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カテゴリ:極短小説
堕性感情持って生まれた
あの日の天使達も 背中の哀愁漂うと 哀しくは無いさ 多分 今日は発掘調査である 神からの依頼なので(ある程度)真面目にやらなくてはならない。 天使と神は仲が良いか?というと難しい問題だ 上級天使職だからといって神に好かれるわけではないし 堕天使だからといって神に嫌われるわけでもない 依頼内容は「楔を見つけ抜いて欲しい」である 「こんな所何も埋まってるわけねぇだろっ」アロマを吸いながら一息つく 巫女の彼女はスコップでなんか掘り堀している スコップ一つで発掘が出来ると思っている夢見る少女ちゃんなのである その彼女が何か俺に突き出した、泥だらけの石である 「あーーーそれな、アプロマンガダの化石だ。大事にとっときな」 彼女は石をじーーーっと見つめると、うれしそうに走っていった。 すると向こうが騒がしい 「おいおいあの子、伝説の宝玉石みつけたらしいぜ」 みると彼女が人に囲まれている 彼女は人々にこの石がアプロマンガダの化石だと説明している あちゃーーー、マジっすか?マジですか? 彼女は必死に石がアプロマンガダの化石だと説明している、皆苦笑。 話によると、探知したはずの楔は見つからなかったらしい。 彼女は3日口をきいてくれなかったという・・・。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.30 15:46:55
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