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Edinburghの雲

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2007.04.13
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生き抜くために 望みを捨てるな
救助は必ずやってくる。
遭難、漂流と人生最悪の極限であるが
強い精神力で三日間は生き延びよう
後は何十日でも生きられる
海は不毛の砂漠ではない
食料の魚 プランクトンもある
また魚肉の50~80%は真水である
船が沈んでも世界はある
何も恐れることはない
過去の遭難の犠牲者は 海のために死んだのではない
恐怖のために死んだのである
飢えや渇きによって死ぬには時間がかかる
最後の1秒まで生き延びる努力をしよう
死を急ぐ理由は何もない
家族が待っている


今月の 日経PCに作家の幸田真音さんが書かれたコラムからの引用です
この文は 「生存指導書」の巻頭言
私は全く知らなかったのですが
「生存指導書」とは船に装備されている救命ボートに
非常食料などと一緒に用意されている
生き抜くための手引書で
188ページにわたって
非常事態の知恵が満載なのだそうで

たとえば
「24時間は食べない飲まない
最初の24時間は前日の食事で体力を維持できる
その後、限られた食料と水を公平に分け
少しずつとる」
とか
「救命ボートは大きく揺れる
吐くことで体内の水分を失ってしまう
備え付けの酔い止め薬を全員服用すべし」
など

(酔い止めが救助ボートに備えてあるとは知らなかった)

でもそれ以上に驚いたのは
この生存指導書が説く「生きる力」と
その言葉が 海の上だけではなく
私たちの日常に 今どれだけ必要とされているかと言うこと

小学生でさえ 簡単に「死」を選んでしまう
ニュースで目にしない日はない 自殺の文字

人生の大海原でおぼれそうになった時
「死を急ぐ理由は 何もない」ことを力強く
伝えていける 「その人」の周りの一人でありたいと
思ってしまいました。

生きようと思った時
必ず生きる道はそこにあるのですから





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最終更新日  2007.04.13 18:26:08
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