続・「山の辺のみち」を歩く 教科書でもう一度学ぶ日本史 奈良・番外編
今回の台風26号は、今年最強の台風だと言われていましたが、伊豆大島に大きなな爪痕を残していきました。TVニュースでは、途方に暮れた被害者さん達が映し出されていて、これから先の生活の事を考えると心が痛みます。それでは「山の辺のみち」の後編です♪ここは、「山の辺のみち」として、よく紹介される写真スポットです。檜原神社(ひばらじんじゃ)神殿も拝殿もなく 、「三つ鳥居(三輪鳥居)」があるだけ。大神神社の三の鳥居も、このような形の「三つ鳥居」だそうです。注連縄の鳥居を通して西方を眺めると二つの秀峰を持つ二上山が臨めますが、この日は生憎の曇り空だったので、写真にはぼんやりとしか写りませんでした。春分と秋分の日には、太陽が檜原神社背後の三輪山から昇り、西向こうの二上山に沈むのだそうです。大和の青垣大和は国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる大和し 美わしと、古事記にうたわれています。奈良盆地は、遠くに見える生駒山地や矢田丘陵、すぐ手前の景行天皇陵、更に右手の三輪の山々など幾重にも緑の垣根に囲まれたようになっています。神山の 山邊真蘇木綿みじか木綿かくのみ故に 長くと思ひき・・・高市皇子・・・道端には、万葉歌碑が随所に立てられていて、古代ロマンの世界に思いを馳せる事が出来ます。酔芙蓉が咲いていました♪巻向の 山邊とよみて行く水のみなあわの如し 世のひと吾は ・・・柿本人麻呂・・・ザクロも・・・ぬばたまの 夜さりくれば巻向の川音高しも あらしかも疾き ・・・武者小路実篤・・・姫リンゴのような可愛い実おみかんも沢山成っています。ここは、果物の宝庫のようです♪黄金に輝く田んぼの向うには、三輪山が鎮座。この日は、10月2日。今頃は、もう刈り入れが済んでいる事でしょう。この辺り一帯が古墳群右を向いても、左を見ても古墳があります。この池の向うも、もちろん古墳。どなたのだったかは、忘れてしまいましたが(^^ゞ空が明るくなってきて、先ほど檜原神社から見えなかった二上山が見えてきました(^^)vこの柿、面白い形をしているでしょう^^長岳寺へ弘法大師が開基された真言宗のお寺です。大 門当時の総門で、「肘切り門」の異名があって、僧兵と刀鍛冶の伝説のある門です。鐘楼門※重要文化財日本最古の鐘門であり、弘法大師当寺創建当初の唯一の建物だそうです。楼門と鐘楼とを兼ねた建物は、とても珍しいものです。本 堂ご本尊の阿弥陀三尊や、多聞天、増長天などが安置されています。阿弥陀如来像は、玉眼を使用した日本最古の仏像です。石 仏古墳の石棺に彫刻されたとされています。可愛いシャムネコさんと三毛ネコさん、このお寺に住んでいるようです。私たちをお迎えしてくれましたよ♪高校生の頃、文芸部の人たちが、顧問の先生に連れられて、「奈良の山の辺のみちを歩いた」と聞いて以来、ず~~~っと一度行ってみたいと思っていた所でした。今回、半世紀以上過ぎてやっと実現!いにしえの人達も歩いた長閑な道を歩いて、古代に思いを馳せたものでした。 いつも温かいコメントほんとうにありがとうございます。みなさまのコメントを励みに、ブログ更新を頑張っています(*^_^*)お帰り際に1クリックをお願いします