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テーマ:DVD映画鑑賞(14128)
カテゴリ:読書・映画
今度、ジャッキーチェンによるカンフー版でリメイク作品が発表されました。
それを見る前に、本家・ベストキッドはいかがでしょう(まだならぜひ)。 転校生でいじめられっ子の少年が、日系人のカラテの大家・ミヤギに弟子入りし、「イジメカラテ」の連中をけちらすという胸のすく勧善懲悪ドラマ、と今更紹介するのは、実に気恥ずかしい心地であります。 映画を見た人だれもが、このカラテおやじを大好きになると思う。 強く、遠慮がちで、慈悲深い理想の日本人です。 このミヤギさんを演じたパット・モリタ氏は2005年11月、物故されていたのですね。 長生きしそうなタイプとお見受けしていたのですが、残念なことです。 この映画に出演した当時、50台前半!とても、そうは見えません・・。 さてこのアクション映画は本格的にカラテをやった人にはどう映るのか聞いてみたい気もします。かなり突っ込みどころがあるかもしれません。 最後の「鶴の構え」で宿敵ジョニーを破るシーンは本来感涙にうるむべき決定的シーンのはずなのですが、私は笑いころげてしまいました。 しかし、その荒唐無稽さも、次作キッド2の「でんでん太鼓逆転劇」に比べればまだしも十分にリアルです。 ちなみに、このミヤギさんの家の「日本庭園」と50年代のアメリカントラックを含む「カー・コレクション」が実に見ものです。 一番印象に残るシーンはやはり一見無意味に思えたワックス掛け修行が実は実践カラテに結びついていたことを知ったときのダニエルの表情でしょうか。 これをリメイク作品のクリップで観ると、服を着る・脱ぐの動作で会得させているようです。 こうしたシーンは、いかにも東洋哲学的であります。 このときひ弱だが素直で意志の強い少年ダニエルを演じていたラルフ・マッチオは、今どんな役者になっているものか。3までの変化を見てその30年という延長をえがくと、まさか小錦みたいになっているのでは・・という気もします。 アグリー・ベティ3にちょっと出演しているとのことですので、今度レンタルで見てみようと思います。 ★★★★☆
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