テーマ:鉄道(23103)
カテゴリ:名鉄
本日はAL車にパノラマカーの車体を乗っけてしまった“ニセパノ”7300系をご紹介します。
7300系 posted by (C)りんてつ 7300系は支線系特急の冷房化促進などを目的にパノラマカー7000系とほぼ同じ車体に3800系など吊掛駆動のAL車(間接自動制御車)の走行機器を流用して登場しました。 登場時は特急に使うためにミュージックホーンや座席指定表示器もついていたそうです。 他の半鋼製AL車と共通運用で使われたため夏には冷房が付いていて喜ばれたみたいです。 子どもの頃、パノラマカーみたいなのに古い電車の音がする不思議な車両と思って乗っていた記憶がかすかにあります。 7300系 高速 常滑ボート号 posted by (C)りんてつ AL車が淘汰され始めてからも冷房が付いていたおかげでしばらく活躍、晩年は広見線や小牧線、三河線などで活躍しました。 しかしやはり旧型車ということで引退することになり、1997年のさよなら運転を最後に名鉄線から姿を消しました。ところが・・・。 7300系 posted by (C)りんてつ 子会社の豊橋鉄道渥美線が1500Vに昇圧することになり、全30両のうち28両が豊橋の地で活躍することになりました。2本は「なぎさ号」「なのはな号」と特別塗装を施されて活躍しました。 しかし、昇圧時にスピードアップと増発を行ったものの、加速に難のある吊掛駆動車だったのが災いしてダイヤが乱れる事例が多発、また2ドアクロスシートで通勤通学輸送時は特に乱れてダイヤを昇圧前のものに戻すという事態になってしまいました。 2000年に東急目蒲線が目黒線になり18mの7200系が余剰になったところで置き換えを決めて購入、7300系は2002年に全車が引退しました。豊橋鉄道では4年ほどの活躍でした…。 展望席はなかったけど、支線でもパノラマカー気分を味わえる素敵な車両だったと思います。 なお豊橋鉄道が無償で譲渡先を募集したので何両かがどこかで今も展示されているはずです。気になる方は検索をかけてみてください♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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