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テーマ:☆仙台☆(1714)
カテゴリ:仙台の寿司・そば・和食
「仙台近海の白身をづけにして出したら美味いんじゃないか」
「仙台づけ丼」は、本市における産学連携の第一人者である、東北大学工学研究科堀切川教授の発案から始まりました(もともと機会工学の摩擦学とかやっている方ですが)。 仙台寿司業組合はこの提案を受け、使う魚の種類やタレなどに入念な研究を重ね、12の店が「のぼり」を立ててキャンペーンを実施するに到っています。 私はまず、この企画に真っ先に乗ったといわれる一番町の老舗「富貴寿司」に伺うことにしました。 何も言わずに座った私ですが、目的のモノを注文するとカウンターの若旦那?とみられる方から、「出来上がったら解説しますからねー!」と声をかけられました。 おおっ、気合が入ってる~。 「大変長らくお待たせいたしましたー」とパーティの司会のようなアナウンスとともにやってきましたずけ丼! ほおお、見た目も綺麗で食欲を誘います。 マグロ、わらさ、ねう、ホタテ、こち、ほうぼう・・知らない魚の名前もあるぞ。 イクラは新モノのいいやつだそうです。確かに、光り方、風味が違います。 「ほうぼう」ってどんな魚でしたっけ? と聞くと若旦那、「魚小図鑑」のようなものを取り出して見せてくれました。 彗星怪獣ドラコ(知りませんか)のような羽根がついた魚なんだ。へーえ。 ふむふむ。。なるほど、一切れづつ独自の風味があります。 「たれ」は甘すぎず、辛すぎず・・白身にぴたりと合う風味です。 しかもご飯の中段には、「かんぴょう」と海苔を刻んだものが敷いてあり、味わいが途切れません。 はじめ一切れづつ賞味していた私も、いつのまにか夢中になって丼をほおばり、あら汁をすすり、三五八の香りのするお新香をボリボリやっていました。 気が付いたら空になっていたという寸法です。 ふう~。その後、若旦那やここの女将さんかな、などと雑談を交わしました。 このお店、味もいいですが、とても打ち解けやすい雰囲気があります。 「また来たいな」と思わせてくれます。 づけ丼・・。まだスタートラインに付いたばかりですが、ぜひ!!仙台の新しい名物として定着してくれればと思います。店を出ると、牛タン屋さんの前には長蛇の列。 「負けるかあっ!」と客である私まで気合が入ってしまったのでした。 1260円也。これは内容を考えると、きわめてリーズナブルだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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