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カテゴリ:ジェフ・ベック解説
4. ICE CREAM CAKES
第二期ジェフ・ベック・グループの傑作アルバム、JEFF BECK GROUP 通称”ORANGE”から。 コージー・パウエルのドラミングはこの頃が一番好きで、本来はこのようなシャカシャシしたテクニカルな演奏を得意とするドラマーだったのだが、レインボウ以来、雑技団の「大力士」のような単調なドラムスタイルに変わってしまった(そういうのは、全然好きじゃない)。 この曲での演奏は素晴らしく、私が初心者の頃、先輩のアパートに泊まりで酒を飲んでいてこのプレイを聴かされ、「パープルみたいな派手なことを目指す前に、こういうキッチリした音を出せるようにしなきゃ」と説教されたことが記憶に焼きついている。 その先輩は私が持ち込んだユーライア・ヒープのライブをけちょんけちょんにけなし、特にミック・ボックスのギターは「絶対俺のほうがうまい」と譲らなかった。 私がリッチー・ブラックモアとはどうですかねえ?と訊くと、 「さすがに、ああはいかないな」と白旗をあげた。 先輩、寿司ご馳走様でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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