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カテゴリ:旅行
先週末は法事(亡母の四十九日法要)のために家族で実家に戻りました。あいにくの天気でしたが、以前からお世話になっているお寺で法要を無事挙行することができました。
これで遺族としても一段落、ということで、週明けから仕事や用事があるといって日曜日にとんぼ返りをする家人を尻目に、こちらは「慰安旅行」と称して連れ合いともう一泊武雄温泉方面に足を伸ばすことに。とはいえ、朝から真っ直ぐ武雄温泉に向かっても現地で退屈しそうだったので、まずは特急電車で一駅先にある有田を訪ねることに。例によって当日になっての思いつきの訪問でしたが、奇跡的に雨にも降られず、保全された有田の古い街並みを楽しみながら散策。メインストリートに並ぶ数多くの著名な窯元のショップを梯子して目の保養になっただけでなく、日本の磁器の原点である有田焼の歴史を実地に学ぶ大変面白い旅になりました。 まず初めに訪ねた有田陶器美術館は、小さな町立の美術館。有田町のメインストリートのちょうど真中にあり、収蔵品は多くないものの、町のシンボル的な存在(?)です。 亭主どもはまずこの美術館までタクシーで乗り付け、ここを起点に有田駅まで案内地図を片手にぶらぶら散策することに。地図を見るとすぐ脇に昔の洋館があるというので早速訪問。 いわゆる「明治の西洋建築」で、日本の大工さんが見よう見まねで建てたものです。休日だけ居るというボランティアの方に洋館の中を案内頂きながら由来などを説明して頂きました。 洋館をでて通りを歩いていると、何とも古びた感じの「工場のようなもの」が目に入ります。(やはり古ぼけた看板に「深川製磁株式会社」とあり。)そうこうするうちにその深川製磁の本店に行き当たり、そのまま吸い込まれることに。 深川製磁は有田でも屈指の老舗窯元で、展示品を眺めていると現在でも日用雑器から超高級陶器までを焼成していることがよく分かります。(亭主どもも深い藍色が白磁に映える素晴らしい染付風の茶碗を手にし、身の程を弁えずに衝動買いしてしまいました。) その後も、今右衛門窯など、あちらこちらで店を開けている新旧・大小さまざまの窯元を冷やかしながらの散策を楽しみました。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 3, 2023 10:52:01 PM
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