カテゴリ:映画感想
昨日、ドラえもんとのび太の恐竜、もといウォーター・ホースの試写会に当たったので、ありがたく行ってきました。 ポスターなどで紹介されるストーリーから、なんとなく前述のアニメのニオイがするなぁと思ってはいたのですが、観賞後の感想は当たらずとも遠からずという感じでした。 でも、冒険やつじつまに関してはどちらかというとドラえもんの方が納得いくのでは? けっこうネタばれ的になるかもしれないので、これから観ようと思っている方はここで読むのをおやめください。 CGのクルーソー(UMA)はビジュアル、動き共にとてもよくできていたと思います。 景色も文句なしに美しい!観ていて飽きませんでした。 ただですね、ストーリーに絡んでくる「物理的」な理屈がどうにもお子様騙し以下なんですよ。 手こぎボートに乗って釣りをしていた男の釣り糸が巨大クルーソーに引っかかり、船を引っ張る場面があるのですが、その動きは船の後ろ側に駆動部が付いた「モーターボート」そのもので興ざめ。 といいますか、船に乗った男の持った釣り竿一本で船ごと引っ張られる、というそのものがあり得ないのではないか、ということに引っかかってしまいました。 釣り竿を持った男と船が接着剤などでくっついている、もしくは何かで固定されているなら話は別ですが、普通に座っている状況でしたから、あのように引っ張られたら、普通、釣り竿を持った男の人が吹っ飛んでいくでしょう。 クルーソーは何度も主人公の少年を背中に乗せて水中深くダイビングしますが、それもあり得ない。 水圧で肺がパンクします。 息が持ちません。 水温で体温が低下して心臓が持ちません。 それ以前にとんでもない力が加わると思うので、少年の握力ではクルーソーにしがみついていることは不可能でしょう。 クルーソーは、とても滑りやすそうな羨ましいほどのツルツルのお肌ですから、多分、最初にしがみついた時点で滑って水面にたたきつけられて・・・というのが関の山ではないでしょうか。 後、細かいことを言うとすれば、軍隊の放つ大砲が当たらなさすぎでした。 あれじゃ、戦争に負けます。 はっきり言って役立たずです。 それから水に落ちた人たちの服が早く乾きすぎですって。髪もね。 もうひとつ、全くの金槌だったはずの主人公が最後の方で足のつかない水中で見事な立ち泳ぎ?を披露。 んなわけあるか~い! それ以外に気になったところ。 ・お母さんがやたら男の人たちに色目を使うところ。そして、彼女があまり美しくないところ。 ・和訳のところどころの不思議な感じ。 ・ブルドックの「その後」 ・クルーソーの発見率の低さ(すごく自由に泳ぎまくっていたのに、見つからなさすぎ。 あんな姑息な手で写真をねつ造しなくても、あの状況なら絶対に本物の写真が撮れたはず。 というか、もっとたくさんの人に発見されていますって) ということで、この映画、いろんな意味でファンタジー。私はタダで十分でした。 お金払っていたら、なんかしぶ~い気持ちになってたかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月25日 23時07分22秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画感想] カテゴリの最新記事
|
|