そういえば、どうなったかな?
気がつけばもう8月。そういえば、7月中に響プロジェクトの成果発表をするというふうに、6月に開かれた第一回目のRFID展で日立の人が言っていたんだけど、どうなったのかな?2006年の8月までのプロジェクトだから、技術者の人は今、本当に大変なんだろうなぁ~って思う。でも、本当に実現したらすごいな。以下、ちょっと調べもの結果。【響プロジェクト】ちなみに響プロジェクトって、何で「響」っていうの?響さんっていう人がいるのか?と思って調べてみた。ここでみて、初めて知ったのだけど、「企業と企業が、世界の国々が相互に響きあって新しい和音を生み出すという願いに基づいて命名された」そうだ。6月に行ったRFID展ではあまりゆっくりは見ていないのだけど、とあるメーカで、シールタイプで服の袋につけられているのを見た。箱ごと読み取るのはまだむずかしいらしい。他にも色々あるだろうし、一概には言えないけど、それで一つ100円程度らしいから、響プロジェクトのこの5円というのは、価格破壊じゃないかって思ってしまうほどだ。しかも書き換え可能でリサイクルされると、さらにコストは下がる。そして、読み取り距離は3m、書き込み距離は1m複数同時読みとり機能が可能になった日には、前に見たメーカーはどうなる?って思ってしまった。人間、0.3秒を超えると遅いと感じるそうだから(確か。。。)「固有IDの読取速度が10ms/個以上」という条件も普通に使うなら十分だろう。(工業製品とかのベルトコンベアーってどれくらいで流れてるのかな?)しかもEPCグローバル、ISO18000-6TypeC対応ということで、国際標準規格にも対応させてしまうというのもすごい。【周波数帯】昨年、2005年の4月に、RFIDのため、総務省が950MHz~956MHzを開放したのは、業界にとって大きな事だったらしい。周波数別に比較しているのを見ると、この周波数帯を使うと、通信距離も比較的長いわりにICタグをつけたものが沢山あっても一括読み取りが比較的可能。開放されてよかったよね。響プロジェクトのも、使うのはこの周波数帯。総務省のページを見ると、周波数の取り合いなんだなぁって思う。ホント色々ひしめき合っている。世の中電波だらけ。きっと、もし宇宙人がいても、それに気がつくってとってもむずかしいだろうね。【プライバシー】経産省のサイトのICタグについて書かれたものが検索で引っかかってきたのでみてみる。そこで、「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」(H16・6・8:総務省・経済産業省共管)というのが、6月に出ていたのを知る。普及を前に、きちんとこういうガイドラインが決められることは、大切だよなぁ、と思う。企業の法的拘束力は無いのかな?個人情報保護法に基づくってことになるのかな?【応用編】色々使い方は考えられているけど、RFID展で目に付いた使われ方は、本の在庫管理だった。最近は図書館はバーコードが張られているけど、非接触だとさーっとセンサーでなでるように触るだけで何があるかわかるから便利かも。そういえば、一緒に見に行った同僚が、子供が「教科書に貼って、ちゃんと次の日の教科書が入っているかチェックできるランドセルがあればいい!」なんて言っていたそうだ。おもしろーい!!!気になっているのは、このロボットでの使い方。RobotWatch:「IRS、化学テロを想定したレスキューロボット実証実験」新型ASIMOは、「ICタグに光通信機能を加えた、Honda独自開発のIC通信カードと連動して、自律的にタスクを選択し、実行することが可能になりました。」なんていう技術で、人の位置と情報を手に入れるそうだけど、レスキューロボットの情報伝達にも使われるんだな。必要な情報量がそれほど多くない場合、はやく読みとり&書きとりできて非接触でやりとりできてというのは、他のメディアよりも有効なんだろう。ICタグが一個5円になったら、ある意味ロボットを家庭で使う場合あちこちにタグを貼りまくって環境認識させちゃうことも低価格で簡単にできてしまうかも。ちょっと楽しみ。あっ、でもロボット自体がまた高くなるか。。。