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社長室 業務日誌

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2004/05/01
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カテゴリ:僕の業務

なんで、ヤリ損なったんやろう? 

ずーっと考えながら運転している。
いや、Bに関しては、フラれたというより、イージーミスした、という方が正しい。

じゃ、なんでイージーミスしたんやろう?

振り返ると、
「このM&A相手がベストなのか、チェックしたい。登録者リストを作ってほしい」
とお客様にいわれていた3月末頃。
その時点で、登録者リストをつくってれば防げたミスだ。
また、つくって、自分なりに結果を分析すれば、防げたミスだ。

前回、僕は出資者のために働いているつもりはない、と書いた。
しかし、そこには、最も重要な項目が欠如していた。

もう、そこに全てが表象されてる。
持ち合わせていなければいけない、あるべき意識が欠如していたんだ。

『(9)コストの妥当性』の次に、必ず記されないといけないもの。
『(10)採算』だ。

今回、この最も重要な項目への注意を怠っていた。
「出資する前提」とどこかで勝手に思い込んでいた。
だから、完膚なきまでに叩きのめされてしまった。

僕は、この一年で、executionマシーンに成り下がっていた。
誰に命令されるでもなく、勝手に成り下がっていた。

これに思いを馳せることを、僕は最初から放棄していた。
そう、最初からだ。全く気が回らなかった。

これに思いを馳せなかった。もう、ハナから、完全に眼中に入ってなかった。

なぜ? なぜ、思いを馳せ切れなかったのだろう。

第一に、慢心だ。
慢心からきたミスだ。『(9)採算』を書き忘れ、
「出資者のために働いていると思ってない」なんて、平気で書ける、その慢心。
ちょうど一年経過し、それなりに馴染んできた。
そこから生まれた緩慢さ(緊張の喪失)からくる慢心。
おごり高ぶるのではなく、ただ単純な馴れからくる、
本当にもう、ごくごく低レベルな、単純なる慢心。

第二に、自ら考えることを放棄していた。
出資者サイド出身とは思えない、相当の意識欠如。
本来は僕達が一番最初に気づき、提言を行うべきポイントではないか。

僕は、この一年で、executionマシーンに成り下がった。
極端に言うと、パワポマシーンだ。
誰に命令されるでもなく、勝手に成り下がった結果、
「自らが出資者だったら・・・」と
思いを馳せる、頭を使う、その意識を放棄していた。

その結果、本件で、最もお客様が気にするであろう『総資産の増加』。

・「いかにB/Sを構築する」ことにつながる話
・大きな借入を招き入れる結果になる 
・B/Sの肥大化につながる話
・他の投資機会を4~5個見逃す結果になる。本当にいいのか? 

→ 本件は、本件に限った単純なエクイティベースのROIじゃなくて、
  事後のROA(対金融機関交渉はB/Sでの勝負となる)
  も、投資家にとって重要な指標である


最初からやり直しだ。マインドから建て直す必要がある。

以上






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Last updated  2010/02/01 08:25:39 PM
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