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カテゴリ:防災
公立保育園というのは、予算の関係などもあり、なかなか実現が難しいようです。
そんななか、武蔵野市の公立保育園で、父母会と共同の園企画の防災講座の講演を行ってきました。 父母会と園の信頼関係がしっかりあって、素敵な園でした。 武蔵野市といえば、日本で唯一の防災(ぼうさい)協会があるところなのです。 防炎(ぼうえん)協会は、他にもありますが、防災はここだけ。 市が補助金をだして、武蔵野市民防災協会をつくり、市民と市を結ぶ役割を行っています。 そんなこともあって、武蔵野市の防災への取り組みはかなり市民目線が入っていると感じています。 たとえば、WEB 武蔵野市の防災状況はこちらを見ていただけれわかりますが、 読みやすい!! 不審者の声かけ状況も場所の地図入りでリアルタイムでわかりますし、 消火器事故の話題も掲載されていて、市での対応が載っていたり、 普段から機能していることがわかります。 いまなら、ペットと一緒に暮らすための情報も載っています。 使えるページだなと思いました。 こちらは 「武蔵野市 防災」の検索をかけると、でてくるページです。 みなさんも行政区の名前をいれて防災の名前をいれて、検索してみてくだいさね。 ちなみに飯能市はこちら がんばれ~~。飯能市~~~!! わたしのレクチャーは個人としての対処が主で組織としてどうしていくかということは 専門外になり、すべての行政区の状況を知っているわけではありません。 しかし、武蔵野市は、いろいろ参考になります。 まず、武蔵野市は震度6弱を想定した災害対策になっています。 それ以上にすると、億単位で予算が必要になるというのもありますが、 関東ローム層の地盤が堅いからという理由だそうです。 学校の耐震補修、マンホールトイレ状況、しっかり対策されています。 マンホールトイレはとても重要アイテムです。 災害がおこって食料ばかりが気になりますが、トイレがかなり深刻な状況になります。 1回だけはながせるんですけど、すぐでなくなります。 でも、入ったら無意識に流れるのを前提の行動をとってしまいがち。 そうすると、すぐにつまって大変になります。 地震のときは、トイレ!と頭にいれておいてくださいね。 でも、専門の防災グッズは、トイレ関係はとても高価なので、個人で対応されている方は 少数なのではないでしょうか? 講座では、生理用ナフキンをオムツの内側にしいて、何度もとりかえ可能なオムツにするテク、 うんちとおしっこは分けた方が臭わないというテク。 オムツが小さくなったら、全部あげてしまわず、もっていると、災害時の汚物を吸収させるものになるので、もっておくテクなどをお伝えしています(時間がないときは、省略されています。すみません) ペットシートを利用したり、日ごろから使えるものはないか、考えておいてくださいね。 話を戻して武蔵野市。 Dr.ヘリの拠点になっている病院が3つもあるのです。 これだけでもすごいことですよね。 小児科病院や妊婦さんの搬送先がないという自治体が多いなか、 やはり、普段から暮らしやすいと災害にも優しいということになります。 で、重傷者をこの3つの病院に集中させたいので、医師会の方が 考えてくださった方策があります。 すべての病院を閉めて、そのかわり、災害時は小学校に お医者さんたちが集まって臨時病院にしてくださるのだそうです。 みなさんの自治体はいかがですか? さてさて、こんな防災課でも苦手なことがあるというのです。 それは、乳幼児など未就学児童をもつ親と連携をとりにくいこと。 今回、わたしは、何度か講演を行った武蔵野市でしたので、 武蔵野市市民防災協会に直接お願いして、アルファ米や防災グッズの提供などをお願いしました。 また、子どももおとなも楽しむ生活プロジェクト モモプロジェクトが防災マップを 作成しているので、そちらの代表の方も一緒に講演のあと、地域状況の説明を お願いしていただくことにしました。 モモプロの代表の横山さんが、防災課とも連絡をとり、保育園からも防災課や 防災協会と連絡をとり、連携プレーですごいネットワークができあがりました。 防災課の方のほうが、いま、他の保育園でもやってほしいなという状況になっているそうです。 武蔵野市の公立でも私立でも、うちの園でもと思う方がいらっしゃったらご連絡くださいませ♪ ただいま、「旬」の気配です♪ もちろん、他の自治体の園でも。 武蔵野市みたいな事例をだして、こんなふうに園でやってみたいと防災課に相談すると、 welcomeと言っていただけて、新しいネットワークに繋がるかもしれません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年09月13日 13時25分26秒
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