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カテゴリ:live talks
屈強な男達が奏でる荘厳で濃密な2時間半

MACHINE HEAD。Rob Flynnが率いるメタル界のトップランナーが単独公演を行う、しかもAn Evening with MACHINE HEADということで2時間半にも及ぶ長時間のライヴということで、バンドより客側の体力がもつのかどうかという不安にさいなまれながらも、こんなスペシャルな機会を見逃すテはないということで行ってきた。当初2日の木曜日に行われる予定だったが、Robが中耳炎を発症し、東京公演のみ6日に延期された。6日に同じ場所が空いていた奇跡に感謝しつつも、Robの体調が心配ではあったが、土曜日の大阪、日曜日の名古屋を無事に2時間半突っ走ったとの情報を確認してとりあえず安心して当日を迎えた。

MACHINE HEADはフェスでは何度か観ていたし、SLIPKNOTの前座で観たことはあったが、単独ライヴに行くのは初めて(と記憶している)。個人的には、90年代のデビュー当時はモダンヘヴィネスのトレンドの一派との捉え方をしており、その後ヒップホップ要素が入ってきたあたりから若干興味を失っていたが、起死回生のThrough Ashes of Empireの発表、その1曲目のImperiumでの爆発力にぶっ飛び、その後は長尺な曲が増えるも安定したクオリティを保っており、再びファンになったという次第。ボクにとってRobは、SOULFLYのMax CavarelaやHATEBREEDのJamey Jastaと並び“人生の教訓的な歌詞が胡散臭く聞こえない”人物の一人だ。

そんなこんなで会社も早めに上がり、しっかり私服に着替えて臨んだ当日。物販も入場前に行われていたし、入場もすんなり、超満員というわけでもなかったのでフロアには簡単に降りることが出来た。客層は若くもなく年寄りでもなく、みたいな感じ。それなりに女性もいた。ステージには赤を基調としたバックドロップと両端にもバンドロゴのドロップ。ドラムは一段高いところに設置されており、今夜が100%MACHINE HEAD尽くしであることがひしひしと伝わってきた。開演前のBGMは通常より大きめの音量でかかっており、PANTERAやBLACK SABBATH, SLIPKNOT等の王道が続いた。

開演時間を20分ほど過ぎたところで場内が暗転し登場したバンド。Imperiumからスタートだ。Hear Me Now, Words I Vow, No Fxxkin’ Regrets!!は当然ながら大合唱。心配されたRobの体調も観ている限りは心配なさそうだ。

ここから2時間半にも及ぶ狂宴が繰り広げられるわけだが、セットリストは大阪、名古屋と数曲変えており、東京のみの演奏はBeneath the SiltとA Thousand Liesだった模様。ただ、不勉強でこの2曲は知らなかったので、特に2曲目は1stからのノリの良い曲だったのだがその場ではポカンとなってしまったのが不覚だった。

ということでこの日のセトリは以下の通り。

1. Imperium
2. Beautiful Mourning
3. Now We Die
4. Bite the Bullet
5. Locust
6. From This Day
7. Ten Ton Hammer
8. This Is the End
9. Beneath the Silt
10. The Blood, the Sweat, the Tears
11. A Thousand Lies
12. Darkness Within
13. Bulldozer
14. Killers & Kings
15. Davidian
16. Descend the Shades of Night
17. Now I Lay Thee Down
18. Aesthetics of Hate
19. Game Over
20. Block
21. Halo

個人的なハイライトはThis Is The End。このあたりでほぼ1時間は経過していただろうが、加速度的に増すスピードが抜群に心地よい。この曲はとにかく凄まじいわ。

フロアにいたこともあって、観客の盛り上がりもよく、かなりの頻度で真ん中ではサークルピットが発生していた。
Robは2回程長いMCを挟んだ(どこでだかは忘れた)。1回目は、5年ぶりの来日であること、今回の2時間半のセットリストを北米でやり、オーストラリアでやり、日本やタイ、台湾でもやることにしたわけだが、始めはこんな長いセットはクレイジーだと思ったが、前に進むためにやった。そして凄く好評だった。という感じの内容だった。そして自分たちが始めた音楽で世界中を回ることができ、人に影響を与えるということができていかに幸せかということ、更に個人的には初来日前からウルトラマンやゴジラ等の日本のフィギュアが大好きで、初来日の時には買い物をしまくったとの話も。
そして2回目のMCはAesthetic of Hateの前。BEAST FEASTに出演した彼らはPANTERAと同じステージだった。その日がPANTERAとしての最後のステージだった。ライヴ後にHARD ROCK CAFÉでDimebagとひたすら飲みまくったというエピソードを披露。個人的にその場にいたボクとしても感慨深いものがあった。特にゆっくり喋るわけでもなかったが、非常に分かりやすい英語で、観客も随所で反応し、拍手を送っていた。

とにかくこの2時間半のライヴ。当然ながら中弛みしてしまうんではないかとの懸念はあった。しかし、結論的にそれがなかったのは、やはり彼らの楽曲のよさ、緩急の巧さ、そして全力投球で挑んでくる彼らのライヴに対する真摯な姿勢、というところがパッと思いつく要因だ。本当に中弛みというものを感じさせないライヴだった。

Lead GuitarのPhilと新加入のba.のJaredも屈強で長髪の風貌であり、3人がフロントでヘドバンをする様は、これぞメタル、と唸ってしまうような光景だ。一段高いところでほぼスキンヘッドのDaveが叩いてるってのもまた絵になる。とにかく演奏に関しては文句のつけようのないまとまりだ。

Davidianで本編をしめ、アンコールの最後はHaloでしめた。Haloのドラマティックで緊張感のある展開は最後を飾るに相応しい曲だと思う。観客との一体感も抜群なライヴであり、心地よい疲労感と共に帰路についた。現在47歳でこのマラソンライヴをやってのけてしまったMACHINE HEAD。先日2度目の北米ツアーも発表されていた。過酷なツアーをこなしながらも良質なアルバムを創作し続けるこのバンドは今一番脂がのっているのかも知れない。近い将来再び彼らのライヴが観られることを願いながらLet freedom ring with a SHOTGUN BLAST!!

MACHINE HEAD are: vo/g. Rob Flynn, g. Phil Demmel, ba. Jared MacEachern, dr. Dave McClain

§ぽっぷびぃと§






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Last updated  2015.07.28 17:53:39
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