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カテゴリ:京町家
早や今年も建具替えの季節到来です。
自然の涼を求めた昔と違い、エアコンの冷気の中で生活する今日この頃、手間ヒマかけてやることも無いのですが、長年この季節行われて来た風物詩。次世代に引き継ぐ意味からも今年も・・・・。 ただ今年は京都に殆ど縁のなかった客人を迎えることになったので、「建具替え」の説明のため一気に替えてしまうのでなく、before & afterが一目で分かるように暫くの間半分だけ替えることにしました。 (勿論後日全て替えます) 毎年書いていることですが・・・・ まず、この座敷の右に写っている障子・・・ 4面全て変えるのですが、暫くの間は半分の2枚を替えます。 夏用の簀戸はこれだけあるのですが、今はこの内の4枚しか使いません。 場所が分かるように目立たない位置に印をしています。 現状この文字を読み取れるのは私だけです。 2枚だけ簀戸に替えてあとの2枚は暫くの間障子のままにします。 上の写真の右側のこの襖4枚の面は・・・ 当然4枚の簀戸があるのですが・・・ 襖の向こうはエアコンゾーンで、 自然の風を通すこちらのゾーンとは分離のため簀戸に替えず襖のままで夏を過ごします。 そして、上の写真の右側は・・・同じく巾広の襖4枚なのですが・・・ 半分だけ御簾に替えました。 隣の部屋から見ると・・・こんな感じです。 そして、玄関の衝立も・・・ 夏仕様に・・・。 後で気付いたのですが・・・裏と表逆に置いていました。 裏(本来の表) は横桟が竹なのです。 ・・・と言う事で夏を迎える建具の準場?? 半分だけ済ませました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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