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カテゴリ:美術&博物館
昨夜の皆既月食、 ご覧になりましたか? 月食のはじめから終わりまでを、 全国で観測できる皆既月食は11年ぶり。 お月様は、頭の真上。 寒かったので、外には出ないで、 窓から上半身を乗り出してのお月見でした。 では、ちょっと前のお話です。 先月のしまなみ海道旅行の後、 一緒に行った友人達は、 我が家で2泊して帰って行ったのですが、、 その翌日には、 既に私の予定が待っていました。 玉青館友の会の美術見学会です。 最初に行ったのは、 姫路市書写の里・美術工芸館。 大正から昭和にかけて活躍された画家達の作品です。 ここに来たのは初めて。 和風モダンの素晴らしい建物です。 パンフレット 会館内は撮影禁止。 下の画像は、 パンフレットの裏側をスキャンしたものです。 竹久夢二 港屋絵草紙店(木版画) 松本かつぢ みずうみのほとり(原画) 蕗谷虹児 お留守番(原画) 高畠華宵 南国の唄(原画) 山村耕花 踊り(木版画) この他に、 中原淳一、伊藤深水、岩田専太郎などの絵もありました。 少女雑誌に出てくる 夢見る美少女やモダンな風俗の絵は、 私の少女時代、 憧れを持った目で眺めていました。 絵が好きだった私は、 よく真似て描いたものでした。 昼食後、次に行ったのは、 兵庫県立歴史博物館でした。 四代浮世絵師展です。 1878年パリ万博の時には 既にジャポニスムは一大ムーブメントになっていました。 日本画の自由な平面構成による空間表現や、 浮世絵の鮮やかな色使いは、 当時の画家に強烈なインスピレーションを与えたのです。 以下は、同じくパンフレットの裏側から 葛飾北斎 冨嶽三十六景 凱風快晴 東洲斎写楽 四世松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛 歌川広重 即興かげぼし尽し 歌川広重 名所江戸百景 大はしあたけの夕立 ゴッホが模写した浮世絵として、 あまりにも有名です。 ゴッホの模写 ゴッホは、日本に凄く憧れていて、 アルルに住み着いた時、 そこが彼のイメージの中の日本に、 そっくりだと思ったそうです。 喜多川歌麿 青楼十二時 亥の刻 見学後、 印象派時代の画家たちが、 これらの浮世絵を見ながら、 遥か彼方の日本に、 どんな思いを馳せたのか考えながら、 次の見学先に向かいました。 ***** つづく ***** 1クリックで協賛会社から1円募金されます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 11, 2011 01:25:06 PM
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