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カテゴリ:live talks
 今年もやってまいりました若さと青春の祭典PUNKSPRING。
 今年はNOFXをヘッドライナーに総勢21バンドが参加した今年はステージもひとつ増え3ステージに。それにしても当日までのHPの更新の遅さには、何回も書くが、イライラさせられた。大体“ラインナップ来週勢揃い”って言ってから何週間も経つのに何も説明がないのはおかしいし、タイムテーブルが流出するのはおかしい。そのタイムテーブルも、欲を言えば、邦バンドと洋バンドをかぶせて、洋バンドが好きな人は出来るだけ全部観られるようにして欲しかった。日記とかいりませんから。

 とにもかくにも電車に揺られ海浜幕張到着が10時45分頃。去年同様野球があったし、入社式会場があったりで駅は3種3様入り乱れる異様な光景。イー○ンに入社が決まったパンクファンは歯痒い思いをしたろう。
そんなことはどうでもいいとして、予想通り会場前は長蛇の列。友人とは“先についた人間から列を確保しあとから来たのを呼び入れる戦法(長い)”を取ろうと思っていたが、列がかなり隔離された位置にあったため諦め、とりあえず先に入ってしまう。見た目の長さよりは時間は掛からなかった。きっと昨年を教訓にしたんだろう。

 ちゅ~かとりあえず若いよ!30代なんてほとんどいなかったな。いやぁ~。。。恐縮death。この何万人だかが10年後とかにはみんなパンクを卒業してなんか違う音楽聴いてる、もしくは音楽すら聴かなくなってるってコトだよな。極端に言えば。メタルも似たような部分あるけど、でもバンドメンバーは30代だったりすんだもんな。結局ホントに好きならバンドやってるってコトなのかな。それにしてもみんなどこいっちゃうんだろうね~。(そこでGREEN DAYの”Minority”を口ずさむ)
 よ~するに若い男女がわんさかいて、ボクのような年寄りはいなかったよということを言いたかっただけdeath。
ぼくちゃんわ、やめへんで~
(ガキの使い“さようなら山崎邦生の回”ばりに。。。こういうコト書いてるから文章長くなるんだよな)

 そんなこんなでとりあえず飯食ったりしてたところに一発目START FROM SCRATCHの登場だ。日本のバンドかと思ったらvo.さんはハワイなのね。このあと登場のLINKも含めて特に記憶に残るようなものはなかった。宣伝必死だった。
 
 さて、本編一発目にして大期待のバンド、マキシマムザホルモンの登場だ。このバンドを観るのは3回目。単独はまだ一度もない。ただ、フルスケールであろうがなかろうが、彼らの圧倒的なパワーと圧倒的なMCは誰をも虜にする。そして今回もソレは例外ではなかった。いつものオープニングSEにのって現れるメンバー。だいすけはんの咆吼一発”What’s Up People?”からスタート。個人的には演奏力どうこう気にせず、ただひたすら暴れるつもりだったので、ガツガツいきました。さすがオリコン4位の動員力は見事なもので、ボクの位置は最前よりは後ろめだったんですけどヒトまみれですた。ちなみに今回は“桜の花びら”に乗ってやってきたそうdeath。ということで包丁~絶望~ぶっ生き~糞メリ~恋メガと、こうやってみると短い。暴れてる方は必死ですた。早くも体力のなさを痛感。ということで前述の通り暴れてただけなので“楽しかったdeath”という感想しかございません。

そのままDEAD TO MEを観たかったのですが、体力の限界を感じ一旦休憩。なかなかよい演奏だったとのこと。NOFXの単独で観ました(レポ参照)。

 で、体力も回復し、THE SUMMER OBSESSIONへ。このバンドの魅力は何といっても激ポップなメロ。ミドルテンポ中心の楽曲にコーラスのフレーヴァーをたっぷりまぶして虫歯になりそうな甘メロにやられました。で、ライヴ。う~ん、厳しかったなぁ。ひとり脱退したんですかね、メンバー3人ちゅーのがイタかった。音もスカスカだし、コーラスもゆるゆるだし、一生懸命盛り上げようとしてましたが、ことごとくハズしてましたね。それは移動して観たBETTER LUCK NEXT TIMEでも感じた。グリーンステージだったBLNTは、音の悪さもあったのかもしんないけど、アルバムで聞かせてくれた有無を言わさぬメロの洪水ってのをライヴに昇華するのがいかに難しいかを感じたよ。で、かねてからこのBLNTとTHE RED JUMPSUIT APPRATUSのかぶりが一番の選択困難ポイントだったわけですが、最終的にBLNTの途中で抜けますた。ただその時後半戦に入っていたRJAは感触をつかむ前に終わってしまった。なんか後半おとなしい曲ばっかもってきてなかった?巧そうな雰囲気は感じたけど、消化不良のまま終わっちゃいました。早く単独で来て欲しい。

 で、次は9mm Parabellum Bullet。今年のINDEPENDENCE-Dで目撃し、そのパフォーマンスに感銘を受けただけに、今回も期待していた。後ろの方で座ってみてましたが、心の中はガッツポーズ出てました。いや~今回も見事でしたよ。ハッキリ言ってPUNKというカテゴリーの中では浮かざるを得ない彼らですが、いちロックバンドとして限りない可能性を感じますね。昭和なメロに平成のステージングが素敵death。

 ということでひととおり感動したあとは、個人的に興味のあったTHE TOY DOLLSを観に前へ。このバンド、恥ずかしながら全く知らなかったのですが、ベスト盤を聴いてみて、ポップセンスの素晴らしさに驚きましたね。ま~素敵なメロがふんだんにまぶされてましたわ。やはり年月を経ても活躍しているバンドにはそれなりの理由があるってコトでしょうね。で、ライヴ。。。文句なし。アルバムでは年代もあって音が引き気味に聞こえたけど、ライヴでは見事なまでの演奏力、ステージング、そしてバンドとしてのカリスマ性。どこをとってもぱぁふぇくとでした。それにしてもここまで汗かいたり乾いたり(ビール飲んだり)汗かいたり乾いたり(ビール飲んだり)で大変じゃ。ちなみに私はこの日のために新調したDROPKICK MURPHYSのシャツですた。

 さてさていよいよ後半戦。KEN YOKOYAMAを横目で見る。個人的にハイスタに入れ込んだことはなかったので、フツーのメロコアに感じましたが、なにより日本人のリーダーがガイジン2人を横に従えてる画がクールでしたね。少なくとも難波と違い、この音楽性を貫いてるところはリスペクト。で、中盤で本日の最大の目当てDKMを観るためにレッドに移動。

 そしてやってきました。われらが漢パンクスターDROPKICK MURPHYS。J-CHEERのアピールも分かるけど、パンクロックショウですよ。エコは関係ないよ。”Let’s go MURPHYS”コールはおきっるちゅ~ねん。SEとともに登場したメンバー。当然1曲目に炸裂させるのは永遠の名曲”For Boston”。コレで暴れずいつ暴れる。あとはもう前の方でもみくちゃになりながらひたすら彼らの姿を追ってました。時間が短いのが何とも痛い。彼らは長尺で観ないと意味がない。とにかくタフなバンドだ。まだまだ突っ走ってもらわなきゃならないね。今回は見られたという事実が何より重要でそれ以上も以下もない。

 ほんで次はELLEGARDEN。いろいろ叩かれてるのも知ってるけど、個人的には良いバンドだと思っている。ただ今回は数曲観て、どうもそれ以上観ていられなかった。何故かは分からない。ただ観ていられなかった。

 そのまま移動しSTERIOGRAMを観戦。良かった。今回のラインナップの中で唯一と言っていいであろう長髪を振り乱し熱唱するvo.のパフォーマンスは心に響いた。当然ながらお目当てはWalkie Talkie Manだったけどあの印象をぶち壊すことなく見事に演奏しきった。今回のアルバムも、個人的には入魂の作品だと思っているし、一発屋で終わってほしくはないバンドだ。

 さぁそしてJIMMY EAT WORLD。もうやる前から、演奏力に関しては今回の中でピカイチだと言うことはわかっていた。観たかったが、ALLISTERが活動休止という情報を聞いてしまったので泣く泣くあきらめた。いきなりBleed Americanをかましてきたし、今回は王道のセットリストを組んできたであろうコトは予想がついたが、うぉ~お~お~おおお~には参加できませんでした。。。

 で、そのALLISTER。グリーンステージのトリということでかなりの客が集まっていた。今回初めて観たが、しっかりしたバンドだということは分かった。エルレとのツアーで鍛えられたのであろう日本語もカンペキ。そして注目の日本の曲カヴァーはスピッツのチェリーにドラえもん(!)最後はアンコールでの島唄。やっぱり僕等、日本人だなぁと感じたよ。

 終了後ブルーステージに走ると既にNEW FOUND GLORYがスタートしていた。後ろから見ていたが、やはりステージングは絶品だ。ただ今回、vo.が、ねぇ。手抜きとは言わんが、音飛びのように歌詞をまともに歌ってなかったね。最後のIntro~My Friends Over Youの流れは相変わらず素敵で、コレは続けて欲しいと思った。ただvo.にはもうちょっとしっかり歌ってもらわないと。

 ということで今年のPUNKSPRINGもいよいよ大トリ。NOFXの登場だ。正直子のバンドに入れ込んでいたわけではないので、アルバムもベストと新譜しかもっていなかったが、去年のBAD RELIGION、今年のTHE TOY DOLLS同様。ここまで生き残っているヴェテランには何かがある。そう思っていた。
結論として、やはり彼らは王者だったと思う。PUNKとは何ぞやという部分で彼らのアティテュードはある意味答えだ。ステージ上でふざける、バンドをからかう、客をからかう、ファンの思い通りにはいかない。そうした一連の流れ、ひいては彼らの存在そのものがパンクのアイコンと呼んでしまって差し支えないと思う。一触即発の空気をかもし出しつつ、何度も観たいと思わせるバンドだ。

 ということで大雑把にはなってしまったが今年も楽しめたPUNKSPRING。何回も書くが、開催までの仕切りの悪さには辟易する。ただ登場してくるバンドたちには罪はないし、それぞれサイコーのパフォーマンスを披露してくれたと思う。そして何より

やっぱりパンク、すっきやねん!!by 30男
こんなヒトがいても悪くないでしょ。

あ、あともうひとつVJ Booの殺人的なスピーチの下手さはMTVもハッキリ言ってあげたほうがいいよ。自虐ネタすりゃぁ絶対笑うと思うなよ。

ということでパンクまみれの一日を過ごした皆様お疲れ様でした。また来年も共にoi!!と叫びましょう。長文にお付き合い頂きありがとうございました。





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Last updated  2007.04.11 22:47:23
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