エルトン・ジョン『ホンキー・シャトー』
エルトン・ジョン『ホンキー・シャトー』アルバム『ピアニストを撃つな』の挿入歌「クロコダイル・ロック」と「ダニエル」の大ヒットでエルトン・ジョンが大ブレイクする前のアルバム。大ブレイクと言っても決してその前が売れていなかった訳ではない。今でも名曲の誉れ高い「ユア・ソング」をはじめ「イエス・イッツ・ミー」や「人生の壁」などでそれなりのヒット・メーカーだった。このアルバムからも「ホンキー・キャット」と「ロケット・マン」がヒットしてアルバムも売れました。もしこのアルバムがあったからこそ次の『ピアニストを撃つな』が存在したのではないかとも思えます。売れゆきは『ピアニストを撃つな』にかないませんが、このアルバムの方が丁寧に制作されている感じがします。『ピアニストを撃つな』はかなり強引な作り方をしていると感じがします。アルバム全体に繊細さがあると思いますが、どちらが好きか?と言うと、やはり『ピアニストを撃つな』の方かな。強引でも、勢いや耳に残る曲が多いような気がします。でも「ロケット・マン」は好い曲だとおもいます。「ホンキー・キャット」はエルトンにしか出来ない曲ではないでしょうか?