果実酒作り
小さいときから、家の流しの下には梅酒の壜があって、大好きでした。 いえ、もちろん子どもでしたから、梅酒そのものを飲むわけではありません。 中に入っている梅をかじるのが大好きだったのです。 いっぺんに5個も6個も食べて、母親に怒られたのも、今は懐かしいです。 で、学生の時、寮を出て一人暮らしを始めたのを機に、自分でも作ってみたくなり、挑戦しました。 まず作り方を調べなくては、と思って、本を買ったのですが、そんなに難しくなさそー。 で、しかも果実酒にできるのって、梅だけじゃないのね。 というわけで、最初に作ってみたのは、いちご酒と、八朔酒でした。 いちご酒は、すごく色がきれい。 もちろん、味もグー! (^O^)g ミルクで割ったりしても、結構いけました。 八朔酒は、もともと八朔が好きなのと、たまたまその時期に八朔が出ていたので作ってみたのですが、柑橘系のいい香りがして、やっぱりおいしかったです。 で、6月、青梅の季節をまって、いよいよ梅酒に挑戦しました。 作り方は、さっきも言ったけどきわめて簡単で、梅をきれいに洗ったあと、広口瓶に梅と氷砂糖を交互に詰めて、最後にホワイトリカーを注ぐだけです。 あとは、冷暗所に置いて、数ヶ月おけばいいのです。 青梅って、本当に香りがいいんですよね。 どうかすれば、いつまでも嗅いでいたくなるような、さわやかな匂い。 で、梅酒の方も、やっぱりそのいい香りがするんです。 それが何だか嬉しかったなぁ。 数ヶ月後、すっかり色も琥珀色になった梅酒を取り出して飲んだとき、その味と言ったら! 本当においしかったです(^-^) その後、2-3年は続けて作ったように思います。 1回で結構な量ができるので、ずいぶん長持ちしました。 いえ、今でも当時の梅酒が残ってるんですよ~! 数度の引っ越しにも耐え、よく持ったもんだ! あと、1度、梅シロップというのも作ったことがあります。 こちらは、アルコールを使わずに、梅と氷砂糖だけで作ります。 簡単にいえば、梅と氷砂糖を交互に詰めて、置いておくだけで、数ヶ月後には、甘くておいしいシロップができるんです。 こちらは、特に暑い季節、冷たい水で割って飲んでました。 すごくさわやかで、すっきりするんですよ。 身体にもいいし。 こんなことも思いだしたのも、2-3日前、梅酒の作り方が乗った広告を見たからです。 ここ数年作ってなかったけど、久しぶりに作ってみようかな、とか思って。 でも、青梅の出回る季節は短いので、ぼやぼやしていると、すぐに過ぎてしまいます。 しかも、買ってきたら、すぐに着手しないと、あっという間に黄色く熟れてしまうし。 なので、結構「今年はちゃんと作るぞ!」という気合いも必要です(笑) 今年は、今から気合い入れておこうかな…。