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カテゴリ:飯坂・土湯・高湯温泉(福島)
4年ぶりくらいに飯坂温泉橋本館を再訪して大いに満足して帰ってきた。ここで2006年1月に投稿した記事を振り返ってみよう。
/////////////////// まずロビーに入ってはや驚きが。 壁掛け時計、ジュークボックスなどのアンティークとレトロな絨毯、ソファなどが相まって、急に大正時代にでもタイムスリップした感覚に包まれる。 「♪いらっしゃいませ~」と出てきたご主人夫婦もまた竹久夢二の世界から遊びにきたような品のよい方々で、素敵だ。 話し方とかも非常に感じがよい。 廊下にもアンティークのコレクションが所狭しと並んでいて、私はみんなに次々と語りかけてこられるような気がした。 「そうそう、あれは先代のときでしたか、長嶋監督がお泊りになってねえ・・」 「いやいや、それよりあの温泉街で起きた火事は恐ろしかったねえ・・」とか・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ///////////////// その後、私はこの宿に泊まっていなかったのだが、久しぶりに訪れて、宿の雰囲気も、女将の丁寧な物腰も、何ひとつ変わっていないことが嬉しかった。 館内は、以前よりさらに隅々まで手入れが行き届き、最新の地デジテレビやウォシュレットなど、必要な更新はきちんと行われているので、古さと新さの両方の良さが生きている。 アンティークで満たされた、懐かしく美しいロビーや廊下も以前のまま。 「以前おいでいただいたときと変わったのは、昔の写真を飾るようにしたことです」 女将は、遠慮がちにこのように説明してくれた。若き日の森繁久弥が泊まったときの写真などが掲出されている。これなら宿の由緒由来も理解でき、宿泊客にとっても感慨深いものがあるだろう。 部屋は、いつもながら土曜日の夜に一人で泊まるにしては贅沢すぎるほどのものを用意していただいた。 障子の細工なども技巧が凝らされ、素晴らしい。摺上川に面したテラスにはたっぷりとした上品なソファが置かれ、川面を眺めながらの読書を楽しめる。 ・・続く。 飯坂温泉 橋本舘 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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