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社長室 業務日誌

社長室 業務日誌

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2006/05/25
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カテゴリ:僕達のミッション

この春から社長室勤務になって、もうすぐ2ヶ月経つ。
社会人10年目の最後の年に、この部署。

社長室は、経営企画室と、どう違うんだろう? 

どうして、僕は「社長室」になったんだろう? 
どうして、経営企画室は、社長室に吸収されちゃったんだろう? 

―――――――――――

なんのために、うちの会社に入ったんだっけなー? 

「すばらしい会社づくり、に参加したい」

ということだったように思う。

「あの人と、働きたい」
というのが第一義だったけど、より正確には、
「あの人と、素晴らしい事業・会社づくりをやりたい」
ということだったように思う。

さらに言うと、
「そのプロセスを経て、もう一度、それを再現できるようになり、
 次、自分が見込んだ人と組んで、再現する」
ために、ここに来たのだ。

―――――――――――

前職で、何があったときに嬉しかったか、というと、

 ・相手に、参加・貢献できてる、と感じたとき。
 ・特に、自分の力を100%出して、参加・貢献できた、と感じたとき。

だった。

何もしなくて、いい結果になった、というのは、あまり嬉しくなかった。
ということは、僕は、結果でなく、プロセス重視な人、なんだろうか。

両方だと思う。

自身の担当顧客に対しても、
自身が勤める投資会社、所属チームに対しても、
「すばらしい会社」、「すばらしいチーム」、「最高のパフォーマンス」
になれるように取り組むこと、それ自体が好きなんだと思う。

なんか、こう、僕もフル・コミットするけど、
隣の奴も同じことにフル・コミットする。
そして、物事が少しずついい方向に動き出し、そしてうまく行く。
そして、みんなで喜ぶ。そんな感じのことがやりたい。
今まで、満足できたのって、1回くらいしかない。

一人でやっちゃったのはたくさんあって、
その結果に満足してるけど、プロセスに満足してない。
それ以上に大きな仕事はできないからだ。

何人かで結束してやると、
交代したりできるから、長時間のプロジェクトにも耐えられる。
同時並行で複数のアクションプランを進められる。
だから、大きなことができる。
何か大きなことを成し遂げたり、変えたりするには、
価値観が統一された複数人の仲間で取り組む必要があるのだ。
一人では、できない。

―――――――――――

社長室も、経営企画室も、
「すばらしい会社」をつくるための部署。
ということは一致していると思う。

なぜなら、社長直轄部署、というのは変わらないからだ。
彼は「すばらしい会社を、つくりたい」と言った。
僕達は、それを実現する。

「目的」は変わらない。
ならば、その関与度・関与方法など、
「手段」が変わる、ということか? 

―――――――――――

「すばらしい会社」とはなんだろう? 
目的(対象)を細分化し、
さらに個々の達成へのアクションに分解すると、

(1)すばらしい事業
 ⇒ 強い事業・サービスをつくる

(2)すばらしい経営者・労働者
 ⇒ 優秀な奴を、仲間に引き入れる

(3)すばらしい組織制度・報酬体系
 ⇒ その優秀な奴が納得して、フルコミットできる
   切磋琢磨し、フルコミットしたくなる・せざるを得ない
   そんなルール・仕組みをつくる
 ⇒ 集めた人材が、どんどん勝手に動いていく

の3つじゃないかと思う。

―――――――――――

昨年まで、経営企画室は(1)だけをとにかくやる、という感じだった。

(目的)
「個別事業レベルで、強い事業・サービス をつくる / に変える」

(手段)
自前立上げ・強化でも、外部との提携・投資・買収でも、手段は不問。
ROI基準だけに従う。

ただ、その行動原理・背景には、

「強い事業・サービスづくり を 徹底すれば、
 素晴らしい会社に(自動的に)なる」

ということを、信じてやっていた気がする。

―――――――――――

どうして、僕は「社長室」になったんだろう? 
どうして、経営企画室は、社長室に吸収されちゃったんだろう? 

今までは、経営企画室として、

「個々の事業の最適化・最速化の追求、
 その個々のプロセスの集合体が、素晴らしいグループ・組織をつくり上げる」

そう信じて、ある意味、
盲目的に個々の事象に取り組んできたけど、
その結果、すごく大きくなってしまった。

バラバラとは言わないが、
ただのコングロマリットにしたくてやったわけじゃない。
これを統一・横断的なサービスになれば、
すごい便利でいいな、と思ったからで、
また、それはできる、と思っていたからだ。

統一・横断的なサービスにする、のがゴールではなくて、
そうした上で、さらにスピードが加速しなくてはならない。

矛盾してる。けど、でも、そうしたい。
じゃなければ、バラバラの方がいいじゃん、となってしまう。

そのためには、それ相応のマネジメントが必要だろう。
「全体のバランス」に基づいたコンダクターというか、
ディレクションが必要なのかもしれない。

事業が違えど、帰宅時間が違えど、ビルが違えど、一体感を持つための何か。

必要かもしれない、というか、いや、絶対必要だろ、そう思う。
誰かがやらないと、いけないと思う。
それをやるのは、社長だ。それは社長しかできない。
そうすると、そんな社長を、手伝うのが「社長室」。
ということかな? 

―――――――――――

そのための組織が必要だし、
それを動かすための制度・ルールが必要かもしれない。
今は、ないから、つくらないといけないのかもしれない。

でも、個々の事象が、全体の方向性に ”規定される” ということではなく、
もっと、こう、より、相互に、よい影響を与え合う何か。
隣を見合って、スピードが落ちるのではなく、
助け合うとかじゃなくて、
自分の船は最高速度をドンドン上げる。そしたら、全体の速度も上がる。
そう、そんな立てつけ。

そんなキレイ事だけじゃなく、妬みや敵対が仮に生まれたとしても、
その負のエネルギーさえも、成長につながってしまう、そんな立てつけ。

そういうのって、組織制度や報酬体系だけでは生み出せないだろう。
魂となる「価値観」かな。潜在意識レベルでの行動倫理というか。

めっちゃ強いスポーツチームが、強くなる過程に似てるかもしれない。
そこに、そこそこの素質を持った奴が入部すると、
どんどん染まって、素質が開花するだけでなく、
さらにそいつのせいで周りの奴もレベルが上がっちゃって。

―――――――――――

もう何千人もの組織となってしまう。
その規模の組織は、もはや一人のリーダーが発破をかけて、
ギアチェンジをして速度を上げたり、高速な巡航速度を保つ、
といったことが、どんどん難しくなっていく。

リーダーという1つのプロペラに頼らず、
組織自身に、プロペラが何個もついてて、
そのプロペラはある共通の価値観に基づいて、自分で勝手に動いている。

さらに、その何年後には、世界中で通用する、そういう何か。
今年は、それをつくる、最初の年にしないと、いけないのかもしれない。

もし、そう出来ないなら、しばらく調整期間を要してしまうかもしれない。
目指す全体巡航速度に対して、
現在、事業・組織・制度全てにギャップを抱えてるからだ。

一つであること、は目的ではない。
目的は、強くあること。強さを増すこと。
勝手に増していく仕組みをつくること、だ。
その手段は、自由であってよい。

完全にバラバラに、個々が勝手に形をつくって、
自身だけの最適化を追求できる立て付けにしてしまうか? 

そうじゃなくて、共通の新しい何かを生み出し、定着させ、
規模が大きく、かつ、たくさんの事業から構成されるにもかかわらず、
まるで一つの生命体であるか、のような、新しいカタチを目指していくか? 

うーーん、新しい社会実験みたいだーーー
もしかしたら、社長室って、すっごい楽しいのかもしれない。

以上






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Last updated  2010/02/03 11:33:58 AM
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