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カテゴリ:live talks
トラッドの威力
ガンズ疲れを予想して取った有給が単なる有給に。。。なるのもシャクなのでたまたまやっていたこのバンドを観に。 たまたまとは書いてるけど、実際このバンドへの魅力はかなり感じていて、前回の来日は行こうとした(結局仕事でいけなかった)。当然DROPKICK MURPHYS的ノリに惹かれているのもあるし、アコーディオンやヴァイオリンを取り入れていることによるピンと張り詰めた空気がその魅力に輪をかける。やはり一度体験しておきたいバンドだった。 オープニングのFLATFOOT56開始の20分ほど前に到着。まだフロアには余裕がある。ビールをがぶがぶ飲みつつ、全く未チェックだったこのバンドを待つ。客層はやはりパンク好き若者が中心のように見受けられた。外国人率も高めだ。 定刻どおりにメンバー登場。vo/g.、vo/ba.、bagpipe/mandlin etc.、dr/vo.の4人組からなるバンド、フロントのg.とba.はかなりデカい。全員Tシャツにジーンズというそこら辺のアンちゃん風の出で立ちだったが、演奏を開始すると見事に会場の空気を掴む。基本的な音楽性は同系等ながら、シンガロングパートが多くあり、分かりやすい。さらにvo.の野太い声が高揚感を誘う。適度な曲の長さでズンズンと進んでいく展開は好印象だった。なぜかドラムキットにはヤクルトスワローズのタオルがかけられており、しきりに"すわろぉ~ず!"と叫んでいた。 そんな感じで進んでいったらイヴの途中に披露されたのはなんとTWISTED SISTERの"We're Not Gonna Take It"興奮していた人間がボク以外に何人いたのかは不明(笑)単なる偶然だけど、先日のNOFXのライヴでdustboxがSKID ROWを披露したり、最近メタルのカヴァーに遭遇する確率が高い。それぞれ独自の解釈があって面白いね。経験値上がるわ。これぞまさにはぐれメタル(誤爆)。 そして最後に披露したのは、彼らの定番なのかは不明だが"Amazing Grace"会場が大合唱になったのには驚いた。この曲ってみんな歌えるモンなの?ボクは全然知らなかったわ。 終始ニコニコ顔で心底演奏を楽しんでいた感じの彼ら。今後の活動にも期待したい。 どうもこのあたりから体調不良を感じてはいたのだが、ガンズ憂さ晴らしも含め前で暴れなアカンと言う無意味な使命を感じ前の方へ。その頃にはかなり会場は埋まってました。しかしAxを埋められる規模のバンドになっていることに感心。このテのバンドは強いね。DKMも是非また観たいとの思いが更に強くなってしまった。 ガレージ風の曲、更にケルト風のSEにのってメンバーが登場。総勢7人がステージを埋めていく様は、SLIPKNOT的な壮観さがある。で、1曲目スタート!。。。はいいんだけど、何の曲だか覚えてないんだよねぇ。2曲目がScreaming At The Wailing Wallだったことは覚えてんだけどね。なんかミドルテンポだった曲だったような。。。まぁなんにしろ1曲目は盛り上がりますよ。スペースも適度にあって、観たい人にも暴れたいヒトにも優しい空間でした。 今までライヴにいろいろ行ってきて、音に関してイロイロ言ったことはなかったケド、この会場は、音いいね。こういういろんな楽器が混ざり合うようなバンドでしっかりそれぞれの音が聞こえてくるってのは凄く嬉しい。 演奏力も問題なかった。今まで見てきた映像作品そのままにがっちりした音の塊をぶつけてきた。vo.の声質、とうか腹の底からふりしぼる声がまたこの音楽性と見事にマッチしていた。 名曲Drunken Lullabiesも途中で炸裂させちゃうほど、彼らの粒揃いの楽曲群も見事。どんな曲でも哀愁のメロディと突進パートとシンガロングとが適度に交錯していて楽しめてしまう。更に彼らはバラード、と言ってしまっていいのかどうかわからんけど、聴かせる曲ももっている。さらにfiddleの女性に歌わせたりba.に歌わせたりといろんなパターンがあって、とにかくライヴでは無限大のヴァリエーションがあるんだろうと思う。 。。。ということで中盤過ぎまでは良かったんだけど、どうにもこうにも体調がおかしい。コレは休憩が必要そうだということでいったん後ろに下がる。 まぁ評論家風のレポなんて誰も期待してないだろうし、個人的にとて~も気になってしまった事実がひとつあったのでここでご報告。 喪服の女がノリノリで踊りまくっていた。。。 。。。なんなんでしょうか。 自由ですよ。どんなカッコウで来ても。文句は言いませんし、いろんな事情があるんでしょうケド、 不謹慎じゃね?せめて着替えてコイよ。 でもボクのブログのネタになったということで喪服の女メタル!! 途中からは相変わらずグダッてんね。 ちょっと体調の関係もあって、個人的にはフルスロットルでは楽しめなかったけど、彼らのライヴは必見と言うことだけは自信を持って言える。 というかこのトラッドパンク(と言うネーミングが正しいかどうか)のえもいわれぬ求心力というのはなんなのか。一度体験すると逃れることが出来ない魅力がある、暴力性と哀愁が同居したこのテの音楽は、崇高な存在であると共にボクを興奮のルツボにどっぷりと陥れる。 そこにギネスがあればサイコーだったのに、なんかまずいビールだったなぁ。 FLOGGING MOLLY are: vo/g. Dave King fiddle/vo. Bridget Regan g. Dennis Casey accordion. Matt Hensley ba. Nathen Maxwell mandlin. Robert Schmidt dr. George Schwindt お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.22 10:32:33
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