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社長室 業務日誌

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2006/03/07
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銀行や商社が、
1965年あたりから組織が膨張しても、
1990年まで皆が大満足したのは、
事業自体が膨張していったから、だと思います。

会社は大きくなればよい。
でも、個人として突き詰めると、
会社のステージどうこうより、自分の給料・ポストだから、
それが満足されることも伴っていた。
だから、会社愛もあった。

端的に言うと、ポストがあった(つくった)、
増える給料の原資があった(つくった)から、と思います。

だから、僕達においても、2020年に40歳になる人を、
海外や、新規事業にに出て行く先兵隊として
送り込めばいいのではないか。

送り込めるよう、研修制度を作り上げればいいのではないか。
それで、仕上がらない/使えないのであれば、もうしょうがない。

――――――――

1965年~1990年にかけての銀行や商社の成長パターンは、
ちょうど、その期間に、
30歳だった人が55歳になった人(以下、A世代と呼ぶ)
にとっては最高の流れでした。サラリーマン人生として。

しかし、残念ながら、同じ期間に、
15歳だった人が、40歳になった人(以下、B世代と呼ぶ)は、
最後の10年間を、1990~2000年という
冷たい時代にはまってしまった。
50歳くらいでリストラされたり、割を食わされてた、という感じです。

B世代は30歳くらいのときに、40歳のA世代とチームを組んだ。
A世代の命令どおりに、エグゼキューションを行なった。
命令をこなすための研修はあったかもしれないが、
自分で作り上げる、危機回避するための研修はなかった。
で、全員が、はまり込んだ、という感じがする。

B世代は、A世代とほとんど貢献度が変わらないはずなのに、
A世代だけ得して、B世代が割を食った。
理由は、そういう組織デザイン・報酬制度だったから。
加えて、そのことにB世代が気づかなかったから。

その責任は、必要なスキルをつけなかった本人も悪いけど、
何も考えていなかった会社も悪いと思う。
(※但し、最終的には、本人が悪い)

――――――――

トヨタやホンダが、世界で勝ち進んだのは、
人材育成にポイントがあったのだろうか? 

現地採用が奏功した、のであれば、
人材はその場その場の使い捨て、ということになる。

まず、それを知りたい。

過去の企業が、「使い捨て」なのであったならば、
「使い切って」勝ち進む方法を考えたい。

で、考えて、考えて、
それでもなお「使い切る」発想で限界があるのなら。
つまり、個人の成長スピードが、企業成長のボトルネックと
なってしまうのであれば、
そんなことは「甘いこと」になってしまう。

しかし、もし、そうであるなら、
僕達は、なぜ、働くのだろうか。今、ここで。

今日・明日の給料が欲しいから、働くのか? 
そういった短期的視野でもいいんだけどなあ・・・。

自分が「使い物」にならなくなる、その日に判断すればいいのだろうか。

ここでは「使い物」にならないけど、
「使い物」になる新しい場所を、その日に見つければいいのだろうか。

それって、ちょっと、さびしいな。

もう少し、考えてみよう。

以上









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Last updated  2010/02/03 11:42:48 AM
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