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October 3, 2013
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カテゴリ:美術&博物館



前回の日記には、

私へのお見舞いコメントをありがとうございました。

以前の様に「元気いっぱい!」という事はありませんが、

あれ以来、発熱もなく、

昨日は日帰りで、無事に山の辺のみちを18万歩歩いてきました。

今日は用心して、家で大人しくしています^^



ごめんなさい。訂正させて頂きます(^^ゞ

上に「18万歩」歩いたって書きましたけれど、

「1.8万歩」の間違いです。

18万歩って、一歩が60cm位で単純計算しても100km。

1時間に4km歩いて25時間はかかります。

淡路島から奈良まで日帰りで、そんなに歩くことは不可能。

どうも失礼しましたm(__)m







四つ葉



先月の29日、一緒にスイス旅行をした

アッチャン&エッチャンとの3人で、

大阪・中之島の国立国際美術館へ、

貴婦人を一角獣展を見に行って来ました。






1.jpg


フランス国立クリュニー美術館の至宝・貴婦人と一角獣は、

1500年頃に制作されたと推測される

6連の連作タピストリーです。



ジョルジュ・サンドが称賛したことで、

一躍有名になったそうです。






2.jpg


この作品が国外に貸し出されたのは、過去にただ1度、

アメリカのメトロポリタン美術館だけでした。

今回は、日本初公開です。



私は、20年位前にパリへ行った時、

クリュニー美術館で見た事がありますので、

久しぶりの再会です♪






最初の5点は、人間の五感を表現しています。



3.jpg

「触 覚」


背筋を伸ばし堂々と立つ貴婦人が、

右手で旗竿を持ちながら、

左手で一角獣の角に軽く触れています。








4.jpg

「味 覚」


貴婦人は、次女の捧げつ器から右手でお菓子を取り、

左手に止まるオウムに与えています。






5.jpg

「嗅 覚」


侍女が支える皿から花を選びながら、

花冠を編む貴婦人。

その背後で、猿が花の香りを嗅いでいます。






6.jpg

「聴 覚」


侍女がふいごを操作し、

貴婦人がパイプオルガンを演奏しています。

オルガンの音に耳を傾ける一角獣と獅子。






7.jpg

「視 覚」


草地に腰を下ろす貴婦人の膝に、

一角獣が前足をのせて寛いでいます。

一角獣は、自らが写る鏡に見入っています。






そして、最後の一点は・・・


8.jpg

「我が唯一の望み」


青い大きな天幕の前で、宝石を手にする貴婦人。

侍女が捧げ持つ小箱から、

宝石を選んで身に着けるところでしょうか。

それとは逆に、

身に着けていた宝石を外して箱に戻すところかもしれませんね。



「我が唯一の望み」が何を意味するかについては、

様々に論じられてきました。

五感を統べる第六の感覚である、

「心、知性、精神」であるとも言われますし、

銘文からは、愛や結婚といった意味が導き出されています。

宝石が象徴するものに対する貴婦人の身振りも、

どちらとも解釈することができます。



最後に残された大きな謎。

それは、連作の魅力をいっそう高めているのではないでしょうか。






拡大.gif


館内は、勿論撮影禁止。

頂いたパンフレットの絵をスキャンし、

説明文も引用させていただきました。



石造りのお城の壁に架け、

寒さ対策と装飾に使ったタピストリー。

「これがホンとに織物?」と思える

繊細な絵と色使いに圧倒され、

うっとりとしたひと時を過ごしました。






11.jpg


高精細デジタル画像のシアター


展示室では作品保護のため、

明るい環境で見る事ができません。



ここでは、肉眼で見る事ができない細部まで

観賞する事ができます。


クラブ





lunch.jpg


その後、館内のレストランで昼食

パエリア・セット(1200円)



コップに入ったスープを飲んだ後に、

写真を写すのを思い出したんです(^^ゞ



クラブ



せっかく明石海峡大橋を渡ったついでに、

もう一箇所、美術館へ行きました。






a.jpg


プーシキン美術館展(於 神戸市立博物館)

・・・フランス絵画300年・・・






b.jpg


ロシア・モスクワにあるプーシキン美術館から、

フランス絵画の名作が来日しています。






c.jpg

クロード・モネ 

「陽だまりのライラック」







d.jpg

フランソワ・ブーシェ 

「ユピテルとカリスト」







e.jpg

ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル

「聖杯の前の聖母」







f.jpg

フィンセント・ファン・ゴッホ

「医師レーの肖像」







g.jpg

アンリ・ルソー

詩人に霊感を与えるミューズ」




※画像は、パンフレットをスキャンしたものです。



クラブ



素晴らしい絵画鑑賞を堪能した後、

近くで見つけたお洒落なケーキ屋さんで

紅茶とケーキを頂いたのですが、

ケーキが半分になってから写真の事を思い出したので、

撮るのは諦めました。



イチヂクのショートケーキに、

素敵なティーコゼが被せられたポット。

画像に残せなくて残念です(涙)



お茶とお菓子を頂きながらの、

その日見てきたタピストリーや絵画のお話は尽きず、

気がついたら6時を過ぎていました。



「次は、来年1月に来るターナー展を見に来ようね」

そう約束して帰路に着きました。

家に着いたのは8時半。

素敵な芸術作品でおなかが一杯!

夕食は抜きでした。




rose
 




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Last updated  October 6, 2013 07:57:42 AM



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