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July 15, 2011
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カテゴリ:海外旅行



北京での私の失敗談、

みなさん、やはり気になるみたいですね。

順を追ってお話させて頂きますね。



北京旅行が飛行機の関係で、

1日少なくなったのは、先日書きました。。



その連絡があった時、

旅行会社の人に言ったんですよ。

「日程表には、3ヶ所のお店に寄るようになっていますが、

それを減らして、

なるべく沢山の観光が出来るようにしてください」って。



でも、北京に着いて、

新しく作りなおされた日程表を見ると、

観光は、丸1日分減っていましたけれど、

お店は、最初と同じ3ヶ所寄る事になっていました。



訪れたお店のリベートが

旅行代金の安さに繋がっているのかもしれない。

ま、仕方がないよね~

そうとも思いました。



四つ葉



故宮博物館は、もの凄く広くて、

好天気の中、順番に見て行くだけでも、

相当疲れます。



半分くらい廻った所で、現地添乗員さんが、

「ちょっと休憩しましょう」と言って、

あるお店で、お茶を頂きました。

日程表に、「途中掛け軸屋にてショッピング」と

書かれている所です。



お茶を頂きながら、

最初に、国家公務員だというお店の人から、

いろいろと説明を受けました。



興味が無かったので、殆ど忘れましたが、

ここは、故宮博物館直営のお店で、

修復費用捻出の為

普段は、外に出ないような品物が売られているとの事でした。



偶々、修復募金イベントで、

中国では有名な書道家莽山さん

いらしてるとの事。





2.jpg

眼前で書を書いてくれました。

これは、表装して2万円。






1.jpg

墨で書くと墨のところに金龍が浮き上がる

金龍模様の半紙に書いたのが3万円。

後、色紙に書いて頂くと1万円でした。



沢山の人が、

好きな字を書いて貰っていましたが、

私たち夫婦は、興味が無かったので、

なんとなく時間をもて遊んでいました。



絵の好きな私は、

ボ~っと掛け軸の絵を眺めていましたが、

枝に雀が何羽か止まった絵に目が行き、

「この絵いいね♪」って、夫に言ったんです。



お店の人は、その言葉を聞き逃す筈がありません。

気が付いたら、その掛け軸に、

金龍模様の半紙に莽山さんが書かれた書を付けて、

20万円で買ってしまっていました。



我が家は、築80年の古民家。

当然、掛け軸だって沢山あります。

わざわざ新しい掛け軸を買う必要なんてないんです。



そんな大金を出して、

どうして買ってしまったのかは、

今持って不明。



多分、催眠術に罹ってしまったのでしょうね。



帰宅して、

改めて掛け軸を見てビックリ仰天!!!

お店で見たのとは似ても似つかない粗悪品でした。



私でも、もっと上手に描けるかもと思えるような酷い絵。

表装だって、薄っぺらです。



「故宮博物館の保証書が付きます」

と言っていましたが、

よく見ると、

故宮清韻堂の保証書。

お店の保証書だったのです。



後で、ホテルに届けると言って、

その場で貰わなかったので、

取り代えられたのだと思います。



慌ててネットで検索してみると、

このページにヒットしました。

沢山の人が騙されているみたい。

書道家の莽山さんも、

ホントに有名な書道家かどうかは分かりません。



翌日、早速旅行会社に電話しました。

事情を話すと、

直ぐに返品・返金の手続きをしてくれるとの事。

品物を着払いで送って、

翌日には、返金の手続きが終わっていました。



電話で、旅行会社の人に、

「ネットで、一昨年位から被害の報告があるのに、

どうして未だ利用しているのですか?」

って聞きましたら、

「再三注意しても、改善されないので、

今取引中止を検討している」

との事でした。



冗談じゃないわ!

私たちの後にも、

次々と団体さんがお店に入って来ていました。

みんな、旅行会社を信じて買うのと違うかしら…



今、このブログを書いていて、

もう一度、「故宮博物院 清韻堂」で検索しましたら、

Wikipedia(ウィキペディア)にヒットしました。

紫禁城の説明をしていますが、

画面を下にスクロールしていくと、

沿革の次のその他に、

下矢印こんな文が載っていたんですよ。


南群房には、「清韻堂」という骨董品のコピー商品を売る店がある。

ここの売りは「溥儀の甥」や「中国の国宝級」の書家が「ボランティア」で書の実演販売を行うことであるが、実際に「溥儀の甥」である証明は付かない。

また、「故宮の敷地内で偽物を売るはずがない。」と言っているが、南群房は、故宮博物院の敷地ではない。

購入の際には「故宮博物院の鑑定書が付く」と言っているが、実際に付くのは「故宮"清韻堂"」の「証明書」であり、骨董価値を示す鑑定書ではない。

(「故宮」という単語は商標とは認められていないため、自由に名乗ることができる。)

Wikipedia(ウィキペディア)に載るくらい有名な

酷いお店だったんです。



北京旅行を考えてらっしゃる方は、

“ くれぐれもご用心を ”







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Last updated  September 26, 2013 12:08:20 PM



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