|
カテゴリ:映画・舞台など
その後、映画館で「悪人」を観る。
おおかた知ってはいたけど~、ホントに救いようのない内容だなーー(-ー)… 映画自体はよくできてて、特に出演者の演技がみんな上手いのがナイス。主役二人はもちろん素晴らしく、それ以上に印象に残ったのが、M島ひかりと樹○希林!! 樹木希林はどこからどう見ても、魚さばいてるおばちゃんにしか見えず。怖いくらいのリアリティがあった。 でもって、一番凄いと思ったのはB級感を絶妙に演じていた満○ひかり。あまりにハマっていて、あの役は絶対に彼女しか考えられない。 女の悪どさを色濃く持ってる役で、普通のカワイイ女優さんならむしろ引き受けたくないんじゃないかと思う。あれに比べたらふかっちゃんの役なんて全然汚れ役じゃない。それをよく…あそこまで@@!汚さがありつつも本人は十分に可愛いのも凄いよねー。 演技が泊真過ぎるので気になって調べてみたら、アクターズでfolder出身と知ってびっくり。それであの演技…舞台とかミュージカルでも十分いけそうな女優さんだなー。この映画で更に飛躍すると見た。 モントリオール世界映画祭で受賞した深っちゃんは、雄一の救いになる女性。 彼女の持つ、何にも汚されない透明感がこの映画には必要だったんだろうなぁ。 PG12に指定されたベッドシーンがあってもいじらしく、ラストの迫真の演技で鼻水出てても可憐って、すごくないか? 結局、映画のテーマって… 「誰もが悪人になり得る」ってことなのか? それとも… と考えてしまった。 人間は、自分の価値を信じられなくなると精神的に死んじゃうんだな…。 妻夫木君はそれで人を殺すし、M島ひかりはそれが原因で命を落とすのだ(彼女は無価値感から逃げるために、ああいう行動に出てしまうのだろう)。 私が思う悪人No.1(?)は、増尾だ。 でもなー、まずはなんといっても… 出会い系で会って、すぐに男性の車に乗っちゃいけません!!って、つい思っちゃうんだな~(笑)。 そして、妻夫木くん演じる雄一タイプには全く興味が沸かないし、イマイチ出演者の誰もにどうも共感できず。 あ、久石さんの音楽と、福原M穂の主題歌はピッタリ。あまりに上手くて、最初は誰か海外アーティストが歌ってるのかとすら思っちゃった…。世界に出せそうな札幌っ子だわ。 このあとはお風呂へGO! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年09月25日 08時35分38秒
[映画・舞台など] カテゴリの最新記事
|