she says... but who's reading?

Pop Punk is NOT dead

　さて、ライヴレポ書くのもホント久々deathな。まぁ、いつもの通りやってきます。

　今年の１発目のライヴはSIMPLE PLAN。
　このバンド、意外にも観るのは初めて。去年のサマソニを見事にドタキャンしてくれたので。

　メタルと同じく、POP PUNKにというジャンルにも古い新しいはあるから、いっしょくたにしてしまうのは間違いなんだけれども、ボクとしては、メタルと違ってPOP PUNKは、オフスプもグリーンデイもサム４１もALL TIME LOWも、好きなバンドは同列で楽しんでおり、SIMPLE PLANも同じ部類に入っている。
　ただ、このバンドがボクの中で同列に入ってきたのは結構最近。1stが出た時は、あまり意識をしていなかった気がする。ただ、今回の新作がすこぶる良く、いつ上がるかわからないボクの2011 Album of the Yearの上位に食い込んでくること間違いないであろう評価だっただけに、過去作も改めて聴き直してみると、安定して良作を出していたと気付いた。ってな流れで、今やかなり好きになっているバンドのひとつ。
そんな状態でライヴがあるってんだから、行かなきゃなりまへん、となりました。

　ボクが観たのはジャパンツアー２日目の渋谷。日曜日ということもあり、なかなかの客入りだった。ただ、前の方に行こうと思えば行けるという感じで、ギュウギュウではなかった感じ。でも、開場がAxであることを考えると、このバンドの人気も伺えるというもの。

　今回はオープニングアクトにTEN SECOND EPICというバンドがついてきた。事前にYou Tubeでチェックしてみたが、これといって印象に残るバンドではなかった。
で、実際のライヴも同じ印象。各プレイヤーのスキルもあるし、流れもぎこちなくはないのだが、曲にフックがないというか、あまり面白みがない印象だった。

　その前座も終わり、中央の真ん中あたりを陣取り、開演を待つ。ほどなくしてSEが流れ、メンバーが登場。Shut Up!からライヴがスタートした。

　実は今回のツアーのセットリストは事前にチェックしていて、基本的な構成は知っていた。違ったのは、Take My HandがFreaking Me Outになっていたぐらいだったのだが、前座のバンドと真逆なのは、とにかく曲がいい！
　今回のライヴで演奏された曲はボクが好きな曲も含め、とにかくポップで、キャッチ―で、一緒に歌える曲ばかり。それがPOP PUNKだ、と言ってしまえばそれまでだが、その基本的な要求にしっかりと応えてくれているバンドって、実は結構少ない。SIMPLE PLANはその少ないバンドのひとつだ。

　楽器隊は安定していて、各キキャラクターもしっかり立っていた。時折流行の日本語を言いつつ（例：きみきゃわうぃ～ね～、マルマルもりもり）、ライヴの流れも壊さないステージングは、さすがにライヴ慣れしているという感じだった。

　まぁ、そんな感じで、逆に何も書くことがないほど、単純に楽しめるライヴだった。

　セットリストで違和感を覚えていた、最後にバラードである“Perfect”を持ってくるという構成も、実際聴いてみると、それほど不自然ではなかった。ただ、まぁ、一般的には、最後の曲は疾走曲にするべきだとは思うけど。

　そんなこんなで、叫んで、跳んで、新年１発目としてはこれ以上ないライヴを体験することができたと思う。

　ただこれも次にJUDAS PRIESTという大物が控えており、長い目で見ると、彼らのための前座として楽しんだ、という言い方もできるんだけどね。それ程、次のJUDAS PRIESTのライヴは、ちょっとこっちが緊張感を持ってしまうようなライヴになる。ただそれも彼らが素晴らしいライヴをやってくれるという前提での話。もし彼らのライヴがしょぼかったら、SIMPLE PLANをもっと持ち上げる文章にすると思う。

　最後は話が脱線したけど、とりあえず、最初のライヴレポを１週間遅れぐらいのレヴェルでアップすることができたことで良しとしてください。１か月で３回しかアップしてないのは私の不徳の致すところであります。

SIMPLE PLAN are: vo. Pierre Charles Bouvier, g. Jean-Fran?ois "Jeff" Stinco, g/vo. Ga?tan-Jean S?bastien "Seb" Lefebvre P?pin ba/vo. David Philippe Desrosiers dr. Charles-Andre "Chuck" Comeau

§ぽっぷびぃと§