理不尽。
土砂崩れから母子が助け出された時、ちょうどテレビを見ていました。初めに男の子が助け出された時は本当に涙…でした。報道では色々な情報が錯綜していて、始めは3人全員の生存が確認、とか言われていましたがお母様の残念な結果にただただ呆然。その一方で、昨日か一昨日、建設関係の会社の株価が一斉にあがったそうです。地震の復興のために利益が上がると思っての現象だとは思うのですが、私は、この不幸を利益に変える人がいるという事に腹が立ってしまいます。世の中ってそういう仕組みなのは分かるけれども!法的に不正な事をしていないのも分かるんだけれども!!「この不幸に乗じて」って意味では、震災の連絡網を使ったオレオレ詐欺と同等じゃないですか!?…って思っちゃうんです。まだ未熟モノなのかなぁ…。---------------(以下、追加)----------------------------まみ夜さんからご意見を頂いて、少し追加させて頂きます。>会社が利益を上げ、税金を払えば、国も新潟の復旧作業への援助金が出しやすくなります。なるほど…と思いました。確かに将来的な展望を考えるとそう言えるかもしれませんね。ちょっと疑問なんですが、政府ってそういうお金を見越して復興資金への分配を考えてるんでしょうか?株価が上昇したことによって、どのぐらいの税金が国に還元されるものなのでしょうか?そこら辺のお金の流れについてよく知らないので何とも言えないです…すいません。>中途半端なボランティア精神で商品や労働の無償提供をして、会社を傾けるよりはいい、と思いました。そうですね。でも、震災後、すぐに動いた商品や労働の無償提供をしている会社はこういう時のためのマニュアルがあるんだと思うんです。(上場企業は特に…)いわゆる企業の社会奉仕という意味でもあるでしょうし、「名前を売る」という意味もあると思います。当然メリット・デメリットを考えた上での行動だと思います。でも、この行動で救われている方々がいるのは確かです。「今」足りない物を補えるのは「今」の行動ではないでしょうか。ボランティアをする事で現地の方々に迷惑を掛けるのは間違っていると思いますが、小さな援助やボランティアが一人でも多くの誰かを和ませてあげられるのなら行動すべきだと思います。-------------------------------------------------------りんごは中学の頃からボランティアをしていました。その間に「ボランティアなんて自己満足」とか「募金なんて役に立つのか」とかいう意見を多く聞いてきました。募金に関しては直接手を貸すことは出来ないけれど、何らかの手助けをしたいと思っている方には身近な手段ではないでしょうか。確かにいつ届くかは分からないですし、実は内訳なんかも正しくないかもしれませんが(笑)そんな事言っていたらキリがありません。要は物の見方なんだと思うんです。被災地でお風呂に入れない避難者の方に無料で開放した銭湯があったようです。約5000人の方が利用されたとか。10円でも利用料を取れば5万円になります。お湯を沸かすお金もかかっただろうし、水道代もかかったと思います。でも無料で開放しました。これを「ありがたい」「えらい」と見るか、「お金を取ることが外聞も悪いし出来なかったんだろう」と見るか。もしかしたら、自治体が銭湯になんらかの援助をしたのかもしれないですしね。はっきりいってこちらからは内情は分かりません(笑)でも、私は「ありがたい」と思う人でありたいと思うんです。だって実際に助かっている人がいるんですから。ボランティアに関してもそうです。ある意味、自己満足で何が悪いんだろう?と思います。ボランティアをする事で迷惑を掛けては元も子もないですし、それは絶対にしてはいけないと思います!しかし、自分が満足出来ない事を自ら率先してやる人なんていないんじゃないかしら?しかも無報酬ですからね(ボランティアの原則は)。だから、ボランティアは自己満足があって成り立っている所があると思うのです。ただ、自己満足だけで終わっちゃうのと、自己満足した行動が役に立つのとの境があやふやですね。役に立っているかってボランティアが判断することじゃなくて、周りが判断することですから難しいんだと思います。ただ、「役に立つ事」って何なのかを考えるのはボランティアの一環です!役に立つ事をするのがボランティアですから当然です。それをするのは最低限の事ですよね。この事にはいつも考えさせられます。ボランティアのあり方、募金のあり方、この震災でまた焦点があたる事だと思います。多分、また結論はでないでしょうが、考える事にも意義がある!そう私は思うのです。(う~、これが甘いのかなぁ~)