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社長室 業務日誌

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2010/01/29
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2003年夏に入社し、

>株価を上げるだけがミッションじゃないけど、
>「2008年(4年後)には今の10倍=10兆円にする」のが必要だ。
>今年入社したり、今年以降に芽を出す人に”金銭的に”報いるためには。

>4年後(2008年)にもPER200倍つけてもらえる会社になってる
>=2012年には営業利益1兆円いく会社、と期待される会社になる、
> と(2008年時点で)評価されること、

が自分たちのミッションだ、と定義した。

http://plaza.rakuten.co.jp/ROIinochi/diary/200404110000/


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結果は、どうだったのだろうか。


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そもそもStrategyが青かったなあ、というほろ苦い思いと、
数字だけ見ると散々で、投資家を裏切りまくり・・・という忸怩たる思いがある。

但し、後者に関しては、こうも思う。

あきらめたわけではない。ただ「○年遅れ」なだけだ。
事実、2010年初現在、Strategy、Execution全てを建て直し、その手応えがある。

継続保有してくれた外部投資家、従業員株主には必ず○年遅れで報いる。

○+●年後には、
その遅れを取り戻して余りある保有期間利回りで報いる。

この遅れは、IRRベースではなかったものになる。
逆に、この苦渋の経験はIRRベースを上回る経験に出来る。
逆によかったです、と。

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まず、2002年までに採っていたStrategyは、
『Biz-Appli.、Traffic両面のとにかく拡大。
 (赤字企業でも買えるものを、とにかく買う)』
案件は全てヤル、みたいなノリだった。

そのStrategyに沿って250億の投下。
しかし、Returnを生むどころか、足を引っ張った。

なぜなら、Biz-Appli.、Trafficのバランス(『収益モデル』自体)と、
『経営力(経営者)』の収益性立証がないもの”ばかり”を買っていた。

Biz-Appli.は増えた。
しかし、収益ラインの数だけ増やし、
ROIを高めるための経営者(マネジャー)の数が不足が、
利回りを低下させる本質的な、構造的な問題として登場した。

また、Trafficも増えた。
しかし、同じくそのTrafficを売上に換金できる
Biz-Appli.ないし、経営力(マネジャー)が不足していた。

結果的に、ROI(株主資本利回り、税引後)は6%ぽっちに陥っていた。

これ以上、このStrategyの線上で資本投下をしても、
ダメだと判断せざるを得なかった。

株式市場もわかっていたのでしょう。
ネットバブル崩壊も重なり、上場時の1/8まで株価が落ちた。

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そして、2003年以降、チームは再編成され、
新しいStrategyとして、下記3点を推進していった。(つづく)


以上






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Last updated  2010/02/01 07:47:37 PM
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