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テーマ:☆仙台☆(1714)
カテゴリ:仙台の寿司・そば・和食
ある日のアフター5、私は秋田の郷土料理に舌鼓を打っていた。
民宿にでも泊まったような気分にさせてくれる凝った民芸風の店内。 秋田の青年会のようなところが経営しているらしく、店員さんも名札には「男鹿市出身」とか「横手市出身」とか表示してあってなかなかよろしかった。 仲間とだべりながら気持ちよく飲んでいると、何だか店内の雰囲気が普通でない。 客たちが恐怖に慄くような表情で、ひそひろ話を始めたのだ・・・。 一体何が起きようとしているのだろう・・。 従業員たちの姿が忽然と消えているのは、なにか身の危険でも感じたのであろうか・・・。 急に、店内が暗くなった。照明が不規則に明滅する。 女性客たちの黄色い声が響いた。 「ガンガンガン!」 フスマを力まかせに叩く音がこだました・・。 そのフスマが、がらがらっと、開くと・・。 「うおおおおおっ~~!」 5匹ほどの鬼たちが、包丁を持って座敷に乱入してきたのだった・・。 鬼たちはめいめい、座敷の客たちに襲い掛かっては、「泣く子はいねえが~!」「怠け者はいねえが~!」と威嚇するのであった・・。 居酒屋のこと、泣く子はいなかったものの、「こ、こいつがわが社一番の怠け者です!」と、差し出されるひょうきん者は、どこにでもいるのであった・・。 そんなやりとりをしているうちにも、すっかり座り込んで一緒に酒を飲みだす鬼もいるのであった・・。 鬼たちは10分ほど暴れて、帰っていった。 しばらくすると、避難していた店員たちも戻ってきた。 客が危難にさらされているというのに、無責任なものである。 恐怖のためか、心持ち顔が赤らんでいる店員もいるのであった・・・。 料理の素材は秋田から毎日直送、代表的な秋田の郷土料理『きりたんぽ鍋』は、比内地鶏入り。 宮城県仙台市青葉区一番町4-5-6 江陽パルサービル6階 022-217-7077 なまはげショーは夜7時半からと10時から。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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