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カテゴリ:仙台の寿司・そば・和食
文化横丁には、昔ながらの中華料理店、寿司店、洋食屋などが立ち並び、飲食店激戦区の様相を持っています。
特に寿司屋密度が仙台一高いのだそうです。 新富寿司は、そうした横丁にこじんまりとかまえる店。 店内はカウンターとテーブル併せても10席ほど。 上に座敷があって宴会などもできるようです。 落ち着きのある佇まいで、一人でふらっと来ても浮くことはありません。 さっそくお約束の「づけ丼」を注文します。 ここの特色は、しょうがの細切とゆでた「みず」の実が付け合わされていることです。 この付け合せは、季節によって変わります。 本日のずけ丼に乗っているのは、ソイ、アジ、ほうぼう・・・と教えてくれます。 どの店もそうやって刺身の種類を教えてくれるのがルールになっているのかな。 それがきっかけとなってお店と客の会話が弾むので、これはなかなかいい「決まりごと」かもしれません。 ここのご主人も人当たりがよく、ご主人の話をおかみさんが補足し、ほんのりした家族経営の温かさを感じます。 ここの「たれ」はけっこう甘みを効かせてあります。 この甘みを、しょうがとみずがすっきりと締めます。なるほどなるほど。 そいの弾力が格別です。 ほうぼうは、昆布で締める、ひと手間かけていて風味が深いです。 玉子焼きもちょっと焦げ目をつけてしっかりと焼いてあります。 「こういう小魚を調理するのは手間がかかりますねえ」というと、 「いくら小さい魚でも、一匹は一匹なので骨を取ったりするのは大変です。でも地場の小さい魚をお出しできるのはいいことだと思いますねえ」と、このづけ丼の趣旨に賛同されているご様子。 海産資源の有効活用という点からも、このづけ丼のアイデアは優れているのでしょう。 これに焼き茄子とフルーツ、味噌汁までついて、1050円。 申し分ありませんねえ・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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