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カテゴリ:live talks
TOOL。一般の人には“道具”としか響かないこの単語も、ボクを含めたこの日の会場に来ていたヒトにとっては特別な響きであるに違いない。
。。。な~んてキチッとまとまった文章がこのバンドのライヴレポには似合うんでしょうが、そんな高尚な文章なんて書けまへん。サマソニでの衝撃が今回足を運ばせたんだケド、それまでは小難しい印象があってほとんど聴いてなかった。今回の来日に際して最新アルバムを中心に聴き直してみて思ったのは、“まぁ難しく考えることもないな”と。当たり前以外の何でもない答えで、嘲笑される方もいると思うけど、LOW IQ, LOW ENERGYのボクにはなかなか気付かないことだったんdeahわ。要するに“無機質なヘヴィネスがジワジワ責め立てる曲調にのっている”バンドでええじゃないかと。そのジワジワ感に我慢ならなくなって“もうイかせてーっ!”ってなっちゃう曲はボクが好きではない曲なんだと。その程度のTOOL初心者のボクでもわざわざライヴに足を運ぶ理由は“映像と音楽の融合”を体験するためなんですね。ボクにとってはCD通りの正確さでプレイされると感じているこのバンドの演奏ですが、それに映像がのると、ライヴに行く価値が出てくる。 そんなこんなで会社帰りで到着が開演直前。会場に入ってみて、というかまだ会場には入れていない当日券組がいたんだけど、とにかくヒトが多かった。TOOL、こんなに人気あんのか~。ビールをゲットし、ようやく落ち着いた場所がPA横のかなり後ろの位置。その頃からいやな予感はしてたんだけど、 ステージがほとんど見えない。 今まで全然気付かなかったが、ZEPPって後ろから見るとこんなステージ低いのか。。。スクリーンは上部が見えるくらいだし、メンバーが出てきたら人のアタマの間から見ないと見えない。 で、会場暗転。相変わらずの超絶な演奏力と共にSchismがスタート、Maynardはサマソニ同様モヒカンだ。見えた。見えない。見えない。見えた。を繰り返し、多少中だるみした中盤からようやくイかせてくれたAnemiaまで、2時間弱のステージだった。 以上 え?ライヴレポそれで終わり?実質3行?そうdeath。終わりdeath。流れをレポするにも見えなさすぎた。こんなに見えないライヴというのは初めてかも。上部にあったモニターに最後の望みをかけたが、結局使用されなかった。音としてはタイトだったし、演奏力は相変わらずの超絶ぶりだった。映像も見事。ただ、何回も書くケド、見えないってのは、特にTOOLのライヴでは致命傷だわ。おかげでサマソニの時のような異空間感を感じることは出来なかった。そりゃあ人のアタマしか見えなきゃねぇ。それにPAの中にいた関係者らしきねーちゃんが3回も4回も出入りする度に前を通るモンだから集中出来やしねぇ。 まー期待していた方には申し訳ないケドこれでおしまい。 あとひとつポイントがあるとすれば、観客の外国人率の高さね。通常曲間は静かになる日本の特徴がほとんどなかった。当然曲間にもギャーギャー叫んでるのは外国の方。至る所から聞こえてきたから結構いたと思う。実際ボクの周りにもいっぱいいた。日本人だけでも充分入って他とは思うけど、日本と外国の温度差を感じたというか。日本人にとってのTOOLと外国人にとってのTOOLは捉え方が若干違うのかも知れない。どちらが良い、悪い、正しい、間違っている、というのではなく、単純に、違う気がした。 TOOL are: vo. Maynard James Keenan b. Junstin Chancellor g. Adam Jones dr. Danny Carey お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.13 22:48:46
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