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カテゴリ:live talks
春だパンクだPUNKSPRINGだ。。。と言っている間にもう夏が来そうな勢いで暑いですが、1か月遅れでアップします。今年も行ってまいりました。初回からの皆勤賞は継続中です。

このPUNKSPRINGも初期の頃からを考えるとどうにも最近は見劣りするなあというか。以前は3ステージ制だったことを考えると最近は特に定番の邦楽バンドに有名な洋楽バンドを1,2組混ぜてあとはお茶濁し、みたいな感じがないでもない。LOUD PARKも同様ですが、回を重ねれば重複するバンドが出てくるのは当然なので仕方がないのですが、今年の前半の流れでは特にそれを感じましたね。まあさすがに歳取ってくるとあれにもこれにも感動!ってスタンスにはならないので、そのへんは差し引かないといけないのですがね。

そんなこんなの前半戦ってのが、オープニングのWANIMAからNEW POLITICS, MY FIRST STORY, KNOCK OUT MONKEY, SKINDRED, TOTAL FAT, SiMあたりまで。

洋バンしょっぱなのデンマーク出身NEW POLITICSは結構絶賛の声もあったようですが、ボクはあんまりでした。ニューウェーブっぽい雰囲気とか、vo.がブレイクダンスやっちゃうとことか、なんだかなぁって感じでした。BEASTIE BOYSのSabotageのカヴァーもやってましたね。
SKINDREDは好きなバンドなので、前の方で騒いだし、バンドも短い持ち時間の中でしっかりとしたライヴをしてくれたので良かったのですが、とりあえず全体の流れとしてガツンと来るバンドがいなかった。TOTAL FATとSiMは、毎回律儀でアツいMCをするのを聞いてて、その内容には凄く好感持てるのですが、肝心の音楽になるとどうも合わないのです。こればっかりは仕方がない。そんな感じで、まだ午前中だったので元気もありますが、後半奪われてくる体力のことを考えると、この前半に盛り上げてくれるような凄いバンドに出会えなかった今回は残念でした。

で、その流れを変えてくれたのがMARKY RAMONE’S BLITZKRIEG with ANDREW W.K.でした。個人的にはANDREW単体で来てくれた方が良かったわ、と思っていた程度だったのですが、、、オープニングSEにIt’s time to partyが大音量で流れ出したときには興奮しましたね。そして登場したメンバー。Andrewはお決まりの白Tシャツ、色褪せジーンズスタイルだったのに興奮を覚えつつも他の3人は黒で統一したまさにRAMONESスタイル。そしていきなりのキラーチューン”Blitzkrieg Bop”が炸裂するわけですが、、、とにかく曲をやりまくる。持ち時間40分程度でやるわやるわ。もともと曲が短いということはありますが、1曲終わったらすぐに“ワンートゥースリーフォー”のカウントから次の曲、そしてまた次の曲と畳みかける。そして通常よりも速いスピードでガンガン演奏する。正直この勢いは衝撃的でしたわ。時々スクリーンに映るMarky Ramoneは無表情すぎて人形かと思いましたが、淡々と、かつしっかりとビートを刻んでいました。かっこよかったのがベース。左利きで、たまにアクションがいちいちカッコイイ。個人的にはRAMONESの大ファンという訳ではないので、知らない曲もいくつかあったのですが、そこは大御所であり幾多のバンドからもカヴァーされ、リスペクトされているバンド。名曲ばかりのステージでした。
彼らがガツンとかましてくれたことは、1日を通しての流れの中でもメリハリができたので非常に良かったです。

続くはRISE AGAINST。実力派で人気も高いようですが個人的にはあまり入れ込んではおりません。ということで次のZEBRAHEADに備えて反対ステージから眺めておりました。反対側から見ていても盛り上がりようはかなりのもので、それに相応しい貫禄でした。とくにヴォーカルは味のある声質も含め歌が非常に巧かった。心にビシビシ響く感じ。風貌からなんとなくNICKELBACKを想起させたりもした。FOB同様シカゴの出身らしく、若い頃は一緒に練習したこともあったバンドがここまで成長して凄いことだ、とのMCもあった。人柄の良さが滲み出る良いライヴだった。

お次は25周年を迎えたZEBRAHEAD。Playmate~の頃からのファンだが、一部メンバーチェンジはあったが、現在もスタイルを変えず縞馬印の良質な音楽を届けてくれているのは嬉しい限り。今回もベストオブベスト+マンウィズとのコラボ曲での飛び入り(お祝いケーキ付き)でお腹いっぱいのライヴ。途中Mattyのマイクの調子が悪かったりしたが、そこも勢いで乗り越えられちゃうのが彼ら。思えばJustin時代より長くバンドにいるわけで、バンドとしての状態も非常にいいように感じました。

散々声を出したところでしばらく休憩。FEAR, LOATHING AND LAS VEGASとMAN WITH A MISSIONは後ろから。最近のフェスでは必ずと言っていい程出演しているので、何度も見る機会はあるのですが、正直これといった新しい発見がないのですね。ラスヴェガスは相変わらずの血管ぶち切れそうなテンションで突っ走るところはさすがに凄いと思います。声帯とかそれなりに大事にして欲しいわマジで。

で、最後の2つはじっくり観ようモードに切り替え後ろからまずRANCIDを観戦。誰でも知っている大御所中の大御所ですが、個人的にどうも接点がなく、しっかり聴いてこなかったバンドです。ただ、改めて観てみて、まぁカッコえかったですわ。今までにパンスプで見たTOY DOLLS, FACE TO FACE, SNUFF等のレジェンド枠にはいい意味でまだ入らない、現役感バリバリでありつつも凄まじい存在感を放っていました。MCはほとんどなかったですが、...And Out Come The Wolvesアルバムから20周年であり、日本に来るようになってからも20周年であるという趣旨のコメントがされていました。人間味も兼ね備えた根っからのパンク野郎。まだまだ活躍は続きそうです。Ruby Soho、今更ながらで恥ずかしいですが、いい曲でした。

ということでだらだらと綴ってきたレポもいよいよ大トリ、FALL OUT BOYです。彼らUnder The Cork Treeからのファンで、当時のパンク全開の感じも好きでしたが、近年のリズム重視のダンス志向も嫌いではないです。メロディーは相変わらず素晴らしいし、何よりパトの歌唱力がアルバム毎に良くなっているのが素晴らしい。あとドラムがメタルっぽいのもいいですね。
ライヴはそのパトの歌唱力に引っ張られる形で、ニューアルバムの曲も多く披露され、The PhoenixからSaturdayまでを1時間半程度で駆け抜けました。ライヴとして特筆すべきところはない、と言ってしまうとネガティヴに聞こえてしまうかも知れませんが、逆に安定しているという意味で捉えていただければと思います。ここに何かプラスアルファが乗ってくれば更にとんでもないバンドになること間違いなしですがね。今回の単独は行きませんでしたが、たまには小さいハコで観てみると印象が変わるのかも知れません。

ということで今年も無事に一日乗り切りました。開催初年度からの皆勤フェスってのもなかなか貴重なわけで、こうなってくるとビニールシート持参ででも年取っても参加し続けるしかなさそうです。

§ぽっぷびぃと§






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Last updated  2015.05.02 16:42:34
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