康な証拠。むしろおとなしく同じ方向を向いて寝る子の方が、子供の成長には良くないらしい。同じ方向ばかり向いて寝てると、背骨が曲がったり、からだの成長がいびつになることがあるそうです。それに、子供は夢の中でからだを動かすと、それに合わせて本当にからだが動いてしまう。これは、脳が未発達なために、夢と実際の脳からの指令の区別がつかなくて、からだが動いてしまうからだそうです。脳が発達するにつれて、こういうことはだんだんなってきます。寝ぞうの悪さも子供らしさのひとつなんです。しっかり動いて、大きくなあれ。

  2006年05月18日

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• 決まってる？

  「そんなの○○に決まってるじゃない？」って言い方、私は大嫌いです。これって、「正解が１つしかない」っていう考え方が前提になってますよね。日本人は答えを知りたがる。答えを知ると安心する。答えは１つしかないと思ってる。明らかな間違いでなければ全部正解です。もしかしたら、明らかな間違いと思っていることも何年かあとにもう一度考えると、正解になるかも。答えは前提を変えると変わります。１＋１＝２に決まってる。でもこれは１０進法が前提の場合。２進法なら、１＋１＝１０ほら、こんな簡単なことでも「決まってる」って言えませんよね。答えがたくさんある。だから人の意見を聞く。どんなプロセスで考えたか。どんな前提をおいて考えたか。何をポイントに考えたか。どんな立場で考えたか。子供が、「そんなの○○に決まってるじゃない？」って言ったら要注意。視野が狭くなってるのかも。「他には考えられないか？」と聞いてあげましょう。たくさんの答えがあること。いろいろな視点があること。さまざまなプロセスがあること。それを何となく意識出来るように、親が働きかけてあげることが大切だと思います。

  2006年05月17日

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• 迷路の抜け出し方

  迷路で行き詰ったとき、どうしてますか？諦めて答えを見る。出来るまでがんばる。やめてしまう。うちでは、「ゴールからスタートに向かってやってみろ。」と教えています。迷路はゴールからスタートに向かっていくと、スタートからよりずっと簡単です。一本道でスタートにたどり着くこともあります。うちの子は迷路が大好きです。幼稚園のころからよくやっていました。どうしても分からないときはパパに聞きに来ます。はじめのうちは、ヒントを与えたり、答えを教えたりしていましたが、ゴールからやる方法を教えました。この方法を教えた理由は２つあります。１つ目の理由は、ゴールからやることで、子供が自分で答えを見つけられます。答えを見るのではなく、自分で答えをみつけたという達成感を持てます。２つ目の理由は、迷路と同じように、何かに行き詰ったときに、目的や結果から逆に考えていくことで解決することが実は、たくさんあります。ものごとの考え方、視点として、１つのことを１つの方向からだけ考えるのではなくて、発想を変えることで答えがみつかるということを、迷路を通じて、知って欲しいと思いました。たかが迷路ですが、こんなことからも柔軟な発想を生み出す考え方を育むことは出来るのです。

  2006年05月16日

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