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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:海外情報
またまた、多忙にまぎれて更新が途切れがちになってしまいました。
以下は中国経済についての所感です。 ○08年に始まった「千人計画」は、海外に渡って世界で通用する技術を身につけた高度人材の呼び戻し、及び確保を目的とする政策で、さらに「国家863計画」などにおいて優遇企業に選ばれると、返還不要の多額の助成を受けることができます。さまざまな特別区においては立地を推進しようとする企業には地代、税など思い切った優遇政策をしいています。 ○この結果、とてつもないペースで技術導入が進み、この10年で電子機器・部品の多くが中国で生産されるようになりました。中国ではかつて生産することができなかったターゲット材など、さまざまなハイテク部品・材料が自前で生産できるようになり、スペックやコストで日本製品を凌駕しつつあります。 ○長年経済交流をアシストしてきた方は、「日本が中国にここ50年負けそうもないのは精妙なソフトパワーではないか。これは能力の差ではなく、両国民の性格の違いによる」と語っていました。 確かに、中国の製品はコスト、スペックという側面で語られるものには急速な進歩を遂げていますが、本当の意味で高級感、質感のあるものはなかなか作れることができません。特に自動車などにおいて顕著であり、ホテルなどを見てもそう感じることが多いのです。 ○また、中国では東日本大震災による被害を他山の石として、今後防災に本腰を入れていく気配があります。東北地方に研究機関が立地し、防災関係のテクノロジーが集積するとすれば、その分野が東北・仙台の強みになる可能性が高いとみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 1, 2011 06:06:23 AM
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