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カテゴリ:食べ物・料理
ここ半年くらいずっと、行きたいお店上位ランキングだったバスク料理のお店。座席がフルで9席なので事前予約が必須。ススキノ駅から歩くこと10分ほどの古~いビルの中にお店はある。
入店から2時間半経って新たなお客が来るまで、客は私達のみ。 予約びっちりだと聞いてたので、capacityの関係から制限してるんだと思う。 シェフは…職人肌で、とにかく調理に集中したいのだなー。 おおよそ、愛想というものがない(笑)。 ここは、この店のトータルでの評価が分かれるところであろう。 が、そんな求道者気質のオーナーが作り出す料理の味・センスともに実に素晴らしい!!! 久々に三ツ星だ☆☆☆ フレンチ基本に、バスクのテイストを加えたお皿の数々。 いや~~、ホントにどれもこれも美味しくって、しかも意匠に富んでいたなーーー。 そして、もちろんビジュアルもとても美しい。 またぜひ行きたい。いや行かねば!! 写真は基本的に撮影禁止なので、今回は一切撮らず。 アミューズは、ブーダン(豚の血入りソーセージ)を挟んだベビーシュー 全然臭みがなくって、野趣があるお味で美味しい! *生牡蠣(かきえもん)・グレープフルーツとシャンパンゼリー添え *ジャンボン(生ハム)と温泉卵を添えたペピラード(パプリカの煮込み) *パン2種 *ムール貝のカプチーノ仕立て *真鯛のソテー(ムール貝、舞茸、ドライトマト、タチ入り) *黒豚のグリル、秋野菜添え *コアントロを使ったクレープシュゼット、アイス乗せ(アイスが栗のはちみつを使ったものだそうで、クレープとのマッチングが素晴らしい) *温かいタルトタタン(フロマージュブラン&蜂蜜添え) *Mon't d'Or(冬限定、カスタードみたいなクリームチーズ)、レーズンとくるみ入りカンパーニュ添え 一番を選ぶなら…真鯛か?でも黒豚の火の入り方も素晴らしかったし、彼が「これあるんだ!一度食べてみたかった」とオーダーしたチーズもおいしかったなぁ。 私の飲み物は泡中心。 カヴァと、カヴァにレモンシャーベットを入れたカクテルを。 連れはスペインとフランスのビールと(どっちも美味しかった)、あとはサングリアの原型になったという赤ワインをコーラで割った飲み物を飲んでいたんだけど、これが「原料から想像できないくらいに大人っぽくて美味しい」味だったので、気に入ってお代わりしていたなぁ。 こちらのお店、飲み物もかなり豊富に揃っているのだ~。 私達の食事が一段落した頃(ナイスタイミング!)、おもむろに彼がシェフに話しかけてみて、色々話を聞き出すことに成功。だんだんと彼の表情が柔らかくなり、実は気さくでざっくばらんな方だと判ってほっとした。 本当に「美味しいものを食べてもらいたい!」という意志が強~いシェフなのよねー。 ウマが合わない人は多分合わない。 「判る人だけに来てほしい」というか、客を選ぶタイプの店だと思う。 媒体とかにもほとんど出てないし(ネットですら、情報が少なめ)、確実な口コミで広がってほしいって考えているっぽい。 帰りは名刺を頂いて、ドアを開けて見送ってくださったのでよかったな^^ ああ、美味しいものを食べるって、幸せだ~ 店内には色々な雑誌やガイドの他に、弧野ふみこさんの本が置いてあって、 ああ~、彼女もアーティスティックかつストイックな感じで料理しそうだから、なんか方向性に共通点があるのかも!ってちょっと感じた…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年11月13日 12時32分54秒
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