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カテゴリ:極短小説
今日の現代文の課題は意味がわからない
男子生徒限定「アオイ先生にラブレターを書く」である 「いつの時代も恋が文学を発展させてきたのです」 いや、理屈はわかるよ。わかるけどもさ、なんでアオイ先生限定!???。 男子生徒は皆居残りである ざまーミロと思ったが、皆意外にサラサラと恋文を書き合格点をもらっている マジですか?俺だけなの?俺だけぶちぶち言ってるの? みんな意外とアオイ先生ラブラブなの???? アオイ先生から真面目にやれと注意の声が・・・・・・・・ハイ。 仕方なく俺はぶちぶち書き出した 『僕の声 君に届けよと 風に乗せ 羽ばたく翼 言の葉よ 夢幾年と 過ぎ去りし 恋幾年と 花咲きし 頬美しの 君が面 言葉はかなし 泣く君の 唇よせて 花映しつと』 これでええだろ、とつぶやいたのがまずかった 「持ってきてください」と言われ持って行くと 「字が汚いとか、言葉遣いが幼稚とか散々言われ、不合格点」とほほ・・・・。 あれ、不合格作品アオイ先生大事にしまった?結構気に入ってる? 視線を感じたアオイ先生は「紙を無駄にしちゃいけないんです!」と真っ赤になって答えた。 アオイ先生エコロジストかいっ、意外とアンタクーラー好きでしょ 今日も礼儀だ。一首詠んでおこう 「ひととせに 思いよせたる ほおずきの 赤き吾子音 君と聞きたし」 アオイ先生に、届け!! 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.30 16:22:55
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