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カテゴリ:live talks
ミーミーミー
今回のPUNKSPRINGで来日したTHE HIVESのエクストラ公演が赤坂BLITZであった。 好きなバンドなので行きたいとは思っていたが直前まで悩んでいた。当日になりやっぱり行こうと思い立ち、赤坂に直行しました。 この会場、以前観たのはMOTLEY CRUEだったかNIGHT RANGER w/ FIREHOUSEだったか記憶が定かではないが、非常に音が良い会場というイメージがある。 会場は開演直前には7~8割は埋まっただろうか。客層は若い人からボクのようなおっさんもいたし、女性率も高かったように思う。老若男女全てを取りこめるのもTHE HIVESの音楽性の魅力なのだろう。 開演時刻になり客電が落ちる。流れてきたSEは映画XXXの有名なイントロ。ぱ~ぱ~ぱ~ぱぱ~っ。。。ん?何かおかしい。音外れてないか。そしてまたぱーぱーぱーぱぱ~☠。さらに一番盛り上げる3回目はもうボロボロ。そう、敢えてこの調子っぱずれのSEを使ったのだ。HIVESらしいユーモアに会場からも笑いが起こる。 ドラムが登場し、軽快なリズムからスタートしたのはCome On! ただCome onというだけの単純明快な曲だが、この分かりやすさもTHE HIVESの魅力だ。Come on come on come on かむぉ~ん、everybody come on!!でビシッと決めてMain Offenderへ。いい流れだ。とりあえず今回のツアーのセトリはひと通り予習していたので流れは分かっていた。新旧の曲を織り交ぜながら、シンプルでキャッチーな楽曲が次々と披露されていく。予想通りこのブリッツという会場は音がいい。 客とのかけあいもふんだんに取り入れるこのバンド、というかヴォーカル。Ladies!で女性の歓声を聞いてからGentlemen!と男性に振る。そしてLadies and gentlemen!!で全員が歓声を上げる。。。というコールアンドレスポンスを何回もやっていた。で気が付いたのがこのバンド、いい意味でも悪い意味でもヴォーカルの目立ちたい度がすごく高い。終盤でバンドメンバーを紹介していたが、だいたいヴォーカルのことはギターが軽く紹介する程度だったりするのが普通だが、このバンドはMy name is!!!と言ってから一番歓声を浴びようと客を煽りまくっていた。スウェーデンと言えばYngwieだな。。。とふと脳裏をよぎったが、まあこのバンドもメンバーは初期からずっと固定されているし、各メンバーは納得してやっているのだろう。ドラムのイケ面でゴツい体とかギターの片割れがデブで片割れがリーゼントとか、各メンバーのキャラもそれなりにたっているので観ていて飽きは来ない。途中A.K.A.I.D.I.O.Tのリクエストがあり、ヴォーカルがやれるかどうかメンバーに聞いていたが、どうやらベースが代理なのかで対応できずという一幕もあった。あとこのヴォーカルはとにかくよく動き回ったり、モニターによじ登ったりするので、マイクのコードを直す黒幕の出番が頻繁にある。その黒幕は忍者の格好をしていたのが素敵だった。まさに黒幕。 終盤にきてのキラーチューンHate to say I told you soはやはり素晴らしかったし、個人的に大好きなTick Tick Boomでは(これは最近いろんなバンドがやってるので若干飽きが来てるが)全員を座らせてからの爆発パートでジャンプさせるという掛け合いもあったり(むしろこの曲は、ブレイクに入る前にメンバー全員が動きを止めて固まるパートがたまらない)。この時のMCで言っていた“明日のPUNKSPRINGに来るやつはいるか。俺たちは出演バンドの中でも一番パンク(ここでの意味はならず者的な意味合いが強いと感じた)な存在になってやるぜ”との発言はクールだった。最後はTHE HIVES史上一番長くて良い曲だとの紹介で(それでも4分程度だが)Patrolling Daysが始まった。この曲は今回ライヴでやるということで予習したが、素晴しい曲だ。何度も書くが、THE HIVESのこの憂いを帯びたポップチューンを書くセンスというのは天才的だと感じる。そしてそのスタイルをひたすら貫いているのもいい。個人的にはAC/DC的な存在になって欲しいと思っている。これだけ名曲をぶちかましても、Abbder CadaverもTwo Timing Touch and Broken Bonesもやっていないという名曲所有の多さなのだ。 今回は5年ぶりだったTHE HIVESの日本公演。そのブランクを埋める約1時間半の素晴しいライヴを披露してくれた。2日後にPUNKSPRINGで観たライヴは当然ながらこの日より短いセットリストだったし、若干中だるみした部分もあったので、単独のこのライヴを見ておいて良かったと思った。もっと頻繁に来日してほしいバンドだ。 Setlist 1.Come On! 2.Main Offender 3.Go Right Ahead 4.Die, All Right! 5.Try It Again 6.Take Back the Toys 7.Won't Be Long 8.1000 Answers 9.Walk Idiot Walk 10.My Time Is Coming 11.Wait a Minute 12.These Spectacles Reveal the Nostalgics 13.Hate to Say I Told You So Encore: 14.Tick Tick Boom 15.Insane 16.Patrolling Days THE HIVES are: vo. Howlin' Pelle Almqvist, g. Nicholaus Arson, g. Vigilante Carlstroem, dr. Chris Dangerous, ba. Dr. Johan Destructafsson §ぽっぷびぃと§ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.04.12 08:30:23
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