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カテゴリ:live talks

だいぶ間が空いちゃったけど、ヒップホップ門外漢のライヴレポいってみよ~

今回の彼らのツアーは各地でヒップホップ界の重鎮とコラボするというもの。さすがのボクでも名前ぐらいは知ってるような大物ばかり。今までライヴでは曲単位も含めて、ほぼゲストを呼ぶということをしてこなかった彼らにとって、今回の企画は満を持してという部分があっただろう。
そんな東京のツアーファイナルは日本のHIP HOP界の首領ZEEBRAということで、当然ながらリキッドルーム程度の会場はソールドアウト。ボクはたまたまいい整理番号が取れたので、入場してすぐに、正面の後ろの方にあるテーブルの場所を確保。よっかかりながら観られるからいいと思ったんだけどこの選択が思わぬ効果を発揮することに。

最初はZEEBRA。開演時間の1900を過ぎてもあまり始まる気配がなく、10分、20分と経つにつれて、何やらスタッフがステージに現れ機材をいじり始める。。。ということで機材トラブルでまさかの40分押しでしたわ。まあ楽器のこと全然分からないけど、ギターとかベースとか使ってるバンドに比べてターンテーブルとマイクだけのセッティングなんか大して複雑じゃなさそうだけどこういうことあるんだね。開演遅れなんて久々に体験したわ。ということでテーブルに寄りかかることが出来ていたのでずっとDAZNで野球見れたし、疲れもそれほどじゃなくてよかったわ~。
そんなこんなでZEEBRA1時間程度でクラシック中心にやった(らしい)。曲はほぼ知らない。そんなボクでも、48歳(らしい)彼の貫禄と器の大きさとかっこよさと全部入ったライヴなのが見て分かる。特徴のあるダミ声もいい感じ。ZEEBRA初心者にも気を遣ってか、ノリのいい曲を中心に選んでくれたのかも知れないけど”say ey o”ってやつが多すぎるのが若干気になったかな。盛り上げるために使ってるのは分かるけど。ちなみにDJとは昔からのコンビだそうで、ほとんど喋らなかったし、あまり印象はない。DJが楽器のひとつであることはCREEPY NUTSに散々教えて貰ってるとはいえ、スクラッチ以外の凄さがやっぱり分からないんだよね。ギターとかと違って分かりにくいし、トラックのつなぎとかまで聞き分けられるほどマニアじゃないし。ということでどうしてもヴォーカル中心に聴いちゃうのは仕方ないのかも。そんなZEEBRAさん、ライヴの構成は歌いながら喋りも入れつつという流れ。MCも余裕の内容で笑いも取りつつしっかり盛り上げる。
HIP HOPの歴史を教えるためにクラシックの曲流すとか初心者にも優しいヤツもあった。全体を通じてとにかく温かく包んでくれる雰囲気が随所に漂っていた。完全にスターだったよね。ステージング、全体への配慮、盛り上げ方。全てを知っている感じ。技術に関しては分からんけど。今回こういう形ではあったけどレジェンドの一人を観ることができたのは本当にいい機会だった。そしてその流れで来月はRHYMESTERも観てみます。

で、10分ぐらいのセットチェンジでCREEPY NUTSがスタート
セトリ
刹那
トレンチコートマフィア
ビートクソ→Monster Vision→マジでハイ
よふかしのうた
シラフで酔狂
みんなちがってみんないい
紙様
聖徳太子ラップ→メジャーデビュー指南
助演男優賞
合法的なトビカタのススメ
だがそれでいい
未来予想図
生業
アンコール
I'm Still No.1
阿婆擦れ

スポットライトを二人にあてての静かな曲からスタート。
この3年で観るのは5回目だけど、そもそもひとつのアーティストを追う楽しさってのを初めて味わってるね。その人気が加速度的に伸びていくのも肌で感じることが出来てる。こういうことやれるのは日本のアーティストじゃないとだよね。昔に比べて客に歌わせるパターンも増えたけど、客もしっかりついてくる。これが人気が出るってことなんだよね。あとは彼らの曲はとにかく言葉数が多いから、以前は1曲ごとに軽く休んだり、トークを入れたりというスタイルだったのが、今回は数曲歌い続けるというかなり過酷なセトリだったけど、R-指定はそれも見事にこなしていた。あと松永の手数も間違いなく増えているのもよく分かった。やっぱZEEBRAとの競演ということで気合いが入りまくってたのかも知れない。
定番の聖徳太子ラップは7つ。完璧にこなした。そしてその流れから最後に自分の曲につなぐあたりも新機軸を見せていた。
凄かったのはみんなちがって、みんないい。この多重人格ラップはマジ神懸かってるわ。やったりやらなかったりする曲でもあるので今回聴けたのは貴重だった。
そして、今回のツアータイトルでもある生業で本編締め。まだ音源出てないけど後半にはエミネムばりの高速ラップがぶちかまされる凄い曲。
そしてアンコールでのZEBBRAとのセッションはIm Still No.1。ヒップホップの地位向上を目指していくと宣言して、楽しそうに掛け合うR-指定。かなり感激のご様子。ラジオでよく言っているが中学高校における1年生と3年生という関係。ハンパねえ存在だと。好きすぎて、本人に何かあった時は完コピできると。ラジオでも喋ったりイヴェントやったりしてるけど、R-指定はヒップホップの知識とそれを分かりやすく表現できる能力にも凄く長けていて、その分野ではポスト宇多丸にもなり得るんじゃないだろうかと思うほど。
そしてライヴの最後を阿婆擦れで締めた。そしてライヴ終了後にMV公開。

 

前回のスポットライトでもやったパターン。個人的にはあまりピンときてない曲だったけど、ライヴで聴くとカッコいいね。
ということで、とにかくまだまだ成長を見せるCREEPY NUTS。個人的にヒップホップにどこまでハマるかは分からないけど、彼らに関しては特別で、追っかける楽しみ、そして次は何が来るかを想像する楽しみも与えてくれた。そして重鎮ZEEBRAの存在感。この企画はこれからもあるようで、楽しみしかないよ。

CREEPY NUTS are: R-指定(vo.), DJ松永(turntable)

§ぽっぷびぃと§






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Last updated  2019.04.26 20:46:02
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