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社長室 業務日誌

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2004/12/11
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カテゴリ:基本的確認事項

『世界ふしぎ発見! ~空海 天才の謎~』を見た。

空海は中国から密教の知識を会得、
帰国後、その知識をフル活用して、人々にいろいろな幸福をもたらした。

とても大きな仏教の一つの真言宗・高野山の開祖である、
メッチャ達筆(字が上手)である、
などでも有名だが、彼には、その他にも功績がある。


(1)
全国にて多数の泉を掘り出し、
その水は、ミネラルやその他栄養素を多く含んでいるため、
口に含んだ病人やケガ人を治癒した。
その泉から湧き出る水は「弘法水」と呼ばれている。

(2)
和歌山県名産の「備長炭」は、
窯に穴を開け、そこから何かするといった
特別な製法を経ると「白炭」ができる。
その穴のことを弘法穴という。
この備長炭は、ミネラルやその他成分を多く含んでいるため、
日持ちがよく、火力が強く、消臭効果が高い。

(3)
水銀鉱山を多く発掘したほか、
水銀の優れた溶金性を活かした金箔製造法を伝授し、
奈良・東大寺の大仏建立に貢献した。

まばゆい黄金で包まれることによって、
大仏はその巨大さ、その美しさなど視覚的効果を高め、
人々の畏怖心、感動を引き起こし、
仏教の急速な普及に一役かったことだろう。


ーーーーーーーーーーーーーー


彼が現われ、伝説を残していたり、
彼が建立した寺院の近くには、全て水銀鉱脈が発見されている。

高野山や、お遍路さんで有名な四国88ヶ所めぐりのほとんどの場所は、
地球上でも稀に見るほどの水銀鉱脈のライン上にあるそうだ。

彼の活躍のキーワードは、
”ミネラル、水銀など鉱物・鉱山知識の活用”
といっても過言ではない・・・。

ちなみに、「讃岐うどん」を生み出したのも空海である。


―――――――――――――――


「仏教を急速に広めた=人身の安定・平和をもたらした」
のは、彼が人々の心を掴むことができたからだ。

この番組を見るまでは、
伝える仏教の内容が優れているから、人々の心を掴んだ、
と思っていた。


でも、たぶん、違う。


多分、「ミネラル関連の知識」によって、
目に見えるベネフィットを見せつけたから、心を掴んだ。
と言って、間違いないと思う。

信用できない・尊敬できない人の言うことは、誰も聞かない。

まず、驚かせ、畏怖させ、聞く姿勢を持たせてから、
アドバイスや説教しないと、人は聞かない。

彼は、仏教そのものの知識ではなく、
それ以外の知識によって、尊敬を獲得したといえる。

確かに宗教は人の心に安定をもたらす。

しかし、実際には宗教の発展の副産物としての
医学、建築、家具(インテリア)、絵画、料理、酒、
お祭り、音楽、ダンス、ファッション、拳法、剣法、
など生活レベルの向上や、
楽しさに直結する文化的活動が、実際には人々の心を掴む。

その証拠に、
そういえば、とても広まった宗教や政治・王朝には、
必ずそういったものが残っており、文化遺産となっているではないか。


―――――――――――――――


無理やりだが、仮説をつくってみよう。

(仮説)

「人に言うことを聞いてもらうには、
 その人自身のやる気/聞く気がないと無意味」

 ⇒ まずは、聞いてもらう姿勢になってもらってないといけない。



「人に言うことを聞いてもらうには、
 自分が、圧倒的に尊敬される必要性」



具体的には、
「自分の生活をよくしてくれる人」
「おもしろいこと/楽しいことを教えてくれる人」
と印象づけること。


また、
「それらの印象づけや、サプライズは、
 初めて会った瞬間に行うこと」
(=現代的に言えば、相手と初めてする仕事に全力を集中する、
  ということになるでしょうか)


もし、そういうプロセスを経ずに、
いろいろな指摘や、アドバイスをしても、
ただの理屈っぽいオッサンにしか過ぎないのである。


――――――――――――――


空海は、仏教知識の前段階で、「ミネラル・鉱山知識」を用いた。

一旦、評判をつくった後は、評判が評判を呼び、
そら楽に事業を展開しただろう。


――――――――――――――


空海の場合は「ミネラル・鉱山知識」だった。

僕の場合は、なんだろうか? 
ここで一度、自分の棚卸をしてみた方がいい。


以上








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Last updated  2010/02/02 05:40:54 PM
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