|
カテゴリ:live talks
初来日公演のインパクトをしっかり残しつつもサマソニへの更なる期待を感じさせる見事なライヴ
こちらも終了して2週間経つけど、記録として残しておく。セトリはこちら ZITTI E BUONI IN NOME DEL PADRE MAMMAMIA Beggin' CORALINE Close to the Top SUPERMODEL FOR YOUR LOVE Touch Me I WANNA BE YOUR SLAVE Womanizer I Wanna Be Your Dog LIVIDI SUI GOMITI Le parole lontane I WANNA BE YOUR SLAVE
ちょうど1年前に音楽通が騒ぎ出したのを記憶してるけど、そこから1年でこの社会現象ですよ。勿論デビューとかイタリアとかルックスとかの付加価値はのっかってるとは思う。ただ、それを加味しても、こんな時代でもロックバンドがここまで盛り上げることを証明してくれた、という意味でも彼らの登場は凄く重要だと思っている。そもそもイタリアのバンドって全然知らないんだけど。プログレバンドが多い印象はあるけど、あとはRHAPSODYぐらいだよな。馴染みがあるのは。国的にもどんな音楽が流行ってるのか全く想像がつかない。 で、正直に告白すると、ちょっとこの流れにのっかってるところもあって、確かにZitti e Buoniには衝撃を受けたけど、その他の曲も全部好きって感じのスタンスではないんだよね。メタルでもハードロックでもないジャンルだと思うので、"もっといいバンドはまだまだいるよ"とも思ってた。という客観的な面もあるリスナーであることも書いておく。ただ、こういう勢いのあるバンドを勢いのある時に観ておくことの重要性ってのは身をもって感じていて、音楽性は全然違うけど、先日NEMOPHILAを観た時に感じたものとそこは全く同じなんだよね。 ということで会場の豊洲PITに着いたのは開場してすこしたったくらいだったかな。これちょっと話はそれるけど、最近の会場ってその日開催のライヴの看板立ててる所減ってない?あれを撮るのがひとつの記念みたいなのが勝手にあるので、この会場も全然そういう看板ないのが残念。そういう点で一番よかったのは新木場Studio Coast(R.I.P)だよね。あの文字差し込んで作る看板大好きだった。 それはさておき、割と早い整理番号をゲットできていたので、入場してTシャツもサクッと買えて、あとは場所取り。じっくり観たかったこともあって会場の真ん中あたりのステージ向かって左端に位置取りした。観客は、予想通り、というか予想以上に若い人も女性も多い。ボクが普段行くライヴでは見かけない方々。しかもバンドTシャツを着てない人も多くて普段着みたいな人も多いのが、いかに彼らが一般層に浸透してるかの表れだよね。今回のライヴは当然即完だったと思うけど、8割ぐらいのキャパに設定したのかな。ギチギチって感じではなかった。 SEがかかり、バラバラと登場したメンバー。一発目はZitti e Buoniだ。セトリは先に書いてる通りなので1曲ごとに書くことはしないけど、いきなりZitti e Buoniで始めちゃうセトリって、結構攻めてるよなぁと思った。この曲って最後の最後にやる曲でもいいと思っているので。もっと言えばいわゆるシングルヒットであるSupermodelとかMammamiaとかを前半で惜しげもなく披露しちゃってるんだよね。これって結構衝撃で、逆に言うとバンド側からの"キラーチューンが出来るのはまだまだこれからだ"っていう声明のように受けとっちゃったりして、よくありがちな、"あ~、本編はコレで締めて、アンコールはアレれとアレね"みたいな概念をぶっ壊す感じで凄く好印象だった。 一方でI wanna be your slaveを2回やったのは意味がよく分からんかったな。勝手な想像で、曲数が足りないけど90分はやってくれ、みたいな契約になっていて無理矢理延ばすためにやったのかな、とか思ったりしたけど、これだけダイナミックなライヴなら、多少時間が短くても十分満足できただけに、ちょっと残念だった。 そのライヴ自体は、充分に満足できるもので、若さと躍動感が溢れるエネルギッシュなライヴだった。フロントの3人は本当によく動くし、息もピッタリ合っていた。音もよかった。まだデビューしたてとは言え、今までのライヴでしっかり鍛えられてるんだろうと思ったし、貫禄すら感じさせたよね。イメージ的にヴォーカルとベースに目がいきがちだけど、ギターとドラムも十分キャラ立ってて、バンドとしてのまとまりが凄くあったと思う。まさにライヴバンドとしての実力も充分あるということを証明した。 ヴォーカルは日本語も交えてコミュニケーションもしっかりとっていたし、進撃の巨人が好きらしく、心臓を捧げよを一節歌ったりもして、見事なフロントマンシップをみせていた。 そんなこんなで90分。ボクみたいな一歩引いた目で観ていたファンもしっかり満足させられましたよ。 今回の来日の組み方として見事だったのが、この日の2日後にサマソニのマリンステージの舞台が用意されていたことだね。ライヴハウスでのライヴで、スケール間を感じたあとに、そのスケール感をそのまま感じられる巨大ステージでのライヴを観られるってのは最高の流れだったし、既に観終わってるから書くけど、サマソニのステージでのライヴはこの日より更に素晴らしかったという結果が待ってたからね。 あとは、とにかく、ありがちな、売れすぎて、ツアーやりすぎて、空中分解、みたいなのだけは本当に避けて欲しい。今の時代の宝だからね。次のアルバムで曲を増やして、またひと回りもふた回りも大きくなって帰ってきてほしい。それができるバンドであることは今回この目でしっかり確認したからね。 Måneskin are: vo. Damiano David, ba. Victoria de Angelis, g. Thomas Raggi, dr. Ethan Torchio §ぽっぷびぃと§ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.08.31 15:42:02
コメント(0) | コメントを書く
[live talks] カテゴリの最新記事
|