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カテゴリ:live talks
マイケミ?

サマソニ、その後のTHE ALL-AMERICAN REJECTSとのライヴから半年を置いてやって来ましたFALL OUT BOY。
しかし、その半年の間に彼らについた冠は前回とは雲泥の差だった。

全米ナンバー1アルバム

これは凄いことですよ奥さん。R&Bやらヒップホップやらが幅を利かせてるビルボードチャートに、一介のエモコアバンドが殴り込みをかけたわけですから。マイケミとどうしても並列で語ってしまいたくなりますね。

で、その新作。一聴して、“う~ん”と首を傾げてしまったのはボクだけではないハズ。
何せ前回の傑作っぷりったらなかったから。ただ何回か聴いているうちに、やはり随所に散りばめられているFOB節に気が付き始めて、コレはコレで悪くないかもと思い始めていたのも事実。

そんなこんなで有給休暇まで取り、意気込んで向かったSHIBUYA-AX。開場の30分ほど前につく。

若者、女の子、大杉。

こういう光景を目の当たりにすると、自分の音楽嗜好をいろいろ考えてまいますわ。ま、最終的には“それでもボクはこんな音楽がすきなんdeath!”で結論づけるだけなんですけど。
まぁ若人よ、どんどんいろんなものを吸収しなさい、と半ば自分に言い聞かせるようなことを思いながら会場入り。
暴れる気満々だったので、これからビールも飲めずに40分も待つ憂鬱さを抱えつつ前から10列目程度をゲット。やはり客層は下手すりゃ3:1で女子。これもマイケミとかぶってるとこあるよなぁ。前は見やすいし。

そんなこんなでオープニングのTHE HUSH SOUND登場。
vo/keyの女性、ボクが今まで見てきたライヴの中で、最もロックっぽくない服装をしてました。
花柄のワンピースて
写真で見る限りかわいかったのでその辺も期待してましたが、それはまあ間違ってなかった。でも若干太めでしたかね。だからワンピースなのかな。
で、曲はと言えば、もろインディー色に染まった楽曲群。メンバー4人とも歌えるってトコは魅力的だし、後半、かなり印象的な曲もあって悪くはなかったんだけど、何とも垢抜けてなかったな。アメリカのバンドなのに、一生懸命北欧色を出してる感じがまたインディー。
途中いきなりFOBのPatrickが飛び出してきたときは“お~”となりました。40分ほどのセット。

で、20分ほど置いて、メイン登場。事前セトリ情報等は当然ながら全くなく、どういう流れで来るのか期待を持って待っていると。。。
Our Lawyers Made Us Change The Name Of This Song So We Wouldn't Get Sued。ありゃ、前回と同じ曲か。ただ、何度も言うように大好きなアルバムからの曲。ガツガツ叫びました。

このバンドを観るに当たってもうひとつ懸念してたのが演奏力。昨夏のライヴは客観的に見て下手くそだったと思ってたので。ただ、KERRANG!誌でのライヴレポで5Kを獲得していたのを眼にしていたので、もしかしたらと期待していた。
その演奏。抜群に冴えてましたわ。ビビッた。半年でこうも成長するもんかと。Patrickのvo.も見事な伸びをしていて、アルバムそのままの声。コレは良い。
で、次々繰り出される楽曲、、、なのですが、
新曲を全然やらないゾ?
ホントにアルバム出したばかりのバンドかと間違うくらい新曲をやらない。嬉しい反面ちょっと複雑な気分に。

んでようやく出てきた新曲はThriller。
よく変化球のアルバムからの曲が古い曲のセットに意外と馴染んでて驚くことはあるけど、この日はあまり馴染んでない雰囲気がありありと感じられた。
最終的にこの日披露した新作からの曲は4曲。GoldenからThnks Fr Th Mmrsへ続いて欲しかったんだけどそれもなく、この時点で、今回のライヴはショウケース的な意味合いがかなり強いと感じた。

例によってDirtyさんも登場し、最後はSaturdayで締めるという定例のセットリストだったけど、まぁ演奏力の向上に感動したのでこれはこれでアリだった。
ただ、本領発揮は次回の来日でしょうね。これもまたマイケミとかぶるな。

彼らの大人気っぷりに圧倒されたショウケースな一夜でした。
も~GNRの来日が決まってからアクセルが頭の中を支配しちゃって困るわ。

FALL OUT BOY are:
vo/g. Patrick Stump ba. Pete Wintz g. Joe Trohman dr. Andy Hurley





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Last updated  2007.03.01 00:01:15
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