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カテゴリ:live talks
ボーナス!!

さてさて、どとーのライヴレポ3連発(単に怠けてたから今になっただけだけど)の1発目はオーストラリアのロカビリーパンクの雄、THE LIVING END。

で、衝撃は突然やってきた。THE LIVING ENDも良かったケド、オープニングアクトを務めたELECTRIC EEL SHOCKが凄かった。
このバンド、某誌のレヴューで高得点を叩きだしてたんで興味は持ってたんだけど、実際の音は知らなかった。で、今回彼らがオープニングだということも知らなかった。
で、予備知識ゼロで出てきた3ピースの彼らはいきなりBLACK SABBATHのIron Manのリフを紡ぎ出す。基本はガレージだが、何とも言えぬポップさが垣間見える。そのポップさガレージの危ういミックスは、彼らのウリであり、その雰囲気に後ろで観ていたボクも圧倒される。今回リヴィングエンドのオープニングだったのが残念で、DATSUNSやJETあたりの来日時にオープニングを務めればドはまるファンが続出するんじゃなかろうか。
驚愕のライヴの要素のひとつがdr。なんと片手に2本のドラムスティックを持って叩くのだ。音的にどうだったのかというと、“まぁ、分厚いかも”という程度だが、ルックスとして強烈にアピールするものがある。ちなみに彼はまっぱだかでお○ん○んに靴下というレッチリ万歳の醜態(褒め言葉)もさらしてくれました。
とにかく30~40分程度だったろうか。結局Iron Manも2倍速プレイして、ステージを去っていった。vo/gの“場をわきまえた”MCも非常に好感が持てた。
あとで調べたら、彼らは海外での活動がメインで、かなりの大物との競演を果たしていることが分かった。“日本産国際派バンド”の今後に期待!!

ELECTRIC EEL SHOCK are:
vo/g. Akihito Morimoto ba. Kazuto Maekawa dr. Tomoharu "Gian" Ito

さて本番。初めて観た時は案外迫力を感じなかった。2回目のPUNKSPRINGでは客の波に流されて観賞どころじゃなかった。での3回目。結論から書きましょか。

見事でした。

成長したとか軽々しく言っちゃえる程の若手じゃないし、貫禄といってしまうほどのヴェテランでもない気がするので上記の表現で。
演奏力が抜群だったところが一番感動したところだけど、ジャムを随所に入れつつのバンドとしてのまとまりをひしひしと感じましたね。
まぁでも彼らの場合はやっぱり曲なんですね。これから何回観ることになろうとも必ずやってくれるであろう名曲の数々は聴けるだけでもうしあわせ~ってなモンdeath。"Second Solution","Prisoner of Society","West End Riot","Roll On","Picutres in the Mirror","Who's Gonna Save Us"。フックのある名曲を持ってるバンドの強みで、この辺の曲に最新アルバムから何曲か演奏するって流れはもう決まりきってるというか。構成的に面白くないともいえるけど、やっぱ良い曲は何度も聴きたいよね。
ひとつ注文をつけるとすれば、初めて観た時も感じた曲間のシ~ンとした空気かな。彼ら、曲を畳み掛けるということをほとんどしないので、必ず曲が終わると間が出来る。日本のファンは曲間はシーンとなるので、チョット辛いね。ま、それも彼らの味といえば味なんだけど。
いつもどおりの佳曲を卓越した演奏力でもって聴かせてくれた帰国当日の疲れた体にも充分爽快なライヴでした。

THE LIVING END are:
vo/g. Chris Cheney ba/vo. Scott Owen dr. Andy Strachan





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Last updated  2006.10.28 14:09:13
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