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カテゴリ:live talks
Where does he go from here?
観てまいりました3年ぶりの兄貴。伝説の車椅子ライヴ以来だ。 いきなりで何ですが、今回来ることになった理由はDAMONEが前座に決まったから。 ファンの方には申し訳ないけど今のANDREWにはあまり興味がない。1stの衝撃と楽曲の良さが圧倒的すぎて、2ndで“う~ん”で3rdで“あ~あ”だった。 まぁライヴでは相変わらずのハチャメチャぶりを披露してくれるんだろうし、繰り返すけど目当てはDAMONE。メタル耳にもしっかりアピールするポップパンク作品だった今回の2ndはボクの中ではかなりのヒット。SUM41との来日は見逃していたので、どんなステージを見せてくれるか期待していた。 会場は川崎のclub citta。1,000人以上のキャパはある。平日ということと、前日、前々日に渋谷でやったこともあり客入りを懸念してはいたが、、、、 18時半過ぎで100人くらい。。。 会場が会場だっただけにこの少なさには引いた。前から3列目でもう隣の人と触れ合わないぐらいのスペースがある。まだANDREWまで時間があるにしろ、ほんの3年前まではZEPPを満員にしてたんだからこの落差は大きい。 いろんなコト考えてライヴ前に落ちんのヤダからってんでビールを一気に2杯流し込んでテンション上げる。買いにいって戻ってきても3列目。。。 客層はやはり10代~20代前半中心の感じがした。女性と男性は半々ぐらいだろうか。当然ながらTシャツはANDREWばかり。ま~そん時にはだんだん気持ちよくなってきてたんでひとりでも騒いでやろうとは思ってた。 で、開演。直前にカウボーイハットのあんちゃんが手拍子を促すと客はしっかり反応。ANDREW含め全編を通じて感じたが、今日の客は温かかった。少ないだけに余計そう感じた。ちなみに開演時は若干人数は増えていたケド、それでもまだまだスペースがある。 バラバラと出てきたメンバーは2ndアルバムの1曲目、"Now Is The Time"からスタート。各メンバ ー、こんなん言っては申し訳ないが、vo.の紅一点Noelle含め、抜群にルックスが良いワケじゃない。ただ、各メンバーのキャラがしっかりたっているのが面白いところだ。いつものコトながら曲順は覚えてないんだケド、2ndの曲を中心に1stからも2曲ほどやっていたと思う。 さすがに若くから活動しているだけあって、バンドとしての一体感は抜群で、vo.の歌はお世辞にも“上手い”とは言えないケド、ギターを持つ様や、たまに弾くソロを見ていると、彼女でなければいけない理由があるのだと感じた。g.もba.もうちょいちょい前に出ては客を煽ったりして、場慣れしている感じがした。 MCというMCはなく、曲間でvo.が“カワサキー!”と言ったりする程度だったが、バンドを紹介した時に“私たちはDAMONE、ロックをプレイする、ただそれだけだ”的な発言をしたのがクールだった。ロックが好きだからロックをプレイしている。なんて明快で純粋な理由だ。 約45分間突っ走った。この客入りでちょっと同情的になっちゃうけど、彼らにはもっとビッグになって欲しい。それだけのカリスマ性と優れた楽曲を持っているバンドだ。そして、これにめげずに是非いつか単独で来日出来るような存在になって欲しい。 ANDREWの終演後、メンバーはファンと触れ合うために出口にいた。良いショウだったと伝えることしか出来なくてちょっと後悔した。もっといろいろ伝えたいことがあったから。 DAMONE are: vo/g. Noelle g. Mike W ba. Vazquez dr. Dustin Hengst DAMONE終了後、ビール飲んで戻った。4列目ゲット。。。もう寂しくなるんで客数のことは書くのやめますが、最終的に会場の3分の1が埋まった程度ですかね。まぁそんなライヴもたまには良いか。 暗転してもメンバーが出てくる気配がない。するとAndrewがひとりでのこのこと出てきた。そして中央に設置されたキーボードに向き合い、なにやら弾き始める。一同呆然。なにせどういう反応をして良いのか分からない。5分ぐらい続いたのかなぁ。ようやくゾロゾロとメンバーが出てきてようやく曲が始まった(何の曲だっけな?多分"Ready to Die")。g.がふたりとba.とdr.と。。。 女。。。 誰なんですかね。Andrewの彼女か?ブサイクとは言わないが、特に美人でもない黒髪のスペイン系の女性。ほぼセンター(Andrewのすぐ横)に陣取り、シャウトしたりテキトーなダンスをしたりで結局最後まで居座りになられた。特に女性vo.をフィーチャーしたアルバムでもなかったし、ダンスもテキトーにやってるだけ、要するに“彼女、必要?”って感じだった。 (※あとでアルバムジャケ見たらしっかりクレジットと写真載ってた) 本編に戻るけど、Ready To Dieが始まった時点では、落ち目になってきたアーティストを観るのも悪くないなぁ、底力が観れるし。とか思ってたんだけど、曲が終わるとまたキーボードに戻って落ち着いたソロ。 う~ん、どうなんだろ、この流れ。ちゅーかダメでしょ。この流れ。 アドレナリンをグァ~ッと上げさせて一気に落とす(しかもライヴ開始の2曲目で)という生殺しの展開に、ほんの数分前まで思っていた“底力云々”はぜぇ~んぶ帳消し。開き直って1stの曲だけ騒ごうと決心する。 それにしても音が悪い。ソロパートはいいんだけど、曲になって全部の楽器が一斉に音を出すと一気に曇る。マジで1stの曲でも何の曲か一瞬何の曲か分からなかったりしたかんね。前過ぎたからなのかなんか知らんケド、チッタってこんな音悪い会場じゃなかったはずなんだよね。 "Party Hard"で本編を締め、"I Get Wet"のアンコールで終了。兄貴コールも頻発する中(阪神ファン的にはアニキと言えば金本なんで、心情的にはビミョー)、客観的に見れば盛況のうちに終わったんじゃないでしょうか。 渋谷でのライヴは断片的な情報しか取れてないけど、この日、セットの流れを大幅に変えてたんじゃないでしょうか。彼にとってもチャレンジだったのかも知れないけど、個人的にはいまいちのれず。彼はどこに向かおうとしているのか分かんなくなってしまいました。 Andrewのパフォーマンスはいつも通り全力投球で安心はしたけど、楽器隊の“バックに徹します”的地味さが逆に、本当に楽しんでんの?と勘ぐらせたりしちゃいました。 1stを超えられない葛藤をものすごく感じてしまって、なんとも言えない切ない気持ちになってしまいました。DAMONEが観たかっただけなんだけど。。。がんばれANDREW!! ANDREW W.K. are: vo/key. Andrew W.K. g. Sgt. Frank g. E. Payne ba. Gregg Roberts vo. Cherie Lily お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.09 22:12:51
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