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カテゴリ:ジェフ・ベック解説
1.SHAPES OF THINGS 2.LET ME LOVE YOU 3.MORNING DEW 4.YOU SHOOK ME 5.OL' MAN RIVER 6.GLEENSLEEVES 7.ROCK MY PLIMSOUL 8.BECK'S BOLERO 9.BLUES OF LUXE 10.I AIN'T SUPERSTITUOUS 3.はグレイトフル・デッドも演奏したティム・ローズ作のナンバーだ。水平にスケールが広がっていくような感触がある。 ワウワウ効かせまくり、音色の変化を楽しもう。 タムロールを多用するドラムが、チトうるさく感じる。 イントロ周りのドテドテというベースは、第一期パープルを想起するなー。 4.はウィリー・ディクソンのブルース。 ツェッペリンが4カ月後、ファーストアルバムですっかりパクりの演奏をフューチャーしたので、これが二人の不仲の原因となったとも言われている。 ピアノはニッキー・ホプキンス?どうも良くない。 ドラムはアルバム中最も冴えた演奏をしているが、いかんせん音がなー・・。 まあ、68年68年。 5.は地味な曲。ロック・オペラの一場面のような仕立て上がりになっているが、私の好みではない。 6.これはもう、ナルシソ・イエペス先生の登場かと思った。 続けて聴くと、どうにもアルバムの流れをブチ壊しているようにしか思えないが、単品で聴くと文句はない。 7.スローでパワフルなシャッフル・ブルースロック。このナンバーはロッドが持ち込んだとされる。バスドラのドッド・タドッドッドーというリズムはこの曲のオリジナルかな。 スネア・ドラムの音が、この曲だけ明瞭なのが不思議。いろいろなシーチュエーションで録音されたものなのだろう。 この曲のベックはかなりイカすフレーズを連チャンで放っている。 8.最近のライブでも飽きずに演奏されているから、このかた40年も演奏していることになるのか!この曲のアウトラインはジミー・ペイジが作ったといわれている。 この曲にはキーボにジョン・ポール・ジョーンズ、ドラムにキース・ムーンが加わっており、そう言われてみれば展開部では異常にテンションが高い。キース・ムーンのドラムもすごくいいかというとそうでもなく、矢鱈ドタバタしている。68年・・(くどいな)。 9.ライブテイクの地味なブルース。こういう曲を聴くと、クラプトンとベックのプレイ・スタイルの違いを痛感する。クラプトンがあらかじめアタマで組み立てて起承転結のあるフレーズを紡ぎあげる傾向があるのに対し、ベックはどこまでも出たとこ勝負なんですなー。 ピアノは誰か?ソロ・パートでのフレーズが単調すぎないかっ。 10この曲を初めて聴いたとき、私は間違えてベック・オラからCDに一緒に焼いてしまったかと勘違いした。それぐらい、サウンドやプレイがこの一曲、進化している。 ベックのギターの七変化ぶりが素晴らしいが、まだ散発的であり、連続したキッチリしたフレーズの中で自在に変化していくというベックにはなっていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 16, 2008 06:36:13 AM
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