テーマ:私のイギリス生活(444)
カテゴリ:スコットランド物語歴史編
元気バリバリのRikaChan復活の兆しあり ここはひとつ スコットランドの暗い歴史でも紐解いて おどろおどろの世界で遊ぶことにしましょうか 時は19世紀に入ったばかりの頃 世は急激な近代化時代に入ったものの 医療は他の国々と同じく 遅々とした歩みに歯がゆい思いをしていたのは エディンバラ大学、医学部のお医者さんたち 体の中はどうなっているのだろう 臓器をこの目で見て、調べて見たい・・・ 解剖学の前に立ちはだかったのは キリスト教の教えでした 当時解剖が許されるのは犯罪者の遺体だけ 解剖され臓器がなければ 最後の審判の日に 蘇ることが出来ないと 堅く信じていた人々は献体をするなどどは思いもよらず 自然、 墓荒らしが横行し そこいらじゅうのお墓が暴かれて 遺体がひっそりと地下の通路を通って エディンバラ大学の医学部に売られていったと言われています それを防ぐために 人が亡くなった後 お棺をさらに 鉄製の頑強なケースに入れて鍵をかけ 朽ち果てるまでは埋葬しないと言う人も現れたほど 当然盗む遺体がなくなってくると ・・・・・悪いやつが現れる 人を殺しては遺体を売る輩 パークとヘアという2人組がエディンバラの悪魔として暗躍 なんと17人もの人を殺して 医学部に売ったと言われています が、結局彼らは1829年逮捕され、ヘアに裏切られたパークだけが 死刑になりました 死刑になったパーク その後どうなったのか・・・・ 当然ですが、エディンバラ大学で解剖され教材となりました その上何故か 彼の皮膚で財布が作られ 今も医学部の博物館に展示されている・・ (・・・Oh悪趣味) 実は、彼らをめぐるミステリーはまだ続きがあって Hollyrood 宮殿の後ろにそびえるアーサーズシートの丘で 1836年 遊んでいた子供たちが 小さな洞窟から 奇妙なものを見つけました それは手に入るほど小さなお棺に 収められた人形たち 17体 これは パークとヘアの犯罪を知っていた友人が 殺された人々の冥福を祈っておいたものではないかと言われています 今、私たちを助けてくれる医療の発展の陰には たくさんの尊い命の犠牲があったのですね 自分ひとりで生きているわけではないの 何につけても感謝の思いを忘れずに生きて行きたいもの この小さいお棺は スコットランド博物館に展示されていますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[スコットランド物語歴史編] カテゴリの最新記事
|
|